自分以外と喋っている人を見つけると執拗な嫌がらせを始める。五分に一度必ず「だいすき」とメールを送る。何をするわけでもなく、ただ家の前にいる。
松坂雪子は異常だった。
そんな女との交際が長続きする訳はなく、岸辺章太郎はすぐに別れを切り出した。
しかし、やはり簡単には別れてくれない。
およそ一ヶ月の逃亡を終え、元の家に戻ってきた章太郎は、松坂雪子が自殺したとの知らせを聞く。
自分のせいで自殺したという罪悪感よりも、解放されたという喜びは強く、平穏な生活が戻ると思っていた章太郎だったが…折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2012-08-20 08:16:56
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会話率:39%