リイイィィィィィィイイイイ――――。
鐘の音が鳴り響いた。
空は茜色に染まり、月が出現する。
静寂が訪れ、世界の時間が止まる。
そのすべてが滞りなく実行された。
そして、最後の変化。
――ピコン。
視界の左上に、緑色の『HPゲージ』が
表示される。
窓から月光が注ぐ教室。散らかった机と椅子。電灯の点かない廊下。
ここは現実世界。
さぁ、『デスゲーム』の始まりだ――。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-07-30 11:38:55
11912文字
会話率:27%
小学五年で文具好きの桜井春は、小学生ながら秘密組織を結成している。
メンバーは四人。秘密のアダ名を使うことを義務とする。六年生の閣下、同級生のアンテナ、下級生のキキ、そして桜井春ことパルコだ。
ある日、パルコは死んだ父親から手
紙をもらう。
手紙の中には、銀貨一枚と黒いカードが入れられており、カードには暗号が書かれていた。
その暗号は廃工場の場所を示していた。
とある夜、忍び込むことを計画した四人は、集合場所で出くわしたファーブルもメンバーに入れて、五人で廃工場に侵入する。
廃工場の一番奥の一室に、誰もいないはずなのにランプが灯る「世界を変えるための不必要の部屋」を発見する五人。
そこには古い机と椅子、それに大きな本とインク瓶がある。
エポックメイキング。
その本に万年筆で署名して、正式な秘密組織を発足させることを思いつくパルコ。
その本は「シンクの卵」と呼ばれ、書いたことが現実になる本だった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-03-23 21:11:15
136238文字
会話率:43%
靴について思ったことです。
毒っぽい批判も含みます――
キーワード:
最終更新:2022-05-01 14:26:41
3804文字
会話率:3%
……太陽が海に沈むとき、僕たちは巡り逢えるだろうか、あの約束の日のように。
そこまで書いて、僕はひと息つき、窓のない部屋の片隅で丸くなる。
ベッドと机と椅子。したためる一本のペンと一冊のノート。
これがあの頃の僕のすべてだった。
本作は、
「はじまる季節 ──十七歳、僕は初めて人を愛した」
( https://ncode.syosetu.com/novelview/infotop/ncode/n6570gj/ )
の番外編です。
時間軸としては、主人公・佐伯清志郎が社会人になった後、精神の病を得た頃のお話です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-11-28 19:12:33
1278文字
会話率:24%
会場として用意されたその部屋には、簡易的な机と椅子だけが設置されていた。誰しも通る「就活」をテーマにした短編。衝撃のラストの解釈はあなた次第。
最終更新:2020-11-11 21:07:28
3614文字
会話率:34%
幽霊が出ると噂の旧校舎。その上階にある第二音楽室には古びたグランドピアノと二組の机と椅子しかない。そんな人気のない音楽室は、いじめを受ける彼と彼女の安息の場所となっていた。
最終更新:2020-05-20 19:10:09
6123文字
会話率:55%
俺は記憶と感情をなくしたまま、とある学校の音楽室で目が覚めた。その後記憶を取り戻した俺は、その学校の異変に気づく。全校生徒はたったの10人なのに、18もの教室と450もの机と椅子があった。俺以外に先生はいないのに、職員室には30もの机と椅子
とパソコン。校長がいないのに校長室がある。それに、この記憶は俺の記憶ではない。その理由を知るため、俺はたった一人の男子生徒に聞いてみた。するとそいつは「9人の女子生徒の夢を叶えろ」と言った。俺は仕方なく、9人の女子生徒の夢とやらを叶えてやることにした。
~これは、苦しみの中でも明るく生きる、10人の生徒と1人の先生の物語。~
(これに出てくる専門用語や吹奏楽の曲は実在するものなので、よかったら調べてみてください)折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-04-08 17:23:50
124775文字
会話率:42%
職業を転々とし、パートで衣食住を賄っていた『私』。
その『私』が目を覚ますと、見たことのないオフィスのような空間に机と椅子。そしてコスプレのような格好をした天使、『アイス』。
『アイス』の力で異世界に送り届けられた『私』は、過去の反省を活か
そうと徹底した『働かない運動』を試みるが…?折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-03-04 21:13:25
33432文字
会話率:66%
主人公の新垣 寅(あらがき とら)は、何も変哲もないただの男子高校生。
今年の春で高校3年生になった。
勉学もスポーツも、クラス全体では中の中で、特に飛び抜けた能力はなかった。
ただ、少し好奇心旺盛で少し演技が上手かった。
専門でやってい
る人ほどではないが、たまに演劇部の友人に助っ人に呼ばれていた。
その日は演劇部で助っ人で呼ばれた後の帰りのことだった。
ふと、寄り道をしたくて、遠回りしていると、薄暗い通路に行きついた。
そこにあったのは、汚れがひとつない机と椅子、明かりがついたデスクトップパソコン。
明らかに異質な"それ"に思わず、足が動く。パソコンの画面を覗き込むとこう書かれていた。
「君に質問だ。この日、世界が終焉を迎えるとしよう。君にはそれを変える力がある。どうする?」
その奇妙な問いかけに、「変える力があるなら・・・変えたいかな」と呟くと目の前が真っ白になった。
目を覚ますと、百合の花のようふんわりとした白い布が、目に飛び込んできた。
ふれたら壊れてしまいそうなガラスのような肌とは対照に、二つ結びされた燃えるような赤い髪が揺らめく少女がいた。
「君は一体・・・」
そう呟くと、少女は無邪気に笑う。
白い世界が淡い色に染められた気がした。
「ボクの名前はシアナ、よろしくね」
「ボクと一緒に終焉《カタストロフィ》を止めてくれないか!」
「か、かたすとろふぃ・・・?」
「この世界で、終焉《カタストロフィ》を止めないと、キミが元居た世界も、終わってしまうのだよ」
追放、転生、転移などの当たり前のこの世界で繰り返される悲劇を止める為に・・・。
新垣 寅と、シアナと名乗る赤髪の少女の―終焉を止める険しい冒険が始まる。
「それは本当に正しい事なのかい?」
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-08-14 17:46:11
18694文字
会話率:32%
机と椅子と紅茶しかない世界。そんな世界に、魔女(メイド付き)が紅茶を飲みにやってきた!
魔女が紅茶を飲むストーリー。
最終更新:2019-05-10 14:53:46
1768文字
会話率:9%
目が覚めると白い部屋で木の机と椅子が置いてあり自分含めた20人がいた。そして無機質な機械の声に楽しそうなトーンを合わせたなんとも矛盾した謎の声に言われた机の上の自分の紙の役職には裏切り者と書いてあったのだった。裏切り者を殺して脱出しろと謎
の声は言ったなら私はどうなるのだ。理不尽なゲームが今ここに始まったのであった。
ジャンルはアクションミステリーを目指し最低一ヶ月に一回最大周一ペースを目指します。ちなみに更新する曜日は水曜日固定です。よろしくお願いします!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-02-19 23:40:07
1250文字
会話率:20%
✳︎ 注意
物語は終始胸糞悪い展開が続きます。コメディ要素もありますが2対8で鬱的展開が主となっておりますのでご了承下さいますようお願い致します。
ーーーーーーーーーーーーーーーーー
霧崎守は普通の男の子だった。
しか
し、普通ではなくなる出来事が彼には起こった。自分の内側にある感情に苦しみ、そこから逃げ出したい一心で彼は死を選ぶ。そして、気が付くと彼は空白に満たされた空虚な空間に立たされたいた。
目の前には自分の為に用意されたような机と椅子、そして自分の人生の自己評価の様なアンケート用紙が置かれていた。渋々答えたが最終欄で手が止まる。そこには『もし、次の人生を生きるならどんな力が欲しいですか?』と小さく書かれていた。彼は笑い飛ばすと『なにもいらない。』と書きあげる。その時、今までの足場は消え去り、目測地上数百メートルに放り出された。無事に地上に降りることに成功したが、降り立った世界は今までとは全く別の異世界だった。
/主人公主観による人と関わることによる成長の物語。
/ガバガバ感がすごい。
/異世界転生もののくせになかなか異世界転生しない。
/主人公もっと喋れよ。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-01-24 21:40:56
22507文字
会話率:23%
男性諸君に問いたい。学生時代の授業中、ぼんやり窓の外を見つめながら、ここからテロリストが入ってきたらと考えた事はないだろうか?
クラスメイトが倒されていく中で落ち着いた自分の動き対応によって相手を倒していき、好きな女の子を守る。考える頭の
中にはヒーローの自分しかいなかったはずだ。
しかし実際にそのような事が起きたらどうなるのだろう。相手は武装集団。自分の身の回りにあるものは着席している机と椅子に文房具。それを持ち立ち上がった所で「戦闘力5のゴミめ」と相手に言われてしまうだろう。
この物語は、実際にそのような事が起きてしまった僕の話だ。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-04-01 20:00:00
267文字
会話率:0%
どこからともなく嘲るような笑い声が聞こえる。
パラリと教科書の間から落ちてきたのはカッターの刃。
机や椅子にはゴミ箱の中身がぶちまけられ、ゴミクズ以外にも生ゴミや、ちょっとしたアルコールの臭いが少女の鼻につく。
少女が部活動の朝練を終わらせ
て、教室に行けば必ずこうなっている。
毎日していて飽きないのか、というのが率直な感想であろう。放課後ギリギリまで残り、机などが綺麗なのを確認し、朝一番学校に来ても同じ状態なのだ。
黙々と、ゴミだらけの机と椅子を掃除する。綺麗になった頃、タイミングを見計らったように担任教師が教室の中へと入って来る。いや、タイミングを見計らって入ってきているのだろう。この状況が何カ月も続いているのに、全く鉢合わせたことがないなど運が良すぎるだろう。
「起立」
委員長の号令と共にガタガタと皆が立ち上がる。少女の最低な一日がまた始まるのだ。
聞こえてくる笑い声は耳にまとわり続けるのだろう。
ホームルームが始まったにもかかわらず、どこかでまた、あの嘲るような笑い声が聞こえた。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2016-11-19 19:23:44
4443文字
会話率:34%
気がついたら誰もいない暗いところにいた。
近くにあるのは暖かい蝋燭の明かり火と古びた机と椅子が一つ。
それと何が何だか分からない俺が一人。
とりあえず何か無いかと探していると、机の上にあった本を見つける。
本を広げてみると最初にこう書
かれていた。
『ようこそ迷宮へ!』
「……は?」
誰も居ない静かな場所に俺の声が反響した。
ひょんなことで生まれた主人公が迷宮で繰り広げるドタバタ騒動物語。
今日も主人公達は理不尽な迷宮を駆け巡る。
思いついてはチマチマ書こうとおもっています。
(不定期、練習作品になります。気軽に読みやすいよう1話2000文字位を目安にて執筆中)折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2016-05-26 03:03:43
50993文字
会話率:34%
徹が死んだ。自殺だった。
イジメを苦にして自殺した小学校の頃からの友達。僕は同じクラスだったのに、怖くて彼を助けることができなかった。
ふと気がつくと、真っ暗な部屋の中を月明かりが幽かに照らしている。
整然と並べられた一人掛けの机
と椅子。大きな黒板。落書きだらけの壁。間違えようもない、2-Cの――僕らの教室だった。
夏のホラー2015参加作品。
8月6日、一部修正しました。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2015-08-05 11:32:18
7543文字
会話率:9%
異能力者の学び舎、超人育成学園「アース」。乙樹(いつき)はその卒業試験を間近に控えていた。乙樹は、その前日の夜を親友の大吾、クラスメイトの清香(さやか)、玲と過ごすことになった。
次の日、卒業試験が始まった。だが、会場にあったのは机と椅子で
はなく、所狭しと並んでいる見たことのない機械だった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2015-03-28 16:33:34
22967文字
会話率:58%
川崎美春は、可憐な容姿に成績優秀、趣味はお菓子作りといういかにもモテそうな女の子。
ある日、学校のイケメントップスリーに告白されて全員振ります。
そのせいで、女子の妬みを買って壮絶な苛めを受けることに。
これは嫌われ小説的な展開が!?
――
そうかと思えば美春さん、鋼の心臓で学校生活を超エンジョイしています。
机と椅子を窓から校庭に投げ出されたときも、「なにこの馬鹿力! ウケるー!」ですからね……!
美春好みの普通男子、丹羽翔平、学年のリーダーだけど実はビビりの更科くらら、あとは清楚で間抜けな望月さんの力を借りつつも、ピンチを乗り越えます!
ポジティブ系学園コメディ!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2014-10-04 15:31:58
19373文字
会話率:45%
目が覚めると、白い部屋のベッドに寝ていた男。
出口も入り口もない、机と椅子とノートと鉛筆だけ。
記憶を頼りに現状を理解しようとするが、なぜここにいるのかが理解できない。考えてみようと思うが、手がかりが少なすぎて思うように進まない。
今はとに
かく、何かあるまで待つよりほか、できることがない。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2013-11-14 00:37:02
10488文字
会話率:21%
天才とは、凡人よりはるかに優れた能力が備わって生まれた者たち。
これはそんな天才たちの天才だからこその喜怒哀楽を描いた物語である。
「天才撲滅部」
千鳥南高校のとある教室の戸にそう書かれた貼り紙が貼られた。廊下を渡る生徒達が通りすがりに一
瞬だけ視線を向ける。それ以上のことをする者はいない。貼り紙を貼った生徒は満足げな表情で戸の中に消えていく。教室の中はひどく狭く六畳位の中に無理やり机と椅子が3つ、一角に一台のノートパソコンが置いてあるだけであった。生徒は戸から一番近い席、カーテンの掛かった小さな窓の真向かいの部長席に足を組んで腰をかけた。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2013-08-02 13:15:56
4939文字
会話率:66%