天赦日」とは「天がすべての罪を許す」といわれる最上級の吉日。
2020年6月20日(土)は天赦日と一粒万倍日が重なる2020年で最大で最後の超ラッキーデーだそうだ。俺はさっき知った。妹と母が話していた。
そしてその翌日21日は、これまた夏至
で新月で日食で大安が揃い踏みの珍しい日。更に父の日でもある。そんな珍しい連日に起こる家族の出来事。妹のサプライズ縁談。
(ある男の日常を記て来た単話が散らばっているので、改めて幾つかの連載としてシリーズにまとめて再投稿です。2021年10月末)
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-10-29 19:00:00
3418文字
会話率:8%
アストラフト王国の王女ペリファニア・ミラは十七歳。
ささいな理由で婚約者候補をしりぞけ続けて来たために「アストラフトのわがまま姫」などと一部ではささやかれている。ミラ本人としては非常に不本意なのだが、自業自得な面もあると承知しているため
最近では諦めつつもその評価を受け入れていた。
一方、彼女の五人の異母兄は国内の安定のためにも彼女がしかるべき男性と結婚し、王位を継ぐことを切望していた。妹を溺愛するだけの父王はあてにならないと、彼らは協力して妹の縁談をまとめ上げようと決意する。
新しい婚約者候補として現れた隣国ラディの第三王子マカーリオは、理想的な貴公子のように思われたのだが……
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-10-14 10:53:30
151149文字
会話率:56%
戦国時代、美濃の斎藤道三の娘帰蝶は、尾張の織田信秀の嫡男信長へ嫁ぐことが決まっていた。妹の縁談を聞きつけた兄義龍は、妹の元へ駆けつける。しかし帰蝶の腹は、兄義龍よりもよほど据わっていた。この婚儀は斎藤家のため、美濃のためにならずば差し違える
まで。帰蝶は腹に一物抱え、尾張へと旅立つことを決めていた。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2012-02-04 17:54:08
2439文字
会話率:40%