世界中で発生した人体消失事件。人体一部消失と言えば良いかもしれない。白い光に包まれた者は人体やその身体の一部が消失する事件が発生した。世界中の警察、科学者、果ては霊能力者までもが事件解決の解明を行っているのだが、一向に手がかりすら掴めていな
いのが現状であった。消失時の痕跡もなく、人々は白い光が発生した場合は逃げるしか手立てがないのであった。どこにも逃げ場はないと言うのに。
現在も多種多様な憶測が飛び交う中、日本人はいつもの日常を送っており、世界的な消失事件であっても他人事として気にする者は少なかった。
しかし今年初めて日本でも消失事件が発生したことにより、日本人も危機感を覚えるようになった。それと言うのも動画配信サイトや各マスメディアがこぞって消失事件を取り上げ人々を煽っていたのも一因かも知れない。
1999年の預言書の時のように。
デマとして信じない者、滅亡論者の両極端に別れたのも同じであった。
先日、俺の幼馴染の女友達が巻き込まれた。白い光に包まれた小学生を助けるために身を挺して助けた際に左肩からスッパリと消えた言う。結果、失血性ショック死で亡くなってしまった。今日は彼女の四十九日法要の日、俺は彼女の勤務先であり、飼育担当だった黒ヒョウの檻の前でひとり物思いに耽っていた。考えても考えても分からない。何故、彼女が対象になったのか、彼女の代わりに俺が対象であったなら。悔やんでも泣いても彼女が戻ってくる筈はないのに。
帰ろうと思い檻から離れた刹那、俺は白い光に包まれて…
一文字良、その名前が表すスキルを与えられた男と養子の次のライフステージ。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-22 18:10:00
288458文字
会話率:53%
1999年渋谷、赤島夏穂が復活した聖人と手を組み渋谷に潜む巨大な陰謀へと挑む....
最終更新:2025-07-22 10:20:24
846文字
会話率:39%
1999年に起きた《MARS七三〇事件》以降、飛来した黒い石(ブラック・ストーン)と呼ばれる新たなエネルギー源のより、世界は飛躍的に進化を遂げた。それと同時に不可解な怪異事件が横行する。
それから十年、《MARS七三〇事件》の生き残りだ
った秋月燈(あきづきともり)は、別の怪異事件によって記憶を失ってしまう。
「私と××××との幸福は違うのでしょうね」
秋月燈は記憶を失うも、何度も夢で「幸福」について語る夢を見る。
身元引受人であり刑事の浅間龍我から「記憶を取り戻すなら、平穏な日常生活は難しい」と言われ、記憶を取り戻すか否かの決断を迫られる。
そんな矢先、燈の周囲を一変させる出来事が起こる。
燈の周辺で暗躍する怪異事件。噂、情報が封鎖された社会。薄氷の上に成り立つ平穏な生活の中、燈は違和感を覚え自らが動く。
燈の傍にいる《アヤカシ》と謎の式神、見守る龍神、不穏な影──《物怪》。様ざまな事件と、登場人物たちが交錯する群像劇。
失ったはずの絆を、紡ぎ、結ぶ。人の幸福とアヤカシの幸福は同じ?
旧タイトル:
ユーデモニクス(Eudaemonics) ─四千年の泡沫で君ヲ想フ─折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-21 18:22:08
19742文字
会話率:40%
ロスト=アダムスの大予言には1999年某日、世界は赤黒く染まるだろうと記されていた。そして神楽坂うかが朝起きると、なぜかまだ満月が空に登っていて異様に満月が近かった。しかし、その日は予定通りうかの弟であるふうの授業参観に行った。午後になると
さらにその満月が近づいて来て、赤みを帯びていった。すると赤い月光に乗って、終焉の惡魔が地球に襲来してきた。それは地獄の入り口で、アンノウン・サクリファイスという統率者が地球に侵略してきたのだった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-21 10:01:38
222065文字
会話率:46%
西暦1999年、「ノストラダムスの大予言」の日、地球に3つの巨大隕石が降り注いだ
隕石はそれぞれ、「イギリス」「日本」「太平洋の中心」に落下し、瞬く間に、超巨大な大樹へと変貌
人々はそれを、「宇宙樹」と呼び恐れた
宇宙樹はその周囲に「魔力」
と呼ばれる未知のエネルギーを流布、魔力の存在は世界を混沌に陥れ、人類は破滅の一途を辿っていった
これは、そんな宇宙樹から生まれ落ちた「魔獣」と、それに対抗すべく生まれた「聖騎士」との闘いを綴った物語である折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-21 00:27:17
141022文字
会話率:30%
1999年、恐怖の大王は下りなかった。代わりに、出現したのはダンジョン。これはその唐突に舞い降りたダンジョンと言う現実に対し、リアルに見つめた少年が自分の為、そして周りの為に、何より、安全に進む為に色々と慎重に事を進ませる物語である
最終更新:2025-07-19 00:00:00
149363文字
会話率:65%
「私はこの 道で......この世界の全ての悪意に叛逆する。」
1999年7月9日金曜日
ノストラダムスの大予言は的中した。
魔の三角海域「バミューダトライアングル」から『怪異』が溢れ出す。
人類は迅速な対応の後、ついには三度目の過ちを
犯し『怪異』を沈黙させる。
人間の繁栄は永遠のものになると思えた......
そして26年後、2025年 人類は滅亡への道を下落することになる。
26年の人類の決意の結晶『バミューダトライアングル中央防衛線』が崩壊......
一年後には人類人口は40億にんに減少......
ついに2052年には11億に減少し、人類は種の絶滅を確信した。
しかし......2035年11月11日、一筋の光が人類に差し込む。
後に人類最強と称えられる『希守 月乃』が誕生。
そこから彼女たった一人によって人類の快勝劇が始まる。
ーー時は進み2053年ーー
本作の主人公は人類最強の月乃こと『ムーノ』
人類種の頂点、最強の英雄譚が今始まる。
【登場人物】
・主人公「希守月乃」 【人類最強:朔月のムーノ】
人類最強の退怪術士にして、種の頂点とまで呼ばれる【朔月のムーノ】
しかしその実態は案外普通の17歳少女??
怪異さえも超える圧倒的な『最強術士』と『17歳少女』の間を行ったり来たりするして、ちょっと疲労気味??超マイペースで感性独特!
好きな食べ物は「誰かの手作り料理」
・風間サクラ
異能育成学園「ゲーティスト」に通う月乃の同級生。
料理、家事全般が得意で月乃とは親友なため、度々世話をやいている。
しかし、何やら月乃には只ならぬ思い入れを持っていそうで.....
更に【朔月のムーノ】の大ファンで、部屋中がグッズで埋め尽くされている!当然月乃がムーノだとは知らないので、主人公は気が気じゃない!?
ロックウィル・ラナ 【退怪術士:認定序列3位 千斬のラナ】
【朔月のムーノ】の自称ライバル。
斬撃系の頂点と言われる『異能』に加えて、二つの強力は異能を持つこの世界でも珍しい存在。
年齢は15歳で少女だが、その実力は人類屈指!
仮面で顔を隠す【朔月のムーノ】の正体を探っているが、オツムは弱いので一向にたどり着けそうにも......
謎の転校生二人。
突如転校してくる謎の転校生?主人公の運命に大きく関わる!?折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-17 19:10:00
180335文字
会話率:47%
1999年12月24日雪の降る寒い夜の中、ある少女との出会いにより日常が狂い始める。
主人公である黎領瞳護の住む市街で猟奇殺人事件が多発していた。
複数の変死体が見つかり、不思議な共通点として遺体全ての頭蓋骨が噛み砕かれていた。
事
件が世間に広まりつつある頃、犯人は人ではないナニカだという噂が広まっていた。
そんな中、ヒトならざるモノを見通す能力「魔眼」を持つ黎領瞳護が謎に挑む。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-17 01:55:50
13912文字
会話率:24%
――日和見病院。
某県某市の片隅にある、ごく普通の総合病院。
そこには、ごく普通の建物があって、ごく普通のお医者さんが居て、ごく普通の診療が行われていました。
ただ一つ普通と違っていたのは…婦長さんは――だったのです!
――西暦
1999年、時は世紀末。
日本の片隅の病院を舞台に繰り広げられる花子さんのハートフルストーリー。
※7月7日まで毎日8:00頃投稿予定です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-11 09:09:27
74136文字
会話率:26%
主人公、浅井(あざい)ハルは35歳、コールセンターに正社員として務める普通のサラリーマンだ。
彼のいる世界には一つの異常があった。
宇宙人に地球が支配されて植民地化されているのだ。
1999年7月31日。恐怖の大魔王が空からやって来る
。という有名なノストラダムスの大予言は知っているだろうか。
やって来ていた
そして地球は支配されていた。
「第二銀河帝国」という宇宙人の帝国に支配されて植民地にされた。
———それから26年後の2025年の8月1日。
ハルの前にスーパーロボット〈ガンフィスト〉と美少女の宇宙人アリアが姿を現す。
「今度こそ! 地球をこの〈ガンフィスト〉で救ってくださいね! ハルさん!」
「え……嫌だよ。大人にもなってみっともない」
実はハルは過去に一度、子供の頃にアリアから〈ガンフィスト〉のパイロットになれと言われて断っていたのだ。
そして再びハルは断ったが、宇宙人はついに地球人の虐殺を始めると発表。背に腹は代えられない状況になってきた。
なので仕方なくついに〈ガンフィスト〉に乗り、第二銀河帝国との戦いに身をとうじることにする。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-07 17:25:36
29481文字
会話率:39%
高校の魔法科を落第し、二度目の三年生を耐え忍ぶ魔女娘《まじょっこ》マコ。
バイト先の国立黒界図書館、魔書室《グリモルーム》で、
本物の魔時年鑑《マギアルマナック》に出会ってうっかりタイムスリップ!
行き先の1969年、建設中の万博会場に、な
ぜか1999年に現れるはずの、
世界を滅ぼす恐怖の大魔王が30年前倒しで襲い掛かってきた!?
地球防衛同好会(地防同)の一員となって戦う羽目になったマコ。
勇気スペックは断然マイナスレベルのビビリ魔女娘は、
世界滅亡の謎に、いかにして立ち向かうのか?
ファイト、マコ! 地球を救え!
きみこそ地球防衛のスーパーヒロインなのだ!
※それでも本作は半分SF(のつもり)なんです。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-26 13:11:39
45336文字
会話率:24%
西暦1999年、ある予言が世界を震撼させた。
ノストラダムスの大予言だ。
「恐怖の大王が空から降ってきて人類は絶滅する。」
しかし予言は外れ、流行り病や戦争を経験しながら人類は今日まで生きている。
そうして西暦2999年。
恐怖の大
王は、1000年の遅刻でもってやって来た。
恐怖の大王は、日本の東京に根を張り巨大な樹木「世界樹」へ生長する。
果たして、世界樹は人類の天敵なのか、地球はどうなってしまうのか・・・。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-12 20:57:52
3721文字
会話率:13%
1999年の夏。
中学3年生の佐久間大輝は、親友との喧嘩をきっかけに学校へ行けなくなっていた。
心を閉ざし、すべてに無関心になりかけていたある日、
母の提案で、亡き父の故郷の島で夏を過ごすことになる。
潮の香り、セミの声、古びた神社、そし
て島の人々
そこで大輝を待っていたのは、不思議な出来事の数々。
これは、“猫”と“神さま”に導かれながら、
少年が成長していく、ひと夏の物語。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-05 19:51:05
1517文字
会話率:11%
1999年、後にダンジョンと呼ばれることになる、異形の怪物が湧き出てくる異空間への扉が世界中に出現した。各国が怪物への対処に苦悩している中で、漫画やアニメのような超能力に目覚めた人々が活躍をしたことで人類はうまくダンジョンを資源として活用
できるようになっていた。
自国内のダンジョン問題がひとまず片付いたことで、各国は国力増強のために能力の研究に取り組んでいた。特に、超能力の軍事利用を模索する国々は多く、国際的な緊張が高まっていた。
そんなダンジョン出現からそろそろ30年が経とうとしていた頃、日本にある男の子が生まれた。天野 律(あまの りつ)と名付けられたその子は、現代世界からの転生者だった。転生後の彼もまた能力に覚醒しており、非常に強力で危険で、そして異質な能力を有していた。
そんな力を持ちながら常軌を逸した思考の彼に、同級生や世界の人々は振り回されることになる。
転生した最強で最凶な自由人(エゴイスト)が好き勝手に暴れまわる、迷惑極まりない物語が始まる ―――折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-04 16:46:40
17086文字
会話率:43%
1999年3月1日。
南太平洋上で、アメリカ海洋大気庁(NOAA)は正体不明の轟音を検知した。
「ユリア」と名付けられたその音は、海洋生物や地質的活動の音でもない。まるで世界の理を揺るがすかのような15秒間の響きだった。
同刻、その海上を
航行していた豪華客船「黎明」号が、大きく跳ね上がる。
まるで見えない何かに弾かれたように。
乗客たちは気付く術も無かった。
その瞬間、見えざる波動が、彼らの身体を通過したことを。
そして、彼らのDNAに「何か」が深く刻まれたことを。
──やがて時が経ち、研究者たちはようやく真実に辿り着く。
あの日の「ユリア」とは、異界の扉が開かれた音だったのだと。
※本作品は『カクヨム』で先行公開してます。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-22 22:02:59
91806文字
会話率:34%
ある日、太郎君が家で飼っていたりすがいなくなり巣だけが残される。犯人は、「りす」の「り」だけを盗む「りどろぼう」だった。銀行で利子(利息)を受け取って帰る途中のお年寄りは「りし」の「り」を盗まれて「し(死)」が残って殺されてしまい……、次々
と起こる恐ろしい事件……。死神に連れられて三途の川までやってきてから死神と一緒にひと働きするどろぼう、警察署長さんの家にどろぼうにはいったことから署長さんと意気投合してしまったどろぼう……など、愛すべきどろぼうたちの物語。
*本作「どろぼうのはなし」は、2025年4月時点で北村正裕ホームページ掲載の4作品を組み合わせたものです。
「りどろぼう」は、1988年に執筆し、1999年に北村正裕ホームページに掲載したもの。
「死神とどろぼう」は、1998年に執筆、1999年に北村正裕ホームページに掲載したもの。
「ブレーメンの音楽隊」は、2008年に執筆し、2025年に修正のうえ、北村正裕ホームページに掲載したもの。
「神様が尊敬されるようになったわけ」は、月刊「MOE」1988年6月号に掲載されたもので、その後、北村正裕ホームページにも掲載したものです。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-10 13:25:06
23656文字
会話率:66%
大どろぼうをあの世に連れていくために三途の川までやって来た死神だったが、船の渡し賃が払えず、どろぼうともども、レストラン・サンズで皿洗いのアルバイトをすることに……。
*この作品は、1999年に北村正裕ホームページに掲載した作品「死神とど
ろぼう」を改作、改題したものです。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-02-20 16:23:34
9502文字
会話率:62%
《アー、テス、テス、こちら千機 慧。今日も命懸けで戦場から生配信しま~す》
『1999年の7月に空から恐怖の大王が降ってくる』
かつてのこの言葉を残したノストラダムスの大予言は的中する事になった。
予言日の当日、突如として空より《魔
核》と呼ばれる隕石が、国連主要機関の常任理事国である。中国、フランス、ロシア、イギリス、アメリカの主要都市へと飛来し甚大な被害をもたらし、常任理事国の5か国は衰退する事になった。
そして、その出来事で飛来した《魔核》を研究した千機という研究者の研究により、《魔核》には魔力と呼ばれる力が宿っている事が分かった。
───《魔核》を所有する国々が次の時代の覇権を握る事になり、世界各地で101年にも及ぶ世界戦争が続き。残ったものは荒廃した世界と《魔核》を所有し、《魔核》の力を利用し発展した国々だけだった。
そんな荒廃した新世界……《リライト》と呼ばれる様になった世界で、かつて帝国の英雄と呼ばれた大罪人《千機 彗》は、己の自由を得る為に戦場へと赴き生配信をするのだった折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-04-21 17:48:13
26286文字
会話率:63%
1999年世紀末。
恐怖の大王は空から舞い降りては来なかったが、世界中に突如としてダンジョンと呼ばれるものが出現した。
それは洞窟の様なものだったり、自然に溶け込んだ森のようなものだったり、巨大な地下へと続く神殿のようなものだったりと、そ
の種類は多岐に及んだ。
そして、迷路のように入り組んだ内部には、地球上の科学兵器の通用しない危険なモンスターが溢れていた。
人々はその脅威に怯え、一刻も早く全て破壊すべきだと訴えた。
が、世界中の国々は逆にダンジョンを保護し、その内部の探索に全力をあげた。
結果――ダンジョン内で採れた未知の鉱石は、世界中で新たな生産を生み出しては人々の暮らしを豊かにした。
モンスターを倒して得ることの出来るアイテムは、人々の常識を覆し、この世界の理を破壊した。
そして世界はダンジョンから得られる資源を受け入れることを容認した。
それから月日は流れ、ダンジョンが生活の一部として完全に溶け込んだ今の時代。
「じゃあ、私の部屋に行こうか」
「えっと……阿須奈の部屋って……この階にあるよね?」
「部屋は2階だからこっちだよ」
「あの、に,2階、って、言うのは――」
「ん?ここの地下2階だよ?」
girl meets girl 一人の少女の日常は、その日を境に大きく変化していく。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-04-19 19:00:00
127316文字
会話率:38%
楽園編
天使――それは男にとって憧れを通り越して何かよく分からない概念と化した存在。
別に翼が生えている必要もない。輪っかを浮かべている必要もない。ただ魅力的な容姿と性格をしていればそれで天使だ。CMAのヒロインならばそれで天使だ――。
第3次世界大戦末期。精神崩壊を繰り返してCMAをプレイし天使に癒されると言うセルフ治療スタイルを確立した軍人の天之玄咲はCMA――1999年発売のポケットボーイ専用ゲーム【CARD&MAGIC ACADEMIA】の重度廃人だった。
地獄のような現実に耐えかねて、その度に狂気をCMAで抑える日々。
そんな玄咲の人生はある日一発の核弾頭によって唐突な終焉を迎える。死の寸前までCMAをプレイし続けた男は地獄に落ちることを確信しながら爆発に呑み込まれ――。
そして気が付いたらCMAの主人公に転生していた。
カードとそれを読み込み発動するリード・デバイスが起こす奇跡――カード魔法。
そのカード魔法を使って戦う魔符士を育成するラグナロク学園に玄咲もまた主人公として入学する。
玄咲は狂喜し、決意する。絶対ヒロイン――天使とエンディングを迎えると。
少しおかしくなったテンションでストーリー、そしてヒロインのゲーム知識を活用した手堅い攻略を目指す玄咲。しかし転生から数秒後に起こしたある事件によりストーリーは初っ端から大脱線し、絶妙に役に立たないゲーム知識に玄咲は翻弄され盛大に空回りする。
そんな玄咲はある一人の天使のような少女と出会う。なぜか玄咲にやたらと好意的な少女に、段々とヒロインそっちのけで玄咲は惹かれていく。
そしてある時、ついに悟る。
「彼女こそが、俺のこの世界での天使だったんだ!」
地獄編
夢は壊れた。
天使は羽をもがれた。
全て俺が間違っていた。
何もかも全て俺のせいだ。
「この世界は楽園なんかじゃない」
だから、
だから。
だから――
「地獄に堕ちろ」折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-04-01 20:26:37
780020文字
会話率:58%
「1999年、7の月 空から恐怖の大王が降ってくる」
かつて世界は混乱に陥った。
この予言を残した男の名は
ノストラダムス
約500年の時を超えて、転生する。
人類に新たな予言を与えるために。
…否!!
もう無理無理無理!中二
病だっただけなんだよ!この黒歴史、絶対封印してやる!
一人の男が黒歴史を封印するために転生!
現代日本でノストラダムスの戦いが今、始まる!(始まらない。)折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-03-01 23:36:48
10229文字
会話率:89%