死霊術士御用達の死体専門店――もとい、素体専門店。
デッドメイカーを営む主人公グリムは謎多き骸造師(かいぞうし)。
彼の仕事は生物の死骸を撚り合わせて、依頼主の要望にあった素体を創り出すこと。日陰者の職業だが、その中でもグリムは頭一つ飛び
抜けた才能を持っておりその界隈では名が通った存在だった。
そんな彼の元には様々な依頼主がやってくる。
齢一万を超える不死の王。
魔力源を司る、元素精霊。
古の封印から目覚めた魔王。
彼らの要望は、最高級の素体を創って欲しい、というもの。
権力に溺れ固執する愚王にも。
お忍びで観光旅行をしたいと言い出す精霊にも。
再び世界を滅ぼさんとする魔王にも。
グリムは選り好みせず仕事をこなす。望む報酬を提示してくれるのなら、彼にとっては皆大切なお客様。
そして今日もまた、デッドメイカーの入店ベルは鳴り響く。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-01-08 21:36:06
8448文字
会話率:34%
魔物を討伐した。さあ次の魔物へ!持ち運べないので素材は売らず死骸処理は放置?
盗賊のたまり場を発見!討伐隊へ伝令役が居ない?
街の飲食店で作る食料が足りない。香辛料や食材の補充は遠出の街まで?
急いでダンジョン奥地にいる冒険者に手紙
を届けてほしい?
戦場で魔術師が死んで人手不足?
『手紙でも物品、必要な人材、凶悪な魔物でも私共が配送、配達、運搬承ります。』を謳い文句としている配達ギルド“クルセルラビット”。
そんな職場に所属している配達人の“ルベット”。
今日も彼は日がな一日グータラしたいが環境がそれを許すことはない。配達先でのトラブル。また奴隷商からの護衛依頼。王からの書簡配達依頼。そして勇者からの荷運び依頼等々。そんな飛脚職の物語。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-12-11 19:17:33
59444文字
会話率:51%
夏が死んだ
やりたいこと沢山あったのに
最終更新:2020-10-11 17:41:49
218文字
会話率:0%
自身の住む村を突如襲った魔物達の大攻勢により、命を落としかけた少年オルター。
彼は、通りすがりの治癒術師により失った半身を魔物の死骸で埋め合わされ、そのときに魔物固有の能力である『生体変成』を手に入れる。
名だたる英雄たちのような武の
素質も、突出した智の才覚も持たない辺境出身のオルターだが、己の持てる知恵と勇気を振り絞り、他の力を借りつつ自身の目標のために泥くさく挑戦し続け、成り上がっていく。
これはそんな一人の凡人が覇道を突き進んで行く、奇跡も無双もない、されども輝かしい英雄譚である。
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主人公は、相対する敵全てが格上という逆境に常に立たされますが、決して万能ではないながらも唯一無二の武器である自身の固有能力と、頭を使って窮地を脱していきます。
無双もののような爽快感はありませんが、機知と逆転の発想で勝ち上がっていくような爽快感を味わって頂けるような作品にしていきたいと思っています。
武においても智においても凡才の域を出ない主人公の、憧れに向けた一途な英雄譚をどうぞ見届けて下さい。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-08-23 23:13:26
11595文字
会話率:43%
私が幼い頃に虫に対して抱いた恐怖に近い何か。あの感情に名前はまだない。
最終更新:2020-07-11 16:44:33
791文字
会話率:0%
金も、頼れる大人もおらず取り残された姉弟の、ひと夏のディストピア。
弟の自由研究にと昆虫採集へ出かけた2人。自殺した鴉の死骸をみつけ、中から這い出した紫色の蝿を追いかけて雑木林を抜け、湖畔に建つサナトリウムに辿り着く。
そこには、死ねずに死
を希求する『死病』を患った人々と、姉弟の小学生時代の校医が待っていた。
毒草だらけの庭。
車椅子に拘束された、校医の妻を殺した義弟。
腐っていく体で、気の触れた男。
弟の『処置』のために待っていたという校医。
そして、自らも『死病』であるという弟に告げられる別離。
「俺はここに残るよ。姉さんは自由の身だから、もう、なにも我慢しなくていいんだ。死ぬも、生きるも。でも、夏休みが明けるまでは一緒に過ごそう」
弟の言葉が信じられず、連れ帰ろうとする姉に、弟の肉体の死が近づいていると告げる校医。
死病とは、死を売り渡した人間の慟哭。肉体が死んで腐り落ちれば、死をばらまく死蝿となって彷徨い、人間に寄生して死を招く。
処置をしなければ弟も同じ運命を辿ると告げられ、心臓が止まるまでの猶予期間、2人はサナトリウムで過ごすことに。
だが、育つのは離れがたい気持ちばかりで、いっそのこと同じ病であればと思い始める姉に、弟が語る真相。
それは、死を目前にした瞬間に現れる、謎の死を買う男の存在。男は神出鬼没で、サナトリウムの持ち主だという。死の気配に現れて、傲慢に、自分のためだけに死を集め、死ぬためだけに生きているという。
男に会いたいと願う姉だが、刻一刻と時間は過ぎていき、ついに夏休み最終日が訪れる。
1人サナトリウムを離れ、彼女が選んだ結末は、眩しいヘッドライトと轟音の中だった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-06-16 22:15:56
48856文字
会話率:51%
海岸の町アラルフィ(アマルフィ参考)での怪異。
法王庁の神殿騎士コークリットとエルフの娘システィーナは聖霊の啓示に導かれ旅を続ける。
水の都の怪異を解決したコークリットは、悲しき人魚姫(海妖精)の悲恋をエルフのシスティーナに重ね、
人魚姫
について調べようと海岸の町アラルフィにやってくる。
すると海に、温暖な海に氷河が!
さらに氷河の他に大変な漂流物が……!!
彼はそれらが伝説の海『 光る海 』からやってきたことを確信する!
人々が叫ぶ!
「う、嘘だろ?」
「まじかっ!?」
「ええぇ、あの船……あのマーク!」
「まじか………で、伝説の『 リーデンス号 』じゃねえのっ?」
な、なに、何なの? リーデンス号? リーデンス号ってなに? コックリはその光景に釘付けになりながらも、私の問いに答えてくれた。
「に……二百年前……海洋国家ポルトガリスが、『 光る海 』の調査に乗り出した時……当時の世界最高峰の技術を動員して作り上げた 超サルベージ船……リーデンス号……それでも『 光る海 』の探索叶わず……『 光る海 』に沈没した伝説の船だ……」
世界最高峰の技術……それでも沈没した……
その沈没船が、なぜ今になって遠く離れたアラルフィの海にっっ!?
氷山とともにっっ!?
しかも胴体部分だけで、三十メートルはある巨大なクラーケンの死骸に、光る海で沈没したとされるリーデンス号が串刺しになっていた!
「見過ごしていい問題か……? 光る海の調査が神殿騎士のタブーだからと言って……。今までは何も異変はなかったから触れなくても良かった。しかし今は、確実に異変が起こっている。この後どんな怪異に発展するかもしれない問題を見過ごして……見なかったことにして……。いいと思うのか?」
コックリが自問自答している。調べるかどうか……何かが起こっている……光る海を。
「光る海に『 何がある 』のか……そして『 何が起きている 』のか。シス……光る海の……調査をするよ」
①温暖なアラルフィの海に、
②氷山と、
③光る海で沈没した船が流れ着いて……
アラルフィ、人魚の国、海底、深海を舞台にした
冒険ファンタジー
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-04-04 19:00:00
158636文字
会話率:43%
ヒーロー文庫様から6月28日に書籍化されます!
公式ページ(https://herobunko.com/books/hero80/10074/)
書籍版の試し読み(https://comicawa.com//TitleDetail/0000
1-0000137939)
14歳の少女ネネは、ネクロマンサーは気持ち悪いという理由で外道な勇者パーティーを追放される。
そして復讐と輝かしい将来のため、死んで二年前まで戻り、最強の二周目ゲームをプレイすることに決める!
女剣士のアンデッドやら、ドラゴンの死骸やらをチート級の死霊魔術で操り、
一周目の知識を活かして勇者パーティを先回りしてどんどんイベントをこなす。
二周目なので最初は救えなかった人や街まで救うことに!
いつしか外道な勇者パーティは没落していき、
ネネは勇者たちよりも憧れの的になっていく。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-01-12 16:25:37
59351文字
会話率:51%
小学三年生の夏。
僕はあることがきっかけで、虫の死骸を喰うことが止められなくなった。
いつも躊躇はするのだ。
しかし、決まってあの音が聞こえてくる。
常人には聴こえない、魅惑の音色が......。
最終更新:2019-10-11 20:46:12
4724文字
会話率:15%
陰陽道の家に生まれいずれ陰陽師になる千枝、十五歳。仕事は蛙の死骸を拾うこと。
その許嫁で男勝りのゆかり。
見習い以前の2人は老陰陽師の人生と他人の運命を懸けた大変な外法を手伝うことになった。
閻魔大王より授かりし長寿の術で生きてい
た安倍晴明――を名乗る親戚の嘘つきじいさんの指示のもと。
何もままならない世の中でも言霊を二十年も唱え続ければ、まやかしはまことになり、まことは現になる。
平安時代の平均寿命40歳なのでじいさんだけプラス20歳くらいの感覚でお読みください。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-10-04 16:54:23
13596文字
会話率:55%
夏の終わり、昼前、コンビニに行こうと外に出て、まだ暑い太陽の下でふらふらだらだらと半袖半ズボンで「あぢいぃ〜」と大きめの声で独り言を言いながら歩き、ふと見つけた蝉の死骸をつついたら僅かに動いて驚いて尻餅をつき、蝉に「この詐欺野郎!」と罵倒を
浴びせる変な男、山田二郎は小中学校時代の同級生である背が小さくときに優しく毒づく変な女、海野花子に中学卒業以来二年少しぶりに再開する。
そしてそこから、猫の集会に突如飛びついたり、突如四葉のクローバーを探したり、盆踊りに行ったり、川で舟に乗ったり、星空を進んだり、変な二人の長い一日が始まる。夏の終わりの変な二人の話。
【ここからは本編から抜粋】
コンビニを出て近くの公園のベンチに座りガリガリ君を二人で食べる。山田は「うんめうんめ」と連呼しながら、花子は無言で静かに食べていく。
えらくむさぼりついて食べていた山田が、半分くらい食べたところで「クソッ!ハズレやんけ!クソが!世の中クソが!」と言うのを聞いて花子は少し微笑みながら「もう半分食べたん?早いなあ」と言った。
結局花子もハズレでそれを見て山田は「ふははははあああ!!間抜けが!!ざまあ!!」と言い、それに対し花子は「目潰すよ」とまた優しく毒づいた。
ガリガリ君を食べ終えた山田が「そういえば俺の名字と海野の下の名前合わせたら『山田花子』なるぞ!」と突如言い出したのに対し、花子は「それがどうしてん」と冷たくあしらった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-08-31 20:47:09
16624文字
会話率:55%
記者「おお〜これはすごい農園ですね〜巨大な農園だ!」
アレク「ああ、俺の農園は凄いだろう?」
記者「しかし、なんで砂から金が?」
アレク「砂を金に変換しているんだよ」
記者「石油を作っているって本当ですか?」
アレク「ああ、雑草や
ら死骸やら入れると30分で石油になるんだ!」
記者「牧場がないようですが、この牛肉みたいなのは?」
アレク「大豆肉だけど?」
記者「あの大量の虫は?」
アレク「食鉄食虫だね、この前戦車隊を全滅させたんだ、一人として殺さずに」
記者「これは?」
アレク「この前の敵さんが持ってた、合衆国製戦車を、コピーして30両ほど作って見たんだけど、」
記者「戦争やる気満々じゃないですか、」
アレク「いやむしろ平和主義者なんだけどな〜笑」
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-08-14 17:56:08
13499文字
会話率:61%
琥珀は綺麗だ。
虫の死骸を閉じ込めたそれは、死骸とは思えぬほどに輝いて。目の前にある死に触れることなど出来ないから、琥珀は綺麗だ。
多分、前作の『晩夏、雨の残り香』と『晩秋、紅葉枯れ尽きて、そして』を読まないと意味がわからないです。シリー
ズにまとめてあるので折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-08-05 14:33:53
6462文字
会話率:53%
かつて神々が世を支配していた時代、地上には四つの種族があった。
天地の根源たる巨人を祖に持つ巨人族。
神の使いとして創造されたエルフ族。
始祖の巨人の死骸から出でた蛆虫が原型とされるドヴェルグ族。
そして人間族。
やがて神々と巨人
族は対立し、その争いは世界滅亡の匂いすら漂わせる最終戦争にまで発展した。
両者は地上を離れ、天空より更に遠い地に戦場を求め旅立った。
神々と巨人族なき後、地上はエルフ族と人間族、地底はドヴェルグ族により治められた。
これはそれから暫く時代が下った頃の物語である。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-07-29 23:00:00
18370文字
会話率:42%
ガムのように床や壁にへばりついているスライムの死骸。繫殖能力だけは高いゴブリンは蛆が集る死体の山となって積み重ねられ、モンスターを生み出すダンジョンコアはコボルトたちにマーキングされ糞尿だらけになっている。
始まりの街と謳われ新米の冒険者た
ちが数多く集まっていたアルタロスに存在するダンジョンは、今や見る影もない廃墟となっていた。新米であるが故にマナーもへったくれもない多数の冒険者によってみるみるうちに汚され、今では3K(キツい汚い稼げない)認定をされて誰も寄り付かなくなってしまった。
冒険者は他の初心者向けダンジョンのある街へイナゴのように移動し、かつて活気溢れていたアルタロスには不法投棄されたゴミが集まるダンジョンしか残らなかった。そんな終わった街と言われ数年が経過した冒険者ギルドに、マスクで口元を隠した怪しげな男が訪れる――
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-06-24 00:00:48
8427文字
会話率:48%
没供養(設定だけ)
泰山府君祭の最中に異世界転移をしてしまった 侍の雨月宗衛門(うげつそうえもん)、陰陽師の安倍青月(あべのせいげつ)、忍者の服部(はっとり)無蔵(むぞう)。
彼らの目の前に広がっていたのは妖怪変化が跋扈する暗黒の異世
界だった。
野犬よりもその死骸を喰らう悪鬼を見つける方が簡単なそんな世界で彼らは鬼に弾圧される人々を見つける。
元々、泰山府君祭も人々の無病息災の為に行っていた三人。
これを見て見ぬふりは出来やしない!
侍は刀を、陰陽師は式神を、忍者は手裏剣を取り出すと鬼へと戦いを挑んだ。
右も左も分からない異世界で彼ら三人はその正義感と各々が磨き、洗練し、昇華させた業の数々を用い、悪鬼羅刹、魑魅魍魎、妖怪変化の類をばっさばっさと倒し征く。
例え世界が変ろうと、変わらぬ心と魂、そして業の切れ。
彼らは暗黒の中にある世界を照らす、大きな日輪となるであろうか?折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-06-07 23:00:00
448文字
会話率:0%
2111年、人類は地球最後の世界大戦を終える。
残ったのは悲鳴と、死骸と、壊滅した世界と、汚染され切ってしまった地球だった。
人類は二度と核戦争は行わないと固く誓い、宇宙への脱出を図る、100年後に再生された地球に帰るために。
そして、再生された地球をめぐって、人類は再び戦争へと足を踏み入れる。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-06-03 19:54:16
17357文字
会話率:34%
冒険者たちが退治した魔物の死骸は、まばゆい宝石に変わるわけでも、光を放ち霧散するわけでもない。
ただそこに肉塊として転がり、やがて朽ちていく。
それを処理するのは、屍肉を食(は)む蛆であり、猛禽類であり、肉食獣であり、土に混じった微生物
であり、そして時にロクショウと呼ばれる職業人たちであった。
※大変遅筆で申し訳ありませんが、なにとぞご容赦下さい。
タイトル変更しました。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-04-17 17:35:39
23204文字
会話率:30%
沖縄近海で確認されたジュゴン三頭。
内の一頭である個体Bであることがほぼ確実とされる死骸が今帰仁にて発見された。
島を挟んで反対側にある辺野古工事が原因とする人たちがいる。
そんなわけあるかと彼らの説明を一考に値しないと鼻で笑う人たちがいる
。
自分はこの人らが気に入らない。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-03-22 23:50:52
1888文字
会話率:0%
ニックネームが”宿題忘れた”と呼ばれている
不思議ちゃんの毎日 嫌いな子との戦い
最終更新:2019-03-05 20:28:46
751文字
会話率:0%