私が「アーリーリタイア」という言葉を知ったのはいつだっただろうか。
ずいぶん前のような気もするし、あるいはここ二、三年という気もする。
ただ、その「アーリーリタイア」という言葉を知る前から、私は一日も早く会社という枠組みから離れたくてた
まらなかった。私の人格を考えたときに、その会社という枠組みでうまく立ち回れるとは全く思えなかったし、そこに私の目指すべき未来があるとも思えなかった。
今まで会社員という働き方を十九年も続けてきたのだけど、今振り返ってみれば、
「こんな私でもよく十九年間も続いたな」
というのが素直な実感だった。
その途中でドロップアウトしてもおかしくなかった。
実際に会社に行くのが嫌で嫌でたまらなくて、毎日カバンの中に退職届を入れて出勤した時期もあった。結局退職届は上司に提出することは無かったのだけど、その理由はただ、それを上司に提出する勇気が無かっただけだった。
そんなこともあって、私は会社という枠組みから離れるための努力をその会社員生活のかなり早い段階から始めていた。
「会社という枠組みから離れるためには、何か武器になる資格があればいいんだ」
そんな単純な発想から「不動産鑑定士」や「税理士」を目指そうと思い勉強していた時期もあった。
だけど、
「結局、不動産鑑定士や税理士になったところで、私の発達障害にも似た人格ではまた同じことを同じようにくりかえすだけだろうな」
そんな思いもあって、その目標に対しても途中で投げ捨ててしまった。ただ、その途中で勉強して取得した「簿記二級」の資格は、その後で株式投資を行う中で大きな武器になる。
人生、後々何が役に立つか分かったものではない。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-01-30 19:00:00
21479文字
会話率:15%
暴力系犯罪の八割は屋内で起こっている。
犯罪率の上昇に伴い、不動産鑑定士には独立した捜査権が認められる。
令和x年xx月 国家公安委員会、金融庁、総務省、国土交通省告示
小学五年生の彩まどりは日本最年少の「不動産鑑定士」。
彼女の元には
屋内で起こる不思議な事件が舞い込んでくる。
不動産関係知識を利用して、鍵のかかった部屋を解き放て!
キャラ絵はプロのイラストレーターのmaftyさんに
お願いしました。
その節は丁寧に本当にありがとうございます。
https://mafty-bz.com/
楽しんで読んでいただけたら嬉しいです
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-06-25 00:53:54
8243文字
会話率:58%
宅本建太郎は、元アイドルで恋人の司法書士桜咲胡桃が経営する司法書士事務所で補助者として働いていた。
ひょんなことから、伯父で不動産王と呼ばれた宅本健一の莫大な遺産を受け継ぐことになり、健一が経営していた、不動産会社宅本・オーガナイゼーシ
ョンの会長兼社長の座に就いてしまう。
宅建士試験すら合格していないのに、巨大企業の舵取りを担うことになった建太郎は、胡桃や、美人秘書の杏咲琴美ら、美女、美少女たちのアドバイスを得ながら、宅建士や不動産会社の経営について学んでゆくラブコメストーリー?
※ライトノベル小説で学ぶ宅建士(宅地建物取引士、旧:宅地建物取引主任者)試験 過去問版は、ブログにも掲載しています。
URL http://onayu.novelzidai.com/category/4407216-1.html折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-01-08 20:03:02
1052039文字
会話率:52%