任期を終えた聖女は慣例として、婚姻を結ぶ。
しかし、当代の聖女ノエルは結婚を望んでいなかった。
結婚から逃げた先で、ノエルが出会ったのは一人の騎士。
騎士はノエルのことを知っているようで……?
最終更新:2024-02-20 23:13:54
1770文字
会話率:26%
「私は女神のリーア。よく来ましたね、勇者よ。」
高校の授業でサッカーをしていた俺、明日葉静羅は、いきなりそう告げられた。
女神は、当代の勇者が魔王と結婚して勇者の資格を失うため、精神力の弱い次代勇者の体に転移させて魔王を討伐させる目的で
、俺を異世界から召喚したようだと事情を説明してくれた。
女神は、人間のすることに介入はできないが、異世界からきた者に最低限のサポートをする義務があるからと、俺は女神から言葉や読み書きの能力と、相手に合わせた立ち居振る舞いを自動的に行うことができるオートーモードの能力を与えられて、勇者となるべく異世界へと旅立った。
……筈だったのだが、目が覚めると隣では魔王が寝ており、目覚めた魔王からは俺が魔王妃の称号を得たと告げられた。
相談の結果、公的に俺が魔王の嫁の振りしながら掠われた当代勇者の霊体を取り戻す手伝いをする代わりに、魔王は俺のレベル上げと新しい体を見つけるための協力をすることとなったのだが、問題は、俺が男であることを魔王に言い出せなかったこと、だけのはず。
キーワードのボーイズラブ、ガールズラブは、一応それらしきシーンが出てきたときに気分を害される方がいらっしゃるかもしれないので、予防線です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-01-30 12:10:29
819779文字
会話率:21%
当代のアルメスタ公爵、ジェラルド・サン・アルメスタ。
彼は幼くして番に出会う幸運に恵まれた。
けれどもその番を奪われて、十年も辛い日々を過ごすことになる。
やっと見つかった番。
ところがアルメスタ公爵はそれからも苦悩することになった。
彼
女が囚われた十年の間に虐げられてすっかり心を失っていたからである。
番であるセイディは、ジェラルドがいくら愛でても心を動かさない。
情緒が育っていないなら、今から育てていけばいい。
これは十年虐げられて心を止めてしまった一人の女性が、愛されながら失った心を取り戻すまでの記録だ。
「せいでぃ、ぷりんたべる」
「せいでぃ、たのちっ」
「せいでぃ、るどといっしょです」
次第にアルメスタ公爵邸に明るい声が響くようになってきた。
なお彼女の知らないところで、十年前に彼女を奪った者たちは制裁を受けていく。
※R15は念のためです。
※アルファポリス、カクヨムにも掲載しています。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-01-17 19:44:04
122358文字
会話率:36%
始まりは八雲紫の惨殺死体であった。
これは原作とはかけ離れた時代の物語。幻想郷最大の異変とも呼べる事態に、当代の巫女、博麗桃花は解決に奔走する。急転直下する状況、絶望する巫女、それを嘲笑う黒幕は一体だれか。
幻想郷全てのものが巻き込まれ、変
化していく。
幻想郷の賢者と平凡な巫女が見る赤い夢。その先にあるのは希望か、絶望か。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-01-06 15:48:54
6055文字
会話率:40%
人類は数百年にわたって魔王の勢力に苦しめられ続けていた。
魔物を支配し人類を襲わせながらも、さらに嬲るかのように魔王は数十年おきに姿を現し、魔物の軍勢と戦う人類を蹂躙しては去っていく。
人類は魔王を倒すため、各専門領域に特化した戦力を有する
「勇者」「武神」「賢者」を見出しては継承させ続けた。
ところが当代の勇者一行には、過去に例を見ない「愚者」の称号を持つ者がいた……
これまで「小説家になろう」では読み専で、本作が初投稿作品となります。
そんな本作は短編ですので、ぜひ目を通してみてください。
評価や感想をいただけると助かります。
よろしくお願いします!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-12-31 12:05:03
14657文字
会話率:33%
当代最強の冒険者として名を挙げられる「邪神殺し」のユーカ。
彼女に憧れてその冒険の手伝いに参加した駆け出し冒険者アイン・ランダーズは、彼女たちが偶然手に入れた魔導書の力で、ユーカの絶大なレベルをまるごと体内に放り込まれてしまう。
その
副作用で、ゴリラのような外見から小さな女の子になり、もちろん強さもすっかり消えてしまった彼女を連れて、アインは彼女から受け継いだ最強を証明するため、そして彼女に報いるための冒険を始める。
小さくなっても弱くなっても、その中身は変わらず大英雄。そんな無茶苦茶な「師匠」に振り回されながら、彼はいずれ荒々しい時代の頂点に立つ! 多分!
師匠はそう言ってる。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-12-16 06:15:39
1285265文字
会話率:44%
かつて、力ある獣であった虎とそれに寄り添う天女が開いたとされる国・辿華。
当代の皇帝は、継母である皇太后に全てを任せて怠惰を貪る愚鈍な皇帝であると言われている。
その国にて暮らす華眞は、両親を亡くして以来、叔父達のもとで周囲が同情する程こき
使われていた。
しかし、当人は全く堪えておらず、かつて生き別れとなった可愛い妹・小虎と再会する事だけを望み暮らしていた。
ある日、華眞に後宮へ妃嬪として入る話が持ち上がる。
何やら挙動不審な叔父達の様子が気になりながらも受け入れた華眞だったが、入宮から十日を経て皇帝と対面することになる。
見るものの魂を蕩かすと評判の美貌の皇帝は、何故か華眞を見て突如涙を零して……。
変り行くものと、不変のもの。
それでも守りたいという想いが咲かせる奇跡の華は、虎の帝の為に。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-12-07 19:00:00
30114文字
会話率:15%
二百年前に封印された魔界の神、大魔王ゼラクルスが復活した。滅亡の危機に追い込まれた人類を救う最後の希望は、当代の勇者アクセル…………のはずが。
ちょっとした事情から勇者に雇われて大魔王の城への突撃に同行した暗殺者の少女、ルイカ=コジカ。
仕事内容は『勇者のサポートをするだけの簡単なお仕事です』だったはずなのに、肝心の勇者が大魔王に秒殺されてしまい、大魔王の前にたった一人で取り残されてしまう。
呆然と立ち尽くすルイカの瞳に映るのは、虫の息の勇者と無傷の大魔王のみ。
あれ? もしかして、私が一人で大魔王を暗殺するしかないってことかな?
嫌なんだけど?
『大魔王VS天才美少女暗殺者。世界の命運を賭けた戦いが今、始まる!』折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-12-01 23:44:00
55583文字
会話率:32%
冤罪で捕まった主人公ヴィルヘルムは、ある儀式の生贄にされてしまう。その儀式は、当代の国の繁栄を象徴する、タロットの精霊を召喚する儀式-オラクル・メソッド-だった。召喚された精霊は気まぐれで、生贄だったヴィルヘルムを主にすると言う。怒った王子
はヴィルヘルムを追放するが…?
この作品はカクヨムにも掲載しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-09-27 23:30:36
2322文字
会話率:51%
アイシャがかつて赤の大魔導師と呼ばれていた自分の前世を思い出したのは、結婚式の当日だった。
まだ6歳ながら、神託に従い結婚することになったアイシャ。その結婚相手は、当代の大魔導師でありながら禁術に手を出して謹慎中の男、ノア。
彼は前世のア
イシャの教え子でもあったのだが、どうやら初恋をこじらせまくって禁忌の蘇生術にまで手を出したようで…?
あれ。これは私の前世がバレたら、マズいことになるのでは!?
元教え子を更生させようと奮闘する少女アイシャと、初恋相手をもはや神格化し始めた執着男ノアとの、歳の差&ファンタジーラブコメ!
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-09-08 18:19:51
104468文字
会話率:27%
Sランクパーティー臥竜鳳雛(がりゅうほうすう)のメンバー、魔獣使いのテイルはある日戦力外として追放されてしまう。
相棒である鳳凰の雛ピピと共にソロ冒険者として新しくスタートを切ったテイルは、今までどうやっても成長させる事が出来なかったピピ
が魔物を捕食する事により成長する事に気付く。
成長したピピはSランクモンスター鳳凰に進化し、更にその恩恵によりテイルはSランクモンスターと契約する度に強力なパワーアップを遂げるスキル『強存強栄』を獲得する。
まだ見ぬ世界中の強豪モンスター達を仲間にする為にテイルは世界を旅して回る事にした。
一方、テイルの抜けた勇者パーティーは連携が上手くいかず互いの広範囲攻撃が同士討ちを頻発させ、かつての強さは見る影も無くなっていた。
テイルのSランク復帰に伴い臥竜鳳雛の名を奪われ、ランクも落とされた勇者達はテイルへの恨みを募らせていく。
Sランクモンスターと次々に契約していくうちにテイルは自分がかつて打倒しようと追い求めていた魔王へと近付いている事に気付く。
魔物と人間の共存を目指しテイルは当代の魔王として世界を変えていこうと奮闘する中で、かつてのパーティーのリーダー、勇者と向き合う事になる。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-08-23 07:00:00
323205文字
会話率:39%
※連載候補の短編です!
★ ★ ★
【簡単なあらすじ】
悪役聖女の教育係に転生。ストイックすぎる弟子の幼女を適度に甘やかしつつ、死亡フラグ回避を目指すお話。
【ちゃんとしたあらすじ】
残業続きの社畜OLだった私は、ある日電車のホーム
に落ちて人生を終える。しかし次に目を覚ました時、生前愛読していたネット小説の世界に転生していた。
悪役聖女が主人公をいじめ、最後には破滅エンドを迎えるネット小説。
私が転生したのはその悪役聖女の“教育係”だった。
原作では教育係も悪役聖女もろとも処刑されてしまう。死亡フラグを回避するために私は未来の悪役聖女である教え子をいい子に育てると決意……って、思っていた何倍も素直で可愛いんですけど? 物語の中の私はむしろどうやってこの子を悪役にしたの!?
聖女候補の教え子に癒されながら過ごしたり、時には自らが聖女の力を使って人々の危機を救ったりしているうちに、だんだん師弟そろって民衆の人気ものに。
そのうち当代の聖女に目の敵にされるようになってしまうけれど――いいでしょう、そちらがその気なら相手をして差し上げます。
聖女の作法を教えてあげましょう!
元オタクOLが原作知識で大活躍するお話。
★ ★ ★
他サイトにも掲載中。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-08-19 18:17:22
18612文字
会話率:38%
ルードス大陸には昔より、聖女と竜がつがいになるという習わしが存在していた。
代々聖女を輩出する家に生まれながら、聖女としての才覚を有していないルカ・キウス・アリウスは義母と義妹シェリルから虐げられ、使用人にも劣るような生活を強いられていた。
そんなある時、妹のシェリルが竜の王である竜帝に嫁ぐという話が持ち上がる。
しかし当代の竜帝は、竜族の中でも最も忌み嫌われる存在だった。
もし機嫌を損なえば竜帝に殺されてもおかしくない。
しかし義母や義妹と地獄のような生活よりはマシと割り切ったルカは自分に聖女の力がないことを隠し、竜帝に嫁ぐことを決めた。
※R15ではありますが、念のための設定です。
※カクヨムでも連載中です折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-08-14 06:00:00
88936文字
会話率:46%
とある山奥の道場に、大賢者の後継が暮らしていた。
かつて世界を救った英雄の一人、煩悩を捨て去り悟りを開くことで大賢者と呼ばれた男の教えは、現代にも受け継がれていた。
当代の大賢者(候補)であるアンセルは、三人の弟子たちともに厳しい修行の日々
を送る。
慕ってくれる巨乳の弟子……煩悩。
スキンシップ多めで活発な獣人の女の子……煩悩。
刺激的な服装のエルフ……煩悩!
煩悩を捨てた大賢者?
そんなわけない!
日々無自覚に誘惑してくる弟子たちに戸惑い、煩悩と戦い続けていたアンセル。そんな彼の下に、王都から第三王子ロールがやってくる。
彼から依頼によって、いわくつきの魔導具【大罪法典】を回収する旅に出ることに。
アンセルは誓った。
この旅が終わったら……俺、賢者辞めるわ。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-08-05 19:04:09
57109文字
会話率:42%
ヤコビニ王国所属の冒険者、ライモンド・コルリはある日、王国内のダンジョンでボスの魔獣を倒した際、装備時の補正ステータスのぶっ壊れた虎の着ぐるみを発見する。
見た目はともかく強くなるなら、と着ぐるみを装備するライモンドだったが、着用して頭を被
った途端に着ぐるみの頭と身体がくっつき背中のジッパーも消えてしまった。
虎の着ぐるみは呪われており、一度着用したら二度と脱ぐことが出来ず、着用者は着ぐるみに喰われて取り込まれてしまうのだ。
所属していたSランクパーティー「噛みつく炎(モルデレフィアンマ)」から「呪いを解くのに金と時間をかけるのが勿体ないし、臭くなったら耐えられない」と教会からの帰り道で追放されてしまったライモンド。
落胆しながら教会への道を引き返していると、自分の着用する着ぐるみが話しかけてきた!?
呪った人数がライモンドでちょうど100人で、ライモンドを喰えば1,000人目だという、ディーデリック・ノールデルメールと名乗った着ぐるみの魔物は、もうヒトは食い飽きたと言ってライモンドへの助力を申し出る。
おまけに洗脳を応用して、今まで食らってきた冒険者の知識と経験を上乗せしてくれるおまけ付き。
冒険者数百人分のステータスを手に入れて最強になったライモンドとディーデリックは、強力な魔法を操る魔物の冒険者エレン、弓を扱う治癒士ロドリゴを仲間に加え、当代の魔王・頑健王ヘイスベルトを討伐する旅に出る。
ライモンドを追放したことで冒険に苦戦する「噛みつく炎」を尻目に、彼らは遂に魔王城に到達し、ヘイスベルトと相対する。
凄まじい防御力と体力を誇るヘイスベルトに苦戦する冒険者。するとディーデリックが身体をライモンドに明け渡しての融合を進言する。
ディーデリックは融合の末消滅し、仲間を失った悲しみに暮れながらも魔物と化したライモンドはヘイスベルトの討伐に成功し、魔物として次代の魔王候補に名を連ねるのだった。
※カクヨム様、ノベルアップ+様、エブリスタ様でも並行して公開しています。
https://kakuyomu.jp/works/16817330648503512870
https://novelup.plus/story/304910253
https://estar.jp/novels/26051460折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-07-29 18:00:00
125131文字
会話率:46%
カフラマーン王国で当代の天才女流画家と呼ばれる抽象画家ディララ・シファーア。誰もが彼女の絵を絶賛するが、本人はまったく満足していない。なぜなら彼女が描きたいものは具象画であって抽象画ではないのだ。しかも彼女は具象画を描きたいのにどうやっても
描けない。頭で想像した通りに手が筆を動かすことができず、頭で想像した通りに絵の具を混ぜて色を作ることができず、いつも思い通りの絵を描くことができないのだ。だがなぜかディララが描く絵は大傑作として人々に賞賛されていた。ある日、画材で頭を打って前世らしき記憶を取り戻す。それは神絵師と呼ばれる超絶技巧の絵師たちが溢れ、日々様々な二次元の絵が公開される世界の光景だった。あの世界こそ自分にとっての楽園、とディララは記憶の中の数々の絵に憧れる。しかし、具象画は現在ディララが生きる世界では異端視されていた。どうせ自分では具象画は描けないから、と半ば諦めていた彼女は、記憶の中でしか見たことがない具象画(かなりきわどい格好をしたキラキラ美少女イラスト)を拾う。「是非この絵師に会いたい」とディララは絵師探しを始めるが、異端の具象画(かなりきわどい以下同文)を持っていたのはこの国の第二王子だった。ディララが第二王子の持っている絵に興味を持ち始めると、画商で夫のフィクレト(ディララとは契約結婚)は彼女が第二王子自身に興味を持ったのではないかと慌てだし、急にディララの行動に口を出すようになってきた。
二次元にしか興味がない天才女流画家と、彼女を囲い込んでいる画商の夫、異端視される絵を所有する第二王子の物語。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-07-24 10:00:00
73543文字
会話率:33%
一世代に一人現れる『聖女』によって統治が行なわれる世界最古の国家神聖アラバスタ教黒。
当代の聖女である公爵令嬢のセイラは、十五の誕生日を迎えたばかり。
聖女は十五の誕生日を境に、一目で運命の人を見抜く能力を授かっており、伴侶となる
ものはアラバスタの王となり聖女を支えてゆくのが数千年続く伝統。
そんな聖女の運命の人を探すために大陸中から人々が集まるお見合いの儀を控えたある日、セイラは彼女を密かに慕う護衛の騎士を連れ森へと出かける。
実は運命の人はあなたなのですよ、と告げられた護衛騎士ラインハルトは、戸惑いながらも受け入れ、二人は婚約することになる。
婚約発表の日が迫り、国内が祝福ムードに湧いている中、水を差すかのように、帝国がアラバスタに向けて挙兵、内部では呼応したようにクーデターが起こる。
女性ばかりで正規軍が存在しない象徴国家であるアラバスタへと迫る五万もの帝国軍、そしてクーデターの行方は? ラインハルトとの婚約はどうなってしまうのか?
最強の『聖女』が困難を跳ねのけ幸せを掴むストレスフリーで、軽いざまぁテイストのハッピーエンドストーリーです。全四話完結。
婚約破棄や追放はありません。ざまぁテイストはありますが、復讐ものではありませんので、ご注意ください。
聖女の力によって性別が変化する展開がありますが、恋愛に影響するものではありません。
この作品は、柴野いずみさま主催の自主企画、『ざまぁ企画』の参加作品です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-06-26 17:00:00
10230文字
会話率:38%
フィヨルドに囲まれた山々の、切り立った崖の奥の奥。
最果ての地ウェスト・フィールドは魔法使いの谷(イーストヤード)と呼ばれている。
ヨリは当代1の感応力の持主。人ではない色々な者たちと、『視え』て『聴け』て『語り』合うことができる。
王
宮勤めの大叔母のスカウトで、同郷出身の美少年オリヴィエルと一緒に、北欧各地で人以外が起こした事件の調査・解決に勤しむ公務員として働く物語。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-06-19 23:22:07
59060文字
会話率:15%
勇者パーティ。それは大昔に魔災と呼ばれる大災害を退けた功労者たちを賞賛する言葉だ。転じて、勇者を輩出した国における“当代最強の冒険者たち”に贈られる称号でもあった。
主人公“リル”も栄えある勇者パーティの一人だった。その異名を“最強の馬車番
”彼は勇者パーティでありながら、一度も馬車から出たことがなかったのだ。リルの持つスキル【取得経験値UP】は、契約を結んだ相手の学習能力を促進することができるという【SSランク】の超レアスキルだったが、一方で所有者であるリルには何の見返りもないゴミスキルだった。
勇者パーティとして名声も、富も、煌びやかな生活だって保証されたリルだが、何故か満足できない。そんなリルの前に現れるのは【魔力0】のデバフスキルを持つ女性。自分のスキルに左右されず、生きたいように生きる彼女に感化されたリルは冒険者として一からやり直すことを決意する。
そうして、勇者パーティと決別するのだが……。
【取得経験値UP】を持つ男がフリーになったということで、動き始める様々な勢力、オマケに勇者パーティにも不穏な空気が流れ始めて……?
これは、神から授けられたスキルによって生き方を定められる世界で、そんな運命に抗う人間たちの話。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-06-14 00:05:05
8096文字
会話率:49%
【完結】―これは守銭奴ココちゃん(※聖女です)が、あらゆる陰謀を殴り倒す物語
【2020/10/16 第2回ファミ通文庫大賞 特別賞受賞!】
儚げな美貌と強大な聖魔法を持つ心優しき当代の聖女、ココ・スパイス十四歳。
……という公式設定
を隠れ蓑に、常識外れな聖女様はやりたい放題ルール無用でまかり通る!
猫をかぶって理想の聖女を演じながら、引退後を睨んでせこせこ貯金に励む元ホームレスの野生児ココ。
下町を牛耳るギャング団? 国を乗っ取る王族? 陰謀を企む反主流派? 数百年ぶりに復活の魔王?
どんな相手だろうが、気に喰わなければ殴り倒して進むのが聖女様です!
聖女の横暴に胃を痛める教皇様。
そんな彼女が大好きな王子様。
聖女様被害者の会は、今日も加速度的に参加者爆増中!
これは小銭一枚見逃さない守銭奴ココちゃんと愉快な被害者(なかま)たちの、問題を腕力で解決する物語。
「ジジイ、毎年毎年一時金でごまかしやがって! 幼児の頃からいつまでも日給銅貨八枚でこんな仕事をやっていられるか!? 今年こそベースアップを要求する!」
「いい加減信仰心を身に着けんか聖女! 日給月給の聖職者なんておぬしだけじゃ!」
※従来の私の作品と比べ、シリアス成分が含まれています(当社比)
出て来る宗教は複数の宗教の知識を掛け合わせています。現実世界の宗教のどれかをそのまま揶揄した物はありません。
こちらは「カクヨム」にも同時掲載しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-06-01 07:00:00
703312文字
会話率:46%