俺はその日、地球ではないどこかで目覚めた。
目に飛び込むのは大自然、そして現実にいるはずもない……ゲームに出ていたモンスターたち。
手にしていたのはゲームそのままの力……生産特化の、前線には出れない力。
けれども、その手には可能性があった
。英雄たちの手にする物を作れるだろう力が。
最前線で戦えない? だからどうした! 俺は俺の力と工夫で生き抜いて見せる!
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ステータスもスキルも生産方面に特化し、
中堅までは無双可能な力を持ちながらボスクラスには手が出ない。
そんな彼が目指すのは……自分以外に英雄と呼ばれる人々を導くこと。
今日もあれやこれやと首を突っ込みながら、種蒔きを続けます。
芽吹いた先に、平和な日々があると信じて……。
#処女作マテリアルドライブの改稿版となります。大筋は同じですが、前以上の物を目指しますので
ぜひよろしくお願いいたします。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-11-02 19:41:37
1291987文字
会話率:42%
☆改稿版を投稿開始しています。こちらもよろしくお願いします。
マテリアルドライブ~元生産職が行く英雄種蒔き旅~(https://ncode.syosetu.com/n9489ei/)
2D時代から続き、古い歴史を持つMMORPG【マテリ
アルドライブ】
満を持してVR世界へとコンバートされ、新しくにぎわう世界。
剣と魔法のファンタジー世界、となればほとんどのプレイヤーが戦闘職で遊ぶ中、
数少ない生産職を選ぶファクト。
生産系廃人プレイとでも言うべき生活をする彼が
ある日目覚めると森の中だった。
感じるのはVRを超えた明らかな現実の感触。
手にしていたのは人を超えた生産能力とそこそこの戦闘能力。
そして、大量の物資たち。
戸惑いながらも知っているけれど知らない世界をファクトは生きることを決意する。
隠しきれない生産能力が
世界へと与える影響に半ば怯え、自重に自重を重ねて
ひっそりと生きようとするファクトへと世界のトラブルは容赦なく降り注ぐ。
時には街のおばちゃんの包丁が無意味に高性能になってしまったり、
心優しい街の兵士が手にする武器が伝説の武器のように光ったり。
自重しているつもりのファクトはいつの間にか騒動の中。
自分から首をつっこんでいるのか、あるいは彼だからこそこのぐらいで済んでいるのか。
高くない戦闘能力と、世界の謎に悩みながらも
ファクトは今日もまた、戦い続ける。
突き抜けて英雄になれるだけの力がないとわかっている
彼はどこへ向かうのか。
そして彼の手による武具が伝説となるのはどうしてなのか。
英雄は1人じゃない。
ファクトの種まきはどこまでも続く!
※168話まではほぼ1人称、それ以降に3人称に切り替わっています。
2015/09/06:本編完結しました。
2017/05/27:第5回ネット小説大賞、二次選考まで通過。最終選考落選となりました。
皆様の応援のおかげです。ありがとうございました。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2015-10-03 22:03:45
1386724文字
会話率:17%