その瞬間を、何故かよく覚えている。
誰かに押されて、誰?と思って振り向いた。私の背を押したのはクラスメイトだった。私の背を押したままの、手を突き出した恰好で嘲笑っていた。
それが私の最後の記憶。
最期の記憶からずるずると思い出される過去の
自分。
嘆いて、自覚して、憐れんで、泣いて。泣いている間に、なにやら外の世界では『変化』があったようで……
※わかっている、これはご都合主義!
※設定はゆるんゆるん
※実在しない
※全五話
※アルファポリスにも投稿しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-09-12 21:00:00
14433文字
会話率:31%