「君たちは丁度都合がいいんだ」
クラスメイトの一人、天宮の正体は神だった。彼の手引きで異世界へと転移した、三十九人の二年B組。神が彼らに与えたのは、圧倒的な異能(アビリティ)と、「その力を使って暴れる」という簡単な使命。
そのうちの一人
、上式葦津(かみのり・アシズ)に授けられたのは、対象をテイミングするだけ、という、なんともありふれた内容のスキル。
だがその力は、たとえ人間であってもテイミングできる、最強の調教能力だった。
成り行きで第二皇女をテイミングしてしまった事で能力の本質が露見。魔族の持つ能力の上位互換であることが判明し、アシズは人大陸最強の迷宮の一つに第二皇女と共に追放されてしまう。果たして彼は、この異世界で生き抜くことが出来るのか──!?
これは後に《魔王》と呼ばれる事になる青年と、彼の眷族達の英雄譚。
*本サイトにおける初投稿となります。かなりテンプレです。キーワードをよく読んで、「よし、読んでやろう」という気になられたならば、広い心を以てお読みくださると嬉しいです。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2016-03-17 18:00:00
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