殺し屋家業を営んでいた聖光利は、依頼元の裏切りに遭い、瀕死の重傷を負ってしまう。半ば死を覚悟していた時、突如わが身に何かが起きたことを感じながら、彼は気を失った。
そんな彼のいたのと異なる世界、アマルサスと呼ばれる国において、その国の君主
に当たる皇王『リュナウィッシュ・ファムアート』が、深夜の山の中で、国の侵略者『バグテリス』の配下に追われていた。彼女は護衛『ルーアン・アジェイレイ』と共に、国の奪還のための活動を行っていたが、上手くいっていなかったのである。
リュナウィッシュの逃避行は、ルーアンが一人、配下に立ち向かっていったことによって、なんとか成功することが出来た。そうして、逃げ切った森の中のある場所に、『ガルティック・ストゥーミー』と呼ばれる少女と出会い、更にその少女の足元に倒れている男──聖光利を発見した。
聖光利とリュナウィッシュ・ファムアートの出会いによって、アマルサスの運命は、大きく変化していくのであった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-09-17 19:12:08
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