会社で上司に日々詰められ、思い詰めていた和男は、
ついに会社を休んで東北に逃避行することにした。
三陸海岸沿いのローカル線に揺られていると、ちょうど飛び降りるのに適した崖を見つけてしまった。
魔がさしてそこに向かうと、先客がいて、なんと彼女
は女子中学生だった。
彼女は地元三陸の子らしく、松葉杖をしていた。
なぜこんな若い子が?と思い、尋ねると、
東日本大震災の時、親が津波で流されたらしく、後を追おうと親の死んだ海に向かっていたようだった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-03-06 19:43:57
1363文字
会話率:4%
ローカル線を使って通学している蓮(れん)と夕花(ゆうか)。列車には、二人以外の姿はない。
ある日、いつもは反対側の席に座っている夕花が、蓮のすぐ横に座ってきて……?
※ハーメルンにも同一作品を投稿しています。
最終更新:2023-10-30 07:51:01
2659文字
会話率:40%
失恋旅行に出た大学生の私は、ローカル線の車内で乗り合わせた高校生と言葉を交わす。その高校生は少し変わった子だった。後から乗り込んでくる親子連れも加わり、私は初対面の人同士の会話を楽しむ。
最終更新:2022-05-07 23:35:27
4965文字
会話率:47%
春、出会いと別れの季節。
棄てられた線路、忘れられた駅、
錆びた留置線で朽ちゆく一輌の列車。
「卒業」を控えた或るローカル線へ紡がれる、精霊と少年の哀の唄。
【2021年4月1日、JR日高本線へ捧ぐ。】
※
4月1日 初公開
5月1
5日 学級新聞への転載に際し削除
12月31日 再公開折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-12-31 23:22:14
18616文字
会話率:30%
12月25日。
仕事の徹夜明けで、コンビニに向かう。
ポケットサイズのウイスキー。
なんだかオレに似てる。
ウイスキーの小瓶を持って、ローカル線の電車に揺られる。
そんな休日もいいだろう。
最終更新:2021-12-25 08:00:00
1000文字
会話率:8%
とあるローカル線の終着駅。そこはあの世へと繋がる路線の始発駅でもあった―。さぼり癖のある駅長とそこを訪れる様々な亡者たちとのやり取りを駅長目線で記した日記風の物語です。(ホラーではありません)
最終更新:2021-11-21 20:32:13
4645文字
会話率:53%
地方に大型機械の営業に訪れた男。しかし、そこには取引先はなく、突然現れた一人のご婦人に言われてしまう。
「びっきにバカされたね」
最終更新:2021-05-15 17:42:20
3515文字
会話率:21%
これは9割方本当にあった話だ。心霊系かどうかはわからない。なにかの祟りか?
僕は20代後半のころ、大変な目にあったことがある。
というのも酔った勢いで、ローカル線の無人駅にある老木に小便を引っかけてしまったのだ。
以来、猛烈な謎の痛みでのた
うち回る羽目になった。
つまり、かつて体験したことのない激痛が局部に走る。
尿路結石や『ミミズへの小便』の疑いも考えられたが、どうもちがうようだ……。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-08-27 20:12:48
5967文字
会話率:1%
いつものターミナル駅で、雑踏に紛れて改札を入った俺は、一枚の妙な切符を手にしていた。
そして、気がつくと俺は、いつのまにかさびれた小駅に立っていた。
閉じ込められたのか、放り出されたのか。
どこにも行けないその駅で、俺が体験したことは……。
とある駅を舞台にした、旅情ホラーです。(全4話)【夏のホラー2020】折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-08-26 18:55:15
6199文字
会話率:6%
いつものローカル線の終電に乗った私は、異変に気付く。何回も「めぐり」という同じ駅に停車する。88回停車すると冥途へゆくという。慌てて念仏を唱え、蘇ることができた。どうやら、私の乗った終電は崖の下に転落していたようだ。
最終更新:2020-08-23 11:45:22
1155文字
会話率:24%
山向こうの温泉街へ行くために、ローカル線に乗り換える。閑散としたその電車は、暗い山中を走っていく。
最終更新:2020-08-16 19:02:59
3096文字
会話率:10%
中学校の思い出作りに、私はちさとと旅行に出た。
ローカル線を乗り継ぐだけの、ちょっとした日帰りの、冒険のつもりで。
最終更新:2020-07-28 18:10:45
1577文字
会話率:12%
夏のある日、ローカル線の旅に出る‥‥
最終更新:2020-07-09 18:09:50
1908文字
会話率:18%
玄冬のミステリーツアー!! あなたも不思議で甘酸っぱいミステリーツアーに出かけましょう。クリスマス、大晦日、正月、初詣、バレンタインデー、冬の思い出。そして、謎、秘密、不思議……。きっとあなたの心を射止める物語が見つかるはずです。
こちら
は「冬の(謎・秘密・不思議)」をテーマにした物語のアンソロジー企画になります。さまざまな作者が心をこめて、読者の皆さまに素敵な物語をお贈りいたします。どうぞ、心ゆくまでお楽しみください。
主催者 Kan
【企画のコンセプト】
指定されたキーワードの中から最低五つを使用して「冬の(謎・不思議・秘密)」のいずれかをテーマにした物語をお贈りします。
【特殊ルール】
指定されたキーワードのうち、最低五つを作中で使用しています。また参加者は作品投稿時に指定キーワードを一つずつ追加することができます。
【使用するキーワード】
・初期キーワード
クリスマス、サンタ、プレゼント、お正月、初詣、バレンタインデー、雪見、雪だるま、おでん、ちゃんこ鍋。
・追加キーワード
蕗の薹(フキノトウ)、彗星蘭、熱燗、カリスマ、温泉旅行、カラオケ、ローカル線、唐辛子、七色のコンペイトウ、er02、門松、修善寺、デデキント切断、熱いコーヒー、毒味役、スクランブル放送、新春シャンソンショー、スケート、シュクメルリ、白いゼラニウム、眼鏡っ子、インディード、三白眼、ラプラス、巫女、ハンチング、あなたも万葉集の舞台を歩きませんか?、裁判所。
※このうち、最低五つを使用しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-03-15 18:35:47
184442文字
会話率:40%
とある廃止の決まったローカル線、通学電車で片思いする高校生の物語。
最終更新:2019-10-27 10:43:39
7307文字
会話率:47%
青空広がる夏、遠い街、知らない駅、名前も知らない少女が微笑んだ。白くて柔らかく、儚くて脆い、狂おしい程に胸が締め付けられる笑みだった。僕はあの日、真夏を知った。
「NOVEL DAYS」でも掲載しています。
最終更新:2019-09-06 16:00:00
3943文字
会話率:40%
終着駅は始発駅!
高浜健太は大手の商社マンで係長席にある。昔は出張となると、喜んだものだ。時間のやりくりをつけて温泉で一泊ということも出来た。交通事情が変わったのか、世の中せちがらくなったのか、そんな喜びは消えた。それでも、健太は念入り
に出張コースを組み、時間を作っては、趣味の廃線探訪やローカル線の旅を楽しむ。これは彼にとっては生きるパワーの源なのだ! 折りたたむ>>続きをよむキーワード:
最終更新:2019-05-30 08:00:00
11285文字
会話率:10%
郊外からローカル線で約一時間半。一定のリズムで揺れながらの旅。見慣れた風景の退屈な旅。大嫌いな故郷に帰る大嫌いな旅。
最終更新:2019-04-17 22:57:08
8425文字
会話率:43%
高い山々に囲まれた、二両編成のローカル線がとことこのんびり走る田舎町。
山の掌(たなごころ)に抱かれた珠のような町で、お祖父ちゃんお祖母ちゃんお父さんお母さんの愛情に包まれ、今日も四人の子供たちは元気一杯、幸せに暮らしています。
最終更新:2018-12-15 17:49:51
146798文字
会話率:49%
その日、地方のローカル線の運転手をしていた梅田は唐突な事故からその人生を一変させた。
「技術というのは育つほど人の目に見えなくなる」
最終更新:2018-11-09 18:31:31
14503文字
会話率:30%