今にも壊れそうなあずま屋にふたりきりの母と娘。
夜遅くに帰って来た母親の目が覚めないので、年端もいかない娘は“旦那様”の所へ行く事にした。
その顛末は……
最終更新:2023-07-14 15:57:15
1645文字
会話率:49%
高校生、風追祐(かぜおい ゆう)が落ちる夢から目覚めると、そこは白いあずま屋の立つ湖畔だった。
どうにかして家へ帰ろうとする祐は、願いを叶える魔法使いを自称する真っ白な少女――ユークと出会う。
迷わず元の世界へ帰してくれと願うが、彼女
の魔法は失敗してしまった。
一度聞いた願いは必ず叶えなければいけないと息巻くユークと祐は、しゃべる杖のニクスの忠言に従い彼女の居城へと帰ろうとする。
しかし森を出ると、そこはユークの生きていたはずの時代から数百年、あるいは数千年が経過した世界だった。
二大国の争いや謎の組織の追跡の中、二人の逃避行が始まる。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-10-11 01:42:24
220907文字
会話率:40%