竜に拾われ、竜族として育てられた少年ハク。ハクは自分が竜族であると疑わなかった。
女帝竜と畏怖される母と、兄の竜であるラドと共に幼少期を過ごす。
平和な時を過ごしていたある日、母である女帝竜が人類との戦いの後に壮絶な死を迎えてしまう。
人
類に対し、大きな恨みを持ってしまうハクとラド。
しかし成長していくにつれ、ハクは自分がその人類であると知る。
母の遺言である「皆が仲良く暮らせるように頑張りなさい」という言葉と、自分の感情との葛藤に苦しみながらも、待ち受ける自分の運命と向き合っていく。
多種多様な種族が住むこの世界で、ハクはどのような選択をしていくのか。
竜の力を持つハク、兄竜のラド。
一人と一頭の冒険が今始まる。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-08-21 16:08:28
71388文字
会話率:32%