時は大正、奉天会戦大勝利の提灯行列の夜の出来事でございます。
駆け出し野幇間である『アタシ』は、贔屓にしていただいている御隠居から、紀伊国坂にまつわる”のっぺらぼう”の怪談話を聞かされることに。
翌々日「のっぺらぼうの謎解きをする主
が居る」と御隠居を、一銭洋食の屋台に案内しようと連れ出しましたが、屋台は姿形もありません。
御隠居は「貉に化かされたんじゃないのかい?」と、化かされの慰労に『アタシ』に鰻を御馳走してくれることになりましたが、そのお座敷で『アタシ』はとんだ失敗をしてしまう事に……。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-09-21 00:02:21
9905文字
会話率:38%
大日本帝国陸軍の園成太郎大尉は、遼陽会戦や奉天会戦で活躍した日露戦争の英雄である。
だが今は、患った身体を癒やす為に兄夫婦の元へ身を寄せて、療養の為に時間を費やす毎日。
そんな成太郎は、大正への改元と敬愛する乃木希典大将の殉死を機に、一つの
決心を固める事になる…
※ 本作品は、秋の歴史2022の参加作品で御座います。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-10-09 08:05:20
1352文字
会話率:14%
明治37年に開戦した日露戦争。
その影の立役者として「児玉源太郎」の名前を知る人がどれほど日本にいるであろうか。
本書は幕末期の長州で生まれた児玉源太郎の数奇な運命と日露を開戦まで持って行き現場の司令官として奉天の会戦を勝利へと導いた児
玉源太郎の生涯について語ってみたい。
また陸軍大将としてではなく行政官として台湾をみごとに統治した彼の功績を知ってもらえれば嬉しいです。
まさに迫り来るロシアの牙から新生・日本を守るためだけに生まれたような児玉源太郎の生涯を知っていただければ幸いです。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-02-20 15:46:10
74095文字
会話率:3%
日露戦争:奉天会戦の最中、覚悟を決めて突撃したとある兵士、彼は最後敵と討ち死にしその生涯を終えるのであった
そして彼が目覚めたとき、ガラスに映る自分の姿はサボテンであった。
最終更新:2017-04-18 19:34:51
3232文字
会話率:26%