【アイリスNEO様より1~4巻発売中】
【コミックゼロサム様よりコミック1~2巻発売中】
【月刊コミックゼロサム様、ゼロサムオンライン様にてコミカライズ版連載中】
A級冒険者のアレクは長旅から帰還し、久々に古巣のギルドを訪ねた。ちょっと
挨拶するだけのつもりが、面倒な依頼とともに家政魔導士という謎の肩書を名乗る黒髪の女を押し付けられて困惑。
しかしシオリというその女は奇抜な魔法の使い方で、温かい風呂に旨い飯、寝心地の良い寝床と、野営にあるまじき快適過ぎる環境を提供し、アレクら仲間達はがっつりとその心を鷲掴みにされることになる。
すっかりシオリに惚れ込んだアレクは、日々を生き抜くことに必死な彼女を口説き落とせるのか。
下記設定に抵抗のある方はご注意くださいね。
※主人公組は三十代前半です。その他の主要キャラクターも年齢設定が高いです。
※このお話は「成長物語」ではなく、過去の出来事で傷付いた二人が「取り戻していく物語」です。
※Gやら足が八本ある奴やら、虫ネタが時々出てきます。Gはもはや登場人物。
※そして使い魔スライムは虫も食います。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-05-21 00:00:00
1553595文字
会話率:40%
昔身に起こった思い出を書きました。
小学生の頃にあった話と、二十代前半の頃にあった話の二本立てです。
最終更新:2024-02-04 12:42:43
1220文字
会話率:14%
「――大人になりたい。駿英や花梨が思っているよりずっと……。そう、思ってたんだ」
《奈波 椿》は中学一年生のごく普通の男の子。だけど、人一倍子供であることを歯がゆく感じている。子供は非力で、何もできない。そう考えていた。そんなとき、ある転
機が訪れる。
中学一年生の夏。椿が住む小さな町の中で大きな事件が起きた。主人公たちは思いもよらないカタチで関わっていくことになる。学校での怪文書騒ぎ、閉じ込められた図書館からの脱出、そして…………。
「大丈夫。お前が、どれだけ今をもどかしく感じていても時間の流れは誰に対しても平等だ。…俺たちは一緒に歳をとっていくんだよ」
「せっかくならみんなで楽しく過ごしましょう!」
事件の解決に向けて、一緒に行動する友人やクラスメイトたちの言葉は、椿の考え方に少しずつ、それでも着実に変化を与えていく。
十代前半の多感な時期を主人公たちはどのように過ごし何を感じるのか、早く大人になることが今の自分にとって一番正しいことなのか。青春の中で葛藤する少年少女それぞれの思いが、今、交錯する。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-12-04 18:23:55
121495文字
会話率:56%
「風を守護する者」が影響力を与える地、シャモル地方。
この地は、一部を除き、遊牧が盛んな地であり、有力部族と言われる六部族のもと、緩い共同体を形成していた。しかし、最近力をつけてきた海洋国家との交易で、弱小部族とされていた部族が力をつけ
始め、この地の均衡が崩れようとしていた。
主人公は、この地の有力部族の一つであるオグズ族の次期族長アルスランである。いずれ部族を率いる立場になることへの自覚を持ちながら、かっとなりやすい短所も持ち合わせる、二十代前半の男である。
この地の安寧を守るため、そして部族の影響力を保ち続けるため、彼が旅立つところから物語は動き出していく。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-03-05 04:11:34
104974文字
会話率:24%
自分で言うのもなんだけど、「可愛い」と言われる部類だと思う。
小さい頃から過保護なくらい大事に育てられてきたし、親戚同士で集まった時なんかも周囲からは可愛がられてきた。
恵まれた環境にいて、なに不自由なく暮らしてきたはずだった。
でも
、一度も彼氏ができたことがなくて、心のどこかで満たされないでいた。
「彼氏は?」なんて言われるようになった十代後半。
「結婚は?」なんて言われるような年齢になった二十代後半。
決して焦っていなかった訳ではない。
高校生の頃から彼氏が欲しくて堪らなかったし、早く結婚したいと思っていたから二十代前半の頃から婚活に励んできた。
それでも、良いご縁がなかった。
数が足りないと言われればそれまでかもしれない。
でも、人と関わるってエネルギーを要して疲れるし、このうえなく面倒だ。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-11-18 14:24:18
4337文字
会話率:28%
カストラディル公爵家のアルトレイクには扱いの難しい婚約者がいる。8歳下の婚約者は大人しく、我が儘を口にすることは一切ない。そう言えば難しくも何ともない、よい婚約者ではないかと思うだろう。しかし、それに加えて彼女は表情が一切動かないのだ。まだ
十代前半の幼い少女でありながら、うっすら浮かべた微笑みから彼女が何を思っているのか読み取ることはできない。表情筋が死滅しているアルトレイクが言うのもなんだか、その笑みには薄ら寒さを覚える。
アルトレイクの友人たちが婚約者との関係を深めていくのを羨ましく思っていたが、侯爵令嬢ロレーヌの社交デビューによって物事は動き出す。
婚約者との関係改善を望むアルトレイクはロレーヌと契約を交わすが、それにより今まで気づけなかった真実を知る。
帝位継承に揺れる帝国を支えるべく動く男達とその婚約者達の恋と陰謀の物語。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-10-24 00:00:00
201028文字
会話率:49%
道に迷ったあすかは、十代後半にも四十代前半にも見える不思議な青年に出会う。
彼の家にいる小さく白い猫に、あすかは「どこかで会ったことがあるような」と思う。しかし、何かを思い出そうとすると頭が鈍く痛んで……。
お盆の時期だからこその、ちょっと
した日常に潜むファンタジーをお楽しみください。
※8/14の20:00から一時間ごとに投稿します。全5話。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-08-15 00:00:00
5142文字
会話率:47%
その日、警視庁捜査一課の松田一磨刑事は東京の三軒茶屋にあるアパートへ来ていた。
今朝、そのアパートで男性が死んでいるのを目撃したと連絡があり、松田刑事は殺人現場まですっ飛んできた。事件を目撃したのは二十代前半の女性だった。名前は風間真央とい
うらしい。彼女はその男性の友人だという。
その男性は腹部を刺されていた。被害に遭った男性は大谷宏樹だという。歳は二十四歳らしい。
そのアパートの大家の話によると、大谷はそこで彼女と同棲していたという。早見瑞希というらしい。そして、松田刑事は二人は幼馴染であったことを知る。
松田刑事がそこへやって来た時、早見瑞希の姿はなかった。
一体、彼女はどこへいるのだろうか?
そして、大谷を殺した犯人は誰なのか?折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-04-16 12:08:48
19959文字
会話率:69%
いつもは栄養士として病院で働きながら、休みの日は管理栄養士国家試験の勉強と息抜きの乙女ゲーム。
奨学金の返済が終わるまではがむしゃらに働こうと恋をする気にもならなかった。
そんな夢も希望もない二十代前半、いったい何が起きたのか。
目覚
めたらマシュマロ女子もビックリのムチムチパワフルボディにヒラヒラのドレス。
淡いピンクブロンドも台無しのキシキシした髪。
額には不摂生の証、吹き出物。
そばにいるメイドは目が死んでいて、腕や足には叩かれたような痣。
どうやら悪役令嬢に転生しました。
なんのゲームかわからないから前世の知識で無双なんて出来ないけれど、栄養の知識だけならある!
栄養士の知識を利用して、綺麗な令嬢として裕福で幸せなウハウハ生活をしてやるわ!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-04-02 21:00:00
41089文字
会話率:52%
『紅葉の謎』を解くように頼まれた十代前半の少女が、社会人、引きこもりの三人で謎を解くことで、少女の謎も解ける話です。
少女は『紅葉の謎』を解くと約束をした。
しかしネットで調べたところ、ナゾトキではなく、オンラインゲーム中で解く『謎
』だった。
ネットはできてもオンラインゲームは親から禁止されている少女には解きようがない。困っている時に出会った社会人から、その謎を知っているという人物を紹介してもらえることになる。
少女、社会人、ひきこもりの三人で『紅葉の謎』を調べるうちに、ゲーム内ではなく、現実世界でナゾトキすることになっていく。
(すでにup済の『終末以降のアリス』と筋は同じです。『終末以降のアリス-紅葉の謎-』では、部分的にアリス視点へと変更しています)
(アリス視点に修正する前の『終末以降のアリス』を「小説家になろう」様「アルファポリス」様「カクヨム」様に高山小石名義でUPしています←各サイトにUPするたびに加筆修正しているので若干違いますが、筋は同じです。こちらは、「カクヨム」様にUP済みの『終末以降のアリス-紅葉の謎-』をさらに加筆修正したものになります)折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-01-14 03:00:00
74203文字
会話率:48%
人となじむのが苦手な僕…。社会になじめなくて常に孤独感を感じて、会社でも浮いた存在だった。
恋愛なんて今までしたことないし、友達も少ない…
おまけにお豆腐メンタルだから、常に壁作って自分を守ってる。
身長は平均くらいの168cm
顔は、幸薄
そうな感じ。
髪は短め。
基本仕事でスーツ着るから、普段着はスエットメインで過ごしてる。
身だしなみ気にするのなんて、仕事の時くらい。
そんな感じだから、趣味はもちろんアニメ。
そんな僕だけど、会社には僕のことを気にかけてくれる人がいる。
名前は 八木 佳奈さん
年は…さすがに聞けないから分からない…だけど…
三十代前半くらい…
身長は高めで165cmくらい。
すらりとしていて、顔はキレイ系。
八木さんは、仕事出来るし、気遣いもできる
言わば八方美人って奴だ。
なんでこの人の話ししてるかって…
僕と付き合うことになったからさ。
僕と八木さんは、先輩と後輩って感じで。
八木さんのほうが先輩で、なにより仕事が早い。
残業してるところなんか、一回も見たことない。
僕はというと、仕事は良くも悪くもって感じ。
残業率はかなり高めだけど、納期にはいつも間に合ってるから
なんとか大丈夫。
八木さんはいつも身だしなみしっかりしてて
崩れてるところなんか一回も見たことないから
僕は勝手にプロフェッショナルって呼んでる。
そんな僕と八木さんだけど、付き合いだしてから
お互い呼び捨てになって、お互いの家に行くことも増えた。
付き合う前は、家に行くなんて思ってもいなかったから
夢のような話しだと思ってた。
付き合ってからは、お互いに尊敬しあえたし
いいパートナーって感じで、順調に進んでいた。
今から話す物語は、僕たちの闇深い部分をさらけ出した半年間の記録。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-01-09 20:50:07
8034文字
会話率:18%
婚約破棄に国外追放。公爵令嬢はスライムの着ぐるみを着て脱出。オジ様独身四十代前半ジークや、巨人の美少年ブロスに溺愛される。
最終更新:2021-12-04 23:37:05
1659文字
会話率:0%
将来、何になりたいかを悩み、祖父母の家に下宿中の男の子も気になっている。
そんな十二歳の女の子アビーシアが偶然、手に入れたのは『ありうる未来に導いてくれる』という魔法の羅針盤。
両親が経営する喫茶店に押し入った強盗に捕まった弟を助けられる力
を願って、弓矢の扱いを習得した未来の姿に変身。無事に事件は解決するも――。
「教えてよ。お姉さんの名前は?」
「私はアビ。ううん。私はナビーシャ」
意中の男の子グレックに、未来の自分を好きになられた為に、奇妙な三角関係で悩む事に。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-11-28 11:40:46
102841文字
会話率:33%
先生は、無口な私をバイクに乗せて、走り出す。
【連載スケジュール】
話数:全6話
前半公開:1話、2話 →【2月18日(土)23:00】
中編公開:3話、4話 →【2月22日(水)23:00】
後半公開:最終話(1/2) →【2月
26日(日) 1:45】
後半公開:最終話(2/2) →【3月11日(土)23:00】※都合でリスケ
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ゲーム業界で働く際に、ポートフォリオとして過去に作成した内容です。
タチマチPの宣伝として貼り付けします。
[登場人物]
・先生(女性、二十代前半、ミステリアス、心優しい、バイク乗り)
・私(女の子、中学三年生、無口、内向的)
[あらすじ]
先生「……悩みがあるなら言ってご覧?」
私「えっ……」
突然の言葉に、私は思わず驚いてしまう。
エスパーなのかと一瞬疑ってしまった。
………
……
…
――私は先生に悩みを話したいと言った。
すると、先生は突然「今夜バイクに乗りましょう」と言った。
何故バイク?
気になりつつも、私は勢いで承諾してしまう。
そこから始まる、私と先生の物語。
************************************************************折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-08-29 01:53:41
14734文字
会話率:44%
「今日も疲れたな、、、」
大きく溜息をついた二十代前半くらいの青年は、毎日仕事に追われる日々を送っていた。
そんな生活に疲れきった青年は、気が付けば生きるのも面倒と思い、死を待つようになった。
そんなある日突然ー青年シオンは現代社会から異世
界に転移させられた。
新しい世界に触れていくことで次第に生気を取り戻していった青年シオン
しかし新世界にも慣れ始めた頃、青年に再び大きな試練が待ち受けていた。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-06-06 20:18:14
170906文字
会話率:53%
西暦2040年12月2日、地球全土に地震が突如発生。それと同時に『怪人』と言われる生物が各地に出現した。
怪人は能力に差は有るものの、普通の人間の身体能力とは比べものにならない力を持ち他の生物を襲い、町を破壊し大きな被害を与えた続けた。
しかし、そんな怪人達と対等に戦える救世主達が現れた。
『魔法少女』と呼ばれる適性のあった十代から三十代前半の少女と女性達だ。
魔法少女はその名前の通り魔法を使い怪人達と戦い、さらに変身する事によって人間離れした身体能力を得た。
彼女らの出現により現代兵器がほぼ効かない怪人達と対等に戦えるようになった。
そんな世界になって五年後。
ある程度は落ち着いたものの、五年前のような世の中にまだ戻らなく、復興の目処が立たない、少し荒れた日本の東京を舞台として、女顔がコンプレックスの高校一年生の星谷 光希(みつき)が、お爺さんを助けた事で棚ぼた的な感じで貰ってしまった懐中時計を使い、世界初の男の魔法少女(仮)になり怪人や、他の魔法少女と戦ったり……
そんなドタバタとしていて、少し殺伐になってしまった彼の日常……なのかもしれない話。
ブックマーク、感想やご指摘、誤字脱字報告お待ちしています。
※ 旧魔法少女は突然に_サヨウナラ平穏。こんにちは非現実_折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-02-05 20:00:00
64274文字
会話率:40%
ニ00六年三月、僕は松戸市横須賀一丁目の一番地に生まれた猫。
名前はニャン太、と言っても生まれた時に名前なんて無い。後々、僕を飼ってくれた飼い主が名付けてくれた。飼い主のことは後で紹介する。
まずは作品紹介から......
僕は普
通のどこにでもいる雄猫。ひょんなことから三十代前半の男に飼われることとなる。男の名前は剛と言った。
剛との思い出は沢山ある。飼い始めてすぐに去勢されたり、僕と剛のくつろぐ部屋にスズメバチが侵入して来たり、何度も家出して剛を困らせてやったり。剛の車で芝生の生い茂る公園に連れて行ってもらったこともあった。嫌なこともあったけど、楽しい思い出も沢山あった.....
そして時は流れ、ニ0ニ一年僕は治療不可能の慢性腎不全になった。
今こうしてご剛との十五年間を振り返って見る。
そして、最後に僕は思った。
【剛と出会って、僕は幸せだった】.....と
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-01-11 20:49:06
3567文字
会話率:23%
紫玉級ダンジョンダイバー、個人番号F0014、東雲汐織より緊急報告。
本日13:47、新宿駅地下ダンジョン、通称・奈落(以下、奈落と記述)の地下255層にて漂流者2名を保護。
うち一名はエルフに酷似した十代前半に見える外見の少女。
もう一名は日本人と思しき十五歳の少年。
両名とも重度の瘴気汚染により精神・肉体への強い影響が確認されたためソーマによる浄化を試みるも、限定的に影響を弱めるに留まる。
紫玉級ダンジョンダイバー、個人番号F0022、薬師寺美卯の診断の結果、完治には超長期間の清浄化治療が必要と判明。
両名とも清浄化治療の一環として、ダンジョン内で採取された食物を浄化しつつ調理し、摂取することが不可欠になると予想される。
なお正気を取り戻した両者への聞き取り調査の結果、二人とも奈落の超々深層より繋がる未知の異世界からの漂流者である可能性が極めて高い。
特に日本人と思しき少年は未知の地球型世界の出身であり、『アザトースの夢世界』出身の可能性が否定できない。
現在は奈落地下255層の第一ベースキャンプにて、東雲汐織以下、紫玉級ダンジョンダイバー七名の下で保護観察中、至急本部からの指示を求む。
……てか二人って、とーっても可愛くて美味しそうなんだけど!ちょっとくらいなら、つまみ食いしちゃってもいいよね?いいでしょ?するね?
一応至急指示を求む、なんて書いたけど、その辺りは空気読んで忖度してよ、お願いねー!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-10-20 01:06:00
73537文字
会話率:33%
――線野、貴一享年83歳
日本で生まれ育ち、そしてその生涯を終えられたらどんなに幸福だっただろう。
俺には前世での記憶がある。所謂『転生者』というやつだ。
とは言ってもよくある不慮の事故で天命を全うすることなく死んだと
かいうことは全くない。
一般家庭に生まれ、大学を出て、会社で働きながら愛する人を見つけて一緒になった。ごく普通の人生をそれなりに楽しんで、最期は家族全員に看取られて老衰で逝った。
気が付くと、全く見覚えのない土地に立っていた。
83年の生涯を閉じたと思った瞬間だ。
たった一瞬で『これが死後の世界?』だが明らかに感覚があり、世界に存在していると言う実感がある。
俺は寿命という避けられない死を体験している。
一度死と真剣に向き合いそして全うに受け入れた。今更何が起ころうと受け入れる事が出来る。
どうしてこの状況になったかはさっぱりだが、これは延長戦のようなものだと思える。
本来であればそこで終わっていた筈の命が、どういう訳かこうしてまだ続いている。
自分の身体……よれよれのジジイではない。若々しい張りのある肉体だ。正確な年齢までは分からないが、恐らくは二十代前半から半ば辺りだろう。
触っただけでもはっきりと分かる豊富な毛髪がいい証拠だ。まだ禿げていない。これは大事なことだ。
だが、一つだけ問題があった。食事に関してだ。誰もが口にするような食べ物を摂取した途端に吐き戻してしまう。そう胃が食べ物を受け付けなかったのだ。
これでは、今度は受け入れられない不慮の死を体験する事になってしまう。俺は焦っていた。
そんな拒食症な主人公の物語です。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-10-10 00:46:19
2181文字
会話率:31%
うちの宿に泊まった元お客さま、見習い魔女のアガサが使える魔法は今のところたったの4つだけ。
其の一、鳩をつかって手紙のやりとりをする。
其の二、フレームの中の景色を絵画にできる。
其の三、鏡を使って通話することができる。ただし1日5分だけ
。
其の四、向かいあった人間の母国語を話すことができる。
彼女は通信制魔女学校の研修のため世界中飛び回っているけれど、どうにも同期から遅れをとっているらしい。そんな彼女を京都府のはずれの古民家から、コタツでみかんを剥きながらぼくは少々手伝うことになったのだった。
登場人物…
◆アガサ•クーパー
見習い魔女、陽気、能天気、145センチ。
マイペース、ひとり旅が好き。マイペースなので現代文明は苦手。彼女の知識は何時代で止まっているのだろう。見た目は十代後半から二十代前半だが…
◆石田コウタ
大学一回生の春休み中。半ひきこもり、昼寝が好き、1日9時間寝る。そうじ好き、本が好き、日本が好き。
パスポートももっていないし英語なんてまったくできない。いくら誘われても絶対にアガサについて旅になんていかない。
祖母の古民家を引き継ぎ、母屋を1日2組までの旅行客に貸し出している。安楽椅子探偵を気取る予定。
◆ジェシカ•ウィアー
モデル体型、赤髪ボブ、15歳の女の子。アメリカ人。写真が趣味。
◆ルシア先生
通信制魔術学校の講師で上級魔女。アガサの担当教官。ローブをまとっているがふくよかな印象。緑色の前髪はふわりとゆるやか。
◆アサヒ
お団子頭の陽気な女性
※カリブ海編は純粋な旅行記プラスちょっとした謎解きです。アガサのIQに合わせていて平和でほのぼの。のはず。
※魔術学校編は舞台が基本的に異世界です。コウタの出番はちょろっとでアガサ目線。グロい表現はしていませんが、死体がでてくる話はちょっとという方はご注意ください。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-05-05 10:28:29
75970文字
会話率:36%