夜。吹雪に閉ざされたとあるコテージ。そこで殺人事件が起きた。
現場に偶然居合わせた探偵が告げた「犯人はこの中にいる」友人同士の集まりだっただけに信じがたいという感情、恐れと疑念が全員の身体を覆った。
そして……
「……ねえ、どうし
たの? 一度、あの探偵さん抜きで集まろうだなんて」
「正直、勘弁してもらいたいね。あの探偵にしつこくアリバイを聞かれて今日はもう限界。さっさと自分の部屋で寝たいよ。あんなことがあったしな」
「な、なあ。彼は自分の妻を殺されたんだぞ……もう少し、思いやりを。え、えっとほら、元気出しなよ」
「出せるかよ。せめて犯人が捕まりゃあ……あ、まさかあの探偵が犯人とか」
まさかぁ、と笑う四人。しかし、彼らをこの部屋に集めたその男はクスリとも笑わず、そして言った。
「……実は聞いてほしいことがあるんだ」折りたたむ>>続きをよむキーワード:
最終更新:2024-04-23 11:00:00
4748文字
会話率:65%
「あの探偵は、物事を三行だけで解決したがる。」
問題編と解答編の2部構成の短編です。作者の連載の息抜きに書きました。
最終更新:2021-08-15 00:52:24
1180文字
会話率:7%
「あの」探偵に憧れる探偵志望の女子高生成島亜矢子は怪しいブロンドの女教師を追う……
家紋 武範様の「あやしい企画」参加作品です。
最終更新:2020-02-04 11:10:45
6063文字
会話率:30%
不思議な力を持つ探偵事務所があるらしい。
その探偵事務所はどこかの大通りの路地裏を真っ直ぐ進んでいくとあるという。そこではごく普通の依頼…探し物や浮気調査から、殺人事件の調査や……人間の仕業ではないような怪奇事件までを取り扱っているようだが
、誰もその探偵事務所のことを詳しく語る者はいない。
実際に、依頼をした者がいるらしいが皆、口を揃えてこうやって言うそうだ。
『あの探偵事務所は本当に存在する。決して、彼等を怒らせてはいけない。彼等が本当に動く時________』
【世界さえも簡単に動いてしまうだろう。】
ある探偵事務所にくる不思議な依頼とそこで働く不思議な力を持った人間達のお話。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2016-08-11 21:06:37
269文字
会話率:20%