クラゲに殺されクラゲに転生した俺。
異世界らしき海中では目も見えないし耳も聞こえないし体の感覚もない。
不安しか感じないそんな状況で思い出すのは、クラゲマニアになった甥っ子「まーちゃん」の言葉。
『海亀とかペンギンはぁ、クラゲをいっぱいた
べるんだよぉ』
そして始まる命をかけたサバイバル。
海亀とペンギンの影に怯えながら、俺は生きるために必死の活動を開始する!
獲物を触手で捕らえて捕食する。スキルを使って戦いを繰り返す。レベルを上げて進化を続ける。
このゲームみたいな異世界で目指すのは、とりあえず海亀すら撃退する最強のクラゲ!!
……だったん、だけど。
『喜べクラゲよ。お主に妾の加護を与えよう。さすれば我が使徒となり、妾の手足となって働くのじゃ!』
俺の目の前に現れたのは海神を名乗る女神様。
半ば無理矢理使徒にされたクラゲは、女神様の使徒となって、この異世界に関わっていくことになる――。
……あの、使徒って給料とか出ますよね?
注・女神様登場まで、少し長めです。序盤はクラゲのサバイバルが主になります。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-11-03 19:11:34
249404文字
会話率:16%
「わたしはあなたそのものよ」
呪われた本の事件はまだ終わってはいなかった。異常な執念で亡き養父の著書を求め、人ならざる青年が起こした拉致監禁事件。不幸体質の井島と半端な異能を持つ木崎の刑事コンビは、それぞれの「人質」を奪還するべく再びタ
ッグを組む。
──とにかくこの呪いを解かなければ、女王様が帰ってこない──。
(ファンタジー刑事シリーズ第六弾、これで最後の事件です。前作未読の方もどうぞ)折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2012-05-22 20:00:00
32605文字
会話率:32%
季節外れの別荘地で起きた詐欺師殺人事件。第一発見者の青年への取り調べが始まるが、じつはこの青年、殺された詐欺師とは深い因縁があるらしい。さらには過去にも別の殺人事件に遭遇していることが判明し──事件の背後に見え隠れするのは、なんと妖怪?
手がかりは、現場から消えた大学教授の著書。
(新婚の異能刑事・木崎とタッグを組むのは捜査二課の女刑事、五十嵐七枝。ファンタジー刑事シリーズ、第4弾です。前作未読の方もどうぞ!)折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2012-03-09 18:00:00
23779文字
会話率:32%