テルモピュライをご存じでしょう。
そのとおり、先の戦争で、ペルシャの侵攻を止めるため、スパルタの戦士三百名が、壮烈に散ったあの地です――
ひとりの詩人が歌う、ある夜の出来事の物語。
最終更新:2024-01-21 11:02:13
1810文字
会話率:18%
舞台は紀元前5世紀、古代ギリシャ。
ペロポネソス戦争の時代、都市国家スパルタにおいて精鋭部隊《獅子隊》が創設された。
《半神》と謳われる隊長レオニダスは、戦友たちと共に数々の戦いに身を投じる。
やがて迫り来るアテナイとの対決のとき。
決戦の場所は、スファクテリア島――
トゥキュディデスの『歴史』に着想を得て、古代スパルタの男たち、女たちの生き様を描きます。
※史実とされていることと、フィクションとが入りまじっています。
※「男性同士の愛情関係」の表現がありますので、苦手な方はご注意ください。
※主人公の名は「レオニダス」ですが、テルモピュライの戦いのレオニダス王とは別人です!
※ご存じの方は違和感をお持ちになるかもしれませんので、一応おことわり。私はテーバイの神聖隊(ヒエロス・ロコス)について知っていますが、物語ゆえの設定です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2016-08-08 21:18:58
247602文字
会話率:26%
時は紀元前480年。テルモピュライの戦いに参加していたアレクシオスは、重傷を負い、意識を失った。眼が覚めるとそこは戦場ではなく、エルフ達が住む美しい村であった。村の娘アリッサに介抱されたアレクシオスは、襲ってきた盗賊団を撃退。かくして、エル
フの村の用心棒となったアレクシオスは、村長と協力して、村の若人から成る自衛団を結成し、心ない人間族(ヒューマン)の魔の手から救うべく立ち上がったのだった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-01-25 23:01:32
36255文字
会話率:50%