#「安仁屋さん、開けてください!」マンション~共同住宅の真実1
マンション、(mansion)聴き慣れたこの名称、実は和製英語なのである。
そのマンションでは「共同で住む」がゆえに、信じられないような出来事が、日々絶えず起きているのであ
る。
90年代、アーチストの岡村靖幸は、歌詞に「マンション」という単語を秘密めいた空間として表現し、両手で長方形を示しながら、歌い、踊っていた。発音は「メンション」と、誰の耳にも聴こえていた。
なお、欧米でマンションと言えば、豪邸を意味するそうである。
日本においてはアパートより高級で、規模の大きい共同住宅をマンションとして区別し2001年に法令用語として公式に使用されるようになった。
通称・名称が先に定着した珍しい例なのである。
日本の分譲マンションは全国に560万戸※を超え、増加の一途である。
大阪府の全世帯が382万世帯であることを参考にしても、如何にマンション居住者が多いかお分かりいただけることでしょう。
僅か半世紀の間に、この狭い日本に、コンクリートと鉄筋で作られたマッチ箱のような建物を、幾つにも区切って切り売りする風習は急速に浸透し、こんなにも多くの世帯が好んで小部屋に収まり暮らしている。
天井、床、壁を一にして住むのだから、そこには様々な物語や事件が、日々色んな所で起きてきるのであった。
※(国立社会保障・人口問題研究所2014年4月調)
テーマ⑤ ヒューマンドラマ
※2018年 1月 8日現在、他への掲載はありません。
※2018年 2月23日現在、他への掲載はありません。
※2019年11月27日現在、他への掲載はありません。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-09-18 02:15:11
39341文字
会話率:12%
「365×12」政府が作り出したサブカルチャーを使った若者を社会復帰させるためのゲーム。
多くの人たちが、ヒロインたちに攻略され社会で活躍していく中、ひきこもりの高校生弘樹は12人誰にも攻略されることなくゲームを終えようとしていた。
そんな
時、誰も見たこともなければ、噂すらない13人目のヒロイン「柊ゆゆ」が彼の前に現れ「弘樹のすべてを受け入れるよ」と深海のような瞳で微笑みかけた。
その日から、怠惰に過ごすことを良しとするゆゆとただ同じ時間を過ごすだけの日々が始まった。
「柊ゆゆ」彼女は開発途中で封印されたはずの「ヤンデレ」属性のヒロインであり、弘樹は徐々に日常を失っていく。彼女は弘樹を自分だけのものにするためにゲームの世界に監禁する。
彼女が起こしたこの監禁事件は、他のヒロインや開発に携わる研究者を巻き込み、波及し、蔓延していく。
ありえないことを愛するがゆえにありえることにしてしまうヒロイン。
このお話はまぼろしのヒロイン「柊ゆゆ」が弘樹をゲンジツ世界で攻略していく軌跡の物語。
そして「柊ゆゆ」に魅了された人たちがたどる末路の物語。
訪れるのはHappy End?それともBad End?
それは、あなたにその目で見て決めてもらいたいって…ゆゆは思うな、あははは、シアワセジャナイハズナインデスケレドネ?折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-12-20 17:45:47
340282文字
会話率:27%