父と離れて親戚の家に居候しながら高校に通う相原奈央は、その家の一人息子である相原響紀と折り合いが悪かった。一緒の家に住む者として、少しでもその距離を縮めようと考えるも、幼い頃からの苦手意識でつっけんどんな態度をとってしまうのだった。
そんなある日のこと、奈央は学校からの帰り道にある女性に出会う。
*序章・響紀より 第7回ネット小説大賞 一次選考通過作品*(大幅加筆修正版)折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-04-22 08:23:13
546925文字
会話率:32%
僕は高校への行き帰り、毎日のように峠の同じ場所で喪服姿の少女とすれ違った。その少女は『自殺した両親を偲んで喪服を着ている』と有名で、ある日のこと、僕は友人に「毎日すれ違うのなら話しかけてみろ」と言われてしまう。その日の帰り道、僕はいつもと
は違う場所で、黒猫の死体に手を合わせる少女と出会った。どう話しかけたらいいものか迷っていると、少女の方から話しかけてきた。「黒猫を埋葬するのを手伝ってほしい」と。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-08-18 11:46:30
21449文字
会話率:49%
気に入ったものは肌身離さず持ち歩き、そのくせ何かを押し付けられることを極端に嫌う、「変人」と呼ばれた少女、新田ハヤ。
そんな彼女が「なくしもの」をした時、道路の先に見えた世界は「音のない世界」だった――。
そこで見つけた「なくしもの」の
「マガイモノ」とその取り巻き達に、取り敢えず付いていくハヤだったが……。
これは、一人の少女が、己の心に向きあう物語。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2012-01-17 23:29:08
12333文字
会話率:15%