東洋の端に浮かぶ島国「秋津皇国」。
戦国時代の末期から海洋進出を進めてきたこの国はその後の約二〇〇年間で、北は大陸の凍土から、南は泰平洋の島々を植民地とする広大な領土を持つに至っていた。
だが、国内では産業革命が進み近代化を成し遂げる
一方、その支配体制は六大将家「六家」を中心とする諸侯が領国を支配する封建体制が敷かれ続けているという歪な形のままであった。
一方、国外では西洋列強による東洋進出が進み、皇国を取り巻く国際環境は徐々に緊張感を孕むものとなっていく。
六家の一つ、結城家の十七歳となる嫡男・景紀は、父である当主・景忠が病に倒れたため、国論が攘夷と経済振興に割れる中、結城家の政務全般を引き継ぐこととなった。
そして、彼に付き従うシキガミの少女・冬花と彼へと嫁いだ少女・宵姫。
やがて彼らは激動の時代へと呑み込まれていくこととなる。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-05-05 12:00:00
1928520文字
会話率:36%
これは、不器用な二人が、無くした記憶を追いかける中でお互いを必要としていく物語。
時は大正36年。
帝都・東京は関東大震災から立ち直り、西洋の文化と入り混じりながら華やかに復興を続けていた。
「先生、本当にしっかりしてください」
「ごめ
んねぇ、何から何まで世話してもらって」
とある帝都郊外、生まれも名前も全てを忘れて、怪我まみれで行き倒れていたところを、一回り以上年上の男・浅葉(あさば)に拾われた少女。
身の回りのことすらろくにできない浅葉だが、これでも優秀なシキガミ遣いだという。
シキガミとは自身の霊力を持って励起する使い魔のこと。
少女は潮(うしお)という名前をもらい、彼のもとで記憶を取り戻すべく、シキガミや女中達と屋敷でのんびりお仕事生活……と思いきや。
実は、潮の失われた記憶に大きな秘密があり……?
失われた記憶を取り戻すとき、少女は本当の幸せを手に入れる。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-07-11 08:20:34
27720文字
会話率:40%
アンジェリカは、ネーブ国の第一王女だった。母親は身分が低すぎて妃になれず、王宮の片隅の小さな離宮で慎ましく暮らしてきた。母を亡くし、喪が明けた十二歳の時に、アンジェリカは正妃と側妃の迫害を逃れるようにドゥッチ侯爵家へ降嫁する。しかし、他に愛
する女性がいたカルロは「あなたを愛することはない」とアンジェリカを拒絶し、結婚初日に屋敷を出て行ってしまった。その三年後、白い結婚を理由に離婚を言い渡されてしまう。王宮に出戻ったアンジェリカは、王命によりトエ帝国に嫁ぐことになった。皇帝のジスランは既に七人の妻を持つ三十歳以上も年の離れたオジサンである。意気消沈するアンジェリカだったが、母方の血筋である星見の一族の能力を開花させ、『祓い清めの神』であるシンナを召喚する。祖父のガイオから託されたシキガミのユッカも仲間に加わり、差し向けられる刺客を躱して、王妃たちを改心させることに成功した。トエ帝国へ向かう途中、野盗に襲われるアクシデントに遭いながらも護衛アルバーノとボルツィ辺境伯の助けを借りて無事に帝都へたどり着く。しかし、正当な手続きで取り決められたはずの縁談に影が差し始めて…………。そんな時、二年に一度の剣技大会が開催されることを知る。優勝者には皇帝から望む褒美が与えられると聞き、アンジェリカは自由になるために優勝を目指すことにするのだった。
シキガミ使いの能力を持つ不遇のお姫様が、幸せになるために頑張るお話です。
テーマが「白い結婚」なので、『閨事』『初夜』などのワードはありますが、性的描写も残酷シーンもございません。
冒険もののような壮大な物語でもありません。のんびりと気楽に読んでいただけたらと思います。
※全45話で完結します。その後、番外編を書く予定です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-12-25 07:23:58
137957文字
会話率:33%
【“生きたい”という想いに、間違いはない】
20xx年ーー5月12日、世界は突如終わりを告げたーー
東京上空に現れた巨大な影、それは自身を「神」と名乗った。
そして神は告げた。人類を一年後に滅ぼすと……。
それを止めるためには神の選んだ救
世主ーー《メシア》と呼ばれるたった一人の人間を殺す事でしか止めることはできない。
だが、もし人間が《メシア》を殺す事が出来たのなら、その人間の願いを一つ叶える、と神は約束し、《ギフト》と呼ばれる血を操り、人を殺す特殊能力を人間に与えた。
それから11ヶ月の時が経ち、人類に残された時間が30日となったある日、主人公「シキガミ アウラ」は自分を《メシア》だと主張する金髪の少女ーー「ヨシュア」と出会う。
人が人を殺すこの腐った絶望の世界で、アウラはヨシュアと共に旅をしてその正体を探ることにする。
ヨシュアの正体を知り、世界が終わる最後の日ーーアウラの取る選択は……。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-06-15 20:18:30
51239文字
会話率:46%
最低最高なゲーム、『シキガミ・オンライン』。自称ゲームの神様、高校二年生の神崎剣十(しんざきけんと)はベータテストで最強と呼ばれるクラスアッププレイヤー八人のうちの一人だった。正式リリース当日からゲームを始めた剣十のアカウントにはなぜかベー
タテスト時に使っていた神器が解放不可能な状態で残っていた。「えっ? なんで神器残ってんの? まあ別にいいか」
そんな謎の状態でも自称ゲームの神様はお構いなしでゲームをし続ける!
最新話まで読んでもらえると、とても嬉しいです。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-03-05 22:41:05
12861文字
会話率:45%
俺は……普通に生きていた筈だ……
ある日、帰り道で化物"シキガミ"に襲われた
普通の男子高校生、如月涼介はクラスでボッチと言われてる女子、坂本龍美に助けられる
彼女は涼介を守るのが使命と言う、英雄の魂を宿した魔法使
いだった!?
これは平均、平凡、普通の男子高校生と魔法使い龍美との物語折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-06-21 23:24:15
1571文字
会話率:29%
20xx年の地球が舞台のSFアクション。シキガミ(色神)とよばれる警察の組織の物語。プロローグを読んだ後ならどの話から読んでもおもしろい。そんなお話にしたいです。
最終更新:2011-04-29 13:07:47
619文字
会話率:0%
真理の前世は、シキガミをも使いこなす能力者・紗妃だった。恋人と一緒になるために、化け物退治を企てるが、失敗し、封印する事に。真理の前に現れた女の霊は、能力者として、目覚め、力になってほしいと告げる。一方、紗妃の祖母に怨みを持つ鷺宮は、龍牙神
を奪い、燕樹に刃を向ける。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2010-11-25 21:02:17
35502文字
会話率:58%