恐竜「ダイナソー(Dinosaur)」+死霊召喚魔法使い「ネクロマンサー(Necromancer)」
その男・安鳥(あんどり)来人(くると)は化石を触媒に、恐竜を復活・使役する事が出来る。
その恐竜召喚魔法(ダイナマンシス)を使える異世界で
長時間活動が出来るのは、日本では来人だけであった。
彼は政府の依頼とバックアップの元、某所に開いた異世界と通じる穴を通過して冒険と調査を行う。
この世界は一体どのような世界なのか?
異世界から、こちらの世界に対して侵攻はあり得るのか?
何故こちらの世界の人間は、長時間異世界で活動出来ないのか?
それを克服する術はあるのか?
地方大学生に過ぎない来人は、調査成功の暁には「特例で国家公務員として安定した生活」という餌に釣られて異世界を冒険する。
冒険開始から半年程、彼は恐竜たちと孤独な旅を続けていた。
ある日彼は、幻獣に襲われていた少女を助ける。
そして物語が動き始める。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-03-05 19:09:03
422660文字
会話率:24%
2050年、内燃機関を持った自動車は街から姿を消した。…といっても完全に姿を消したわけではなく、片田舎の里山にはほんの少し残っている程度には存在するのだが、それらのほとんどはもはや物置代わりと成り果てていた。
街を走るのは電気自動車や水
素自動車などで、排気ガスが出ることもなく空気はかつてより澄んでいる。また、騒音も少ないためただタイヤが転がる音が響くだけである。
そんな世の中で、とある噂があった。
―――内燃機関を持った自動車を、夜な夜な走らせている集団がいる。
この噂は自動車大国日本だけでなく、全世界でも広く渡っていた。
ガソリンの需要はなくなったものの資源の残りが少なくなった今、ガソリンの価格は高騰していた。30年前は1Lあたり150円程度であったが、現在は1Lあたり500円以上とかつてとは比べ物にならないほどの金額となった。この影響もあり、ガソリンを使用する自動車から電気自動車への移行が急激に進んだともいえる。
そんな貴重なガソリンをばら撒きながら夜な夜なクルマを走らせている集団といえば、金持ちの道楽だろうと世間は信じ切っていた。まさか、―――がやっているとは。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-12-31 00:42:06
349文字
会話率:67%