深い霧の中、事故に遭った宮部郁が、江間、福地、佐野、菊田、寺下と共に辿り着いた先は、化け物のうろつく異界の森――祖父の故郷だった。
言葉も文明も環境も何もかもが異なるこの場所で、保護という名目のもと、彼ら‟稀人”の争奪戦を始める異世界人
を前に、どこで、誰と、どう生き延びる?
【ケース1:宮部の場合】
Q1.稀人だと――明かす? 隠す? どうやって?
A1.隠す。言葉が使えることを利用して、勘違いするよう仕向ける。
Q2.友達と協調――する? しない?
A2.人を化け物の生贄にして自分たちは逃げるという間柄を、そもそも友達と言わない。
Q3.向こうの知識を利用――する? しない?
A3.利用する。ただし、向こうの知識ではないと見せかける。
Q4.何になる――王様? 神様?
A4.一般人。王様も神様も面倒くさい。
Q5.こっちの‟幼馴染”を――頼る? 頼らない?
A5.頼らない。顔を見たらぶん殴るとわかっている権力者には近づかない。
Q6.向こうに――帰る? 帰らない? 誰と?
A6.帰る。どうしようもなく馬鹿なお人好しと、以前の稀人に育てられた子と。
――騙す相手は、自分を含めたすべて。
※舞台の性質上、残酷/グロ描写があります。※直接的・具体的な描写ではありませんが、登場人物たち置かれた環境や関係性の表現のため、性描写があります。※「カクヨム」様でも投稿中です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-04-25 21:16:03
507748文字
会話率:44%
座右の銘は地獄の沙汰も金次第。
趣味はトマトの品種改良と財テク。
野望は農園付き一戸建てで自給自足生活。
――美貌の性悪王太子に悩む、王太子付執務補佐官アンリエッタの恋愛(?)マニュアル。
(本作品は、以前自サイトにて公開していたも
のの、改稿版となります/「カクヨム」様にても公開中です)折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-07-23 09:08:22
242088文字
会話率:40%
自称薬師見習いは、隠し事が一杯。嘘とシラを相棒に、今日も国王の3男兼魔女狩り責任者の騎士を相手に、にっこり作り笑い――いつまで持つか定かでないのが、最近の彼女の頭痛の種らしい。(全3話)
(本作品は、以前自サイトにて公開していたものの、改
稿版となります)折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-12-18 09:08:46
9999文字
会話率:42%
どこか中世のヨーロッパを思わせる剣と魔法の世界。駆け出しの冒険者にして死霊術師である主人公は、今日も今日とて奇妙な依頼を引き受ける羽目になった。
〝クモの館が火事になった〟という理解に苦しむ前口上の後で、領兵部隊の現場指揮官が主人公に依
頼した焼死体の鑑定とは? そして、蜘蛛男爵と呼ばれていた人物の死に纏わる謎とは? 事件の影に見え隠れする大グモは果たして実在するのか?
「デュラハンの首」・「飽食の餓死者」・「化かし合いのダンジョン」・「片腕の証言」・「震える指」・「溺死人」・「死霊術師のお仕事」・「マコーレー子爵の災難」・「花瓶の冤罪」・「スケルトン・パズル」・「声無きものの訴え」・「墓室の闖入者」・「貴方はだぁれ?」・「死者の神像」・「斥候職のお仕事」・「オーガの像」・「難解な怒り」と同じ死霊術師シリーズです。宜しければ前十八作もご覧下さい。
R15と残酷描写は保険です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-02-23 21:00:00
7650文字
会話率:66%
: どこか中世のヨーロッパを思わせる剣と魔法の世界。今回も死霊術師ギルドの陰謀によって面倒な話を押し付けられた主人公は、望みも目的も正体も判らない怨霊(?)の群れを鎮撫せよという無理難題を押し付けられる。古い祭祀遺跡を潰して畑にしたと聞かさ
れた主人公は、そりゃ祟られるのも当たり前だろうと呆れるのだが……よくよく聞けば話はそう単純なものではなく……
祟りを為さないものを「怨霊」と呼んでいいのかという形而上学的問題は別にして、誰にも何にも怒りを向けないが故に、却って不満の理由が判らない。彼ら「怨霊」の呟きと状況のみを手掛かりにして、主人公が辿り着いた結論とは?
「デュラハンの首」・「飽食の餓死者」・「化かし合いのダンジョン」・「片腕の証言」・「震える指」・「溺死人」・「死霊術師のお仕事」・「マコーレー子爵の災難」・「花瓶の冤罪」・「スケルトン・パズル」・「声無きものの訴え」・「墓室の闖入者」・「貴方はだぁれ?」・「死者の神像」・「斥候職のお仕事」・「オーガの像」と同じ死霊術師シリーズです。宜しければ前十七作もご覧下さい。
R15と残酷描写は保険です。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-08-11 21:00:00
7062文字
会話率:64%
どこか中世のヨーロッパを思わせる剣と魔法の世界。死霊術師ギルドの陰謀によって面倒な話を押し付けられた主人公は、浄化も弔いも埋葬も終わって半月ほども経ってから、屍体も何も無しに降霊を行なってくれとの依頼を引き受ける羽目に。駆け出しの三下に押
し付ける依頼じゃないだろうとむくれるが、よくよく話を聞いてみると、いまわの際に故人が残したダイイング・メッセージの謎さえ解ければ、死霊術に拘る理由は無いという。自分のような下っ端に対しても丁寧な口調を崩さない依頼人の態度に好感を持った事もあって、それなら努力の余地もあるかと話を聞く事に。
そこで明らかになったのは「七つの人形の濃い物語」とでもいうべき曰くありげな逸話と、その逸話にまつわる七体の「オーガの像」の存在で……
「デュラハンの首」・「飽食の餓死者」・「化かし合いのダンジョン」・「片腕の証言」・「震える指」・「溺死人」・「死霊術師のお仕事」・「マコーレー子爵の災難」・「花瓶の冤罪」・「スケルトン・パズル」・「声無きものの訴え」・「墓室の闖入者」・「貴方はだぁれ?」・「死者の神像」・「斥候職のお仕事」と同じ死霊術師シリーズです。宜しければ前十六作もご覧下さい。
R15と残酷描写は保険です。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-05-25 21:00:00
5194文字
会話率:35%
侯爵令嬢ロザリーは宴の場でいわれのない罪の嫌疑をかけられ、皇太子ジェイデンから婚約破棄されてしまった――――が、
実はこれは、二人で示し合わせた計略だった!
ロザリーとジェイデンは意に染まぬ政略結婚を廃し、それぞれが真に心を寄せる別の相
手と結ばれるため、協力関係を築いていたのだ。
「あなたのようなペテン師の妃になったら、片時も心が休まりませんわね」
「君のような女性が常に傍にいたのでは、長生きは難しそうだ」
世をあざむく協定と密談。愛を巡る駆け引き。
麗しき令嬢と皇太子は、化かし合い、共謀し、棘を隠して笑みを交わす。
薔薇が咲き競う世界で理想の愛をつかむため、狡猾な男女による純愛革命が動き始める。
侯爵令嬢×騎士。皇太子×侍女。複数の恋愛が同時展開する策略ロマンス群像劇。
★完結まで毎日更新。全54話(約19万字)
★魔法のiらんど、ノベルアップ+にも掲載しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-10-26 05:00:00
191348文字
会話率:39%
【化かし合い】
【騙し合い】
【殺し合い】
この世の闇を生きる女達。
齢十七。
その3人の女達の目指すものは。
異世界道中、往来の隨に
舞わせてみせましょう。百鬼の集い。
蠱毒のような現世を渡るは、"鵺"
;の様に………
藍色の夜空に咲き、偽りと本音の間を生きる華の仕事人
《どうぞ、一件試しに仕事を発注してはいかがですか?》折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-05-06 19:56:22
2043558文字
会話率:78%
ハンターとして覚醒してから10年、結希明日斗はまったく使えないスキルのせいで、底辺ハンターから抜け出せなかった。
ある日首都の上空に、天使のような魔物が出現した。それにより首都は壊滅。明日斗も死亡してしまう。
しかし、これまで使えなかったス
キル〈リターン〉が発動し、明日斗は十年前の覚醒時に舞い戻った。
何も知らなかった過去の自分とは違い、今は未来の記憶も持っている。
〈リターン〉スキルと未来の知識を使いこなし、誰よりも早くレベルアップしていく。
――十年後、首都を壊滅させた最悪の魔物を討伐するために、明日斗は最強ハンターを目指す。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-01-27 18:00:00
153941文字
会話率:26%
小さな山を登った先には、妖怪の住む世界があった。
木を倒した犯人を目撃したのは一つ目小僧?
カッパのすもう大会の賞品のきゅうりはどこに消えた?
手がかりはぬれた葉っぱ、たぬきときつねの化かし合いの真相とは?
そんな怪事件を裁くのは……人間の
男の子!?
あやかし法廷ミステリ―開廷!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-01-18 18:42:14
50684文字
会話率:47%
ある日、舞は物体を透明化させる魔法陣を偶然発見する。
魔法陣をインビジブルと名付けた舞は、研究を続けながらそれを使い自身を透明化していたずらをするようになるのだが、あることを切っ掛けに欲望が膨れ上がっていく。そしてインビジブルの魔性の力
に次第に憑りつかれた舞は、遂には大きな罪を犯してしまう。
そんな舞は兄の優樹のお陰で留まることができたのだが、今度は失くしたポンチョが原因で殺人事件が起きてしまう。
これ以上妹に罪を着せるわけにはいかない優樹は、インビジブルを回収するため警察と化かし合いをしながら、親友の霧崎と共に見えない犯人を追う。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-09-12 18:37:44
201162文字
会話率:58%
素朴な外見の『杠』とチャラついた男『聖也』。
正反対の二人が出会い、互いの腹の奥を隠したままタヌキとキツネの化かし合いが始まる。
最終更新:2022-05-22 22:55:59
15307文字
会話率:45%
ここで会ったが百年目。
最終更新:2021-04-25 00:00:00
733文字
会話率:100%
ライフプラン相談に予約していたタナカ。このまま何もしないでいると、二ヶ月後にお金持ちになると言われるのだがーー。いったいどういうことなのだろうか。
最終更新:2021-03-18 07:00:00
2989文字
会話率:82%
キツネとタヌキ、とある夫婦の化かし合い。
キーワード:
最終更新:2021-01-21 12:26:11
492文字
会話率:85%
客席をはさむように、客席奥から、たぬきときつねがやってくる。互いに「へそまがり!」とか「あまのじゃく!」とか「すっとこどっこい!」とか「いしあたま!」とか「わからずや!」とかののしりあいながら舞台へ。
最終更新:2020-12-27 08:01:04
13687文字
会話率:3%
たぬきが異世界に転移する話。助けてくれた姫様を得意の化かしで助けちゃう!
途中までです。
最終更新:2020-11-23 05:55:14
1576文字
会話率:31%
妖怪達が集う妖(あやかし)神社。
夜も更け、そこにはケモノ妖怪--化け狐のコン、化け猫のタマ、化け狸のポコが集まっていた。
そこへ現れたのは人間の少年。三人は誰が一番うまく少年を騙せるかと、化かし合いを始めるのだった。
『北風と太陽』風の
日常系小説です。妖怪少年・妖怪少女達の日常をお楽しみください。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-10-16 19:32:12
9973文字
会話率:53%
化かし合いを競っているきつねとたぬき。二人が次に目を付けたのは、変わり者で独り身の青年の家でした。女に化けて家を訪れるも…………チェンジ!
きつねとたぬきは意地になり、何とかして男を騙そうとします。
最終更新:2020-07-05 03:17:21
1031文字
会話率:40%
花崎四葉(はなさき よつば)は狸である。九州の片隅にある花崎旅館で、両親とイケメン(※人への変化時のみ)兄弟と共に働く、勤勉な化け狸である。旅館の離れに引きこもる化け名人の叔父や、一番の上客である化け狐の紅葉(こうよう)の世話に追われる四
葉だったが、ある日、家出中だった三男が戻ってきて……。
花崎旅館で繰り広げられる、狸と狐の化かし合いな日常を描いた物語。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-05-17 23:52:36
44923文字
会話率:31%
山には、人間を化かす動物が住んでいます。
狸の里で、長老さまが言いました。
人間は、狸を捕まえて食べてしまう、おそろしいヤツらなのだ。
いっぴきの仔狸が罠にかかって震えていたところ、助けてくれたのは、人間のおばあさん。
仔狸は、人間の子
どもに化けて、優しいおばあさんの手伝いをするため、家に通うことにしました。
さて。バレないように、うまく化かすことができるでしょうか?
*冬の童話祭り2020、「冬のあしあと」企画に参加。
*エブリスタ、カクヨムにも投稿しております。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-12-23 18:46:15
5758文字
会話率:0%
「ジュリア、貴様と結婚なんかまっぴらごめんだ!」
ショーン王子は初顔合わせの場でいけ好かない許嫁に婚約破棄を宣言した。
「だが、断る!」
そして却下された。
なんとか婚約を破棄しようと悪戦苦闘すること十二年。その間に色々な事があって、幼児
が大人になって、そして思いも移り変わる。
ついに来た再婚約破棄の瞬間。王子の思いは……。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-04-13 22:22:35
8059文字
会話率:56%
人類は知らぬ間に第三種接近遭遇を果たしていた。彼らの見た目はエビで、味もエビで、茹でて良し、揚げて良し、頭からバリバリと喰らっていたのだった──。遥か遠く、星の海を渡ってきた彼らの思惑と裏腹に、搭乗員は減っていく。王家の血を引く若者「青き殻
(ブルー・ベリー)」は、遂に人類と対決を決意した。その巨大なハサミを持つ前肢で、次々と容赦なく人類を殴り倒す……。血で血で洗う凄惨な「甲殻奇動態事件」から5年、更に「ワイン酒会事件」から15年。彼らと人類は和解し、種族の違いを乗り越え、芳醇な文化交流に至った。しかし──未だ血を求める者がいた。利害の一致を見た彼らは、今夜も違法地下闘技場で殴り合う、殴り合う! 殴り合う!! 鋏脚王者(ロブ・スター)の称号は誰の手に!? 賭博を仕切る百乗猛(ヒャクジョウ・タケシ)。血気盛んな若き拳鋏闘士「紅鎚(レッド・ハンマー)」。ケチなノミ屋の坂本幸司(サカモト・コージ)。三者三様の理由から彼らは金を、大金を求めていた。巧妙な八百長を嗅ぎつけ地下に現れた、ジャーナリストを名乗る謎の美女、マギー・柏崎(マルガレーテ・カシワザキ)を交え、化かし合いの場外乱闘、勝利は己の鋏で刈り取れ! スラップスティック・ノワールの筈がどうしてこうなったふつうの辺境ド田舎星間交流系ライトノヴェル。※短編。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-12-08 09:22:23
10357文字
会話率:61%
進学のため主席軍師が離れた、平成28年初夏の澪。
5つの組織から送り込まれる5人の諜報員。
あるものは辺境の王国の切り崩しを狙い、またあるものは内部へ食い込むことを企図し、そしてまたあるものはそれらを妨害するため。
見えない思惑、見
えない敵、そして、見えない味方。
主席軍師を欠いた潮騒の街を舞台に、繰り広げられる読み合い、化かし合い、暗闘。
街に残るものたちは、謀略の季節を乗り越えられるのか。
実剛「言いたいことは色々あるんだけどさ。僕、今度こそ覚醒するよね?」
美鶴「何言ってるの兄さん。覚醒どころか、出番すらないわよ」
実剛「僕……旅に出ようかな……」
※毎日更新を予定しています。時刻は午後8時くらいです。
※ウィキは、「潮騒の街から」のものです。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2016-12-04 20:06:37
254332文字
会話率:31%