落陽を惜しみ、空の鳥籠を掲げ、天上の輝きを手中に収めんと欲した愚者がいた――
13世紀インドのイスラム政権、デリー・スルタン朝の女帝スルタン・ラズィーヤの波乱に満ちた生涯を、彼女を取り巻く人物の目線から解釈して描いた、歴史小説仕立ての伝記
。
『スルタン・ラズィーヤは、優れた君主であった。
彼女は、聡明、公平、寛大であった。
彼女は、国を豊かにし、社会正義を行って民を安心させ、軍隊を指揮した。
しかし、男でなかったため、これらの美点は価値のないものとされた』
(ジュージャーニー)
女性君主としてのラズィーヤの人物像と、取り巻く者たちの心理、マリク・アルトゥーニヤとの関係性にフォーカスを当てています。
全9話(約3万字)毎朝8:00予約投稿折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-12-14 21:03:07
33771文字
会話率:33%
イスラムの歴史の中にも、ごくわずかながら、女性の君主が存在しました。
今回取り上げるのはそのうちの一人、十三世紀北インド・奴隷王朝の第五代スルタン。ラズィーヤという女性です。
最終更新:2022-07-22 08:48:07
4139文字
会話率:0%
いせかいいせかいぐーたら
最終更新:2021-08-21 17:09:33
942文字
会話率:27%
ハヅキ、七袖(ナナソデ)、そしてセレステ。護衛としてマギアの乙女達を預かる巡回修道士、バルキエルとオング。一同が陽王朝へ辿り着いてから数ヶ月が経ち、『寵軍の門』での生活にも慣れた頃、ハヅキは幼き日にグロシャークハウスで出会ったシャーロットが
陽王朝の禁楼(きんろう)に住んでいる事を知る。シャーロットの助けを得て、一同はついにハヅキの姉、ミツキの居場所を突き止めるのだが…交錯する双子の姉妹、2人を護る女剣士七袖、カナン王に仕える使徒(アポストロス)、陽王朝の皇帝シヴァと皇太子アスラ。そして吸血鬼(ヴァンパイア)達さえも加わり、戦いはより複雑に、それぞれの運命が絡み合っていく。
○槍の王シリーズ第1部から第3部(上)を最初にご覧頂けますと幸いです。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-09-16 20:00:00
39718文字
会話率:22%
中世インド。いわゆる奴隷王朝と呼ばれる、アルバリー朝を、インドで最初にして最後の女性スルターン、ラズィーアが統治していた。
ラズィーアの親戚で十六歳の少女、ムムターズは、宮殿で見事な歌とヴィーナの演奏を披露した十八の少年、ナーラーヤナに
心を奪われる。ナーラーヤナも、同様にムムターズに一目で恋に落ちてしまう。
しかし、ナーラーヤナは、師ニザームッディーンの下で神秘の道の修行に励む求道者でもあった。
ムムターズは、ナーラーヤナの父、ラクシュマナが、ムムターズの叔父アリーの仇であることを知らされる。
ムムターズとナーラーヤナの恋の行方は?
ナーラーヤナの神秘の道の修行はどうなるのか?
そして、スルターン、ラズィーヤを亡き者しようとする宮廷の陰謀が渦巻く。
干魃がインドの地を覆う。
ニザームッディーン、チャイタニヤ、そして日本から渡ってきた禅僧、道叡の三人の聖者は、干魃にどう立ち向かうのか?
ラズィーヤの命の行方は。
ちょっと読者を選ぶ、哲学ラノベ。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2013-08-14 14:56:18
140782文字
会話率:50%