あるきっかけで天神社の御札を貰ってかえった真樹菜は天神社が学問の神様で大学に合格したら御札を納めに行くものだと信じて疑わない。佳香は反対するのだが強いても正そうとまではしない。それは心の底で密かに思うことがあって、、、。
最終更新:2023-08-24 23:08:00
4123文字
会話率:67%
オフィスビルと飲食店が混在している街の片隅にある「お初天神」。その近く、見える人と見えない人が分かれる不思議な提灯がある。
人情の街・大阪、東梅田の一角で、あなたを待っているのは「神社のきつね」……
全国展開している食品会社の人事情
報部に勤務している野々村 茉莉(ののむら まり)。
とある夜の残業帰り、同期入社でもあり上司でもある東堂に
「不思議な提灯を出している、うどん屋に行こう」と誘われる。胡散臭いと思いながらも東堂と行った店にいたのは、きつねのお面を頭に乗せた男の子だった。
おっとりした雰囲気の男の子は、自分を「ケン」と名乗る。しかも露天神社(お初天神)の稲荷のきつね見習いだと言うではないか。
神さまから預かった大事なものを失くしてしまったと、しょんぼりしながら語ったケンちゃん。そんな彼には、放っておけない雰囲気がいっぱい。
果たしてケンちゃんの「探し物」は、見つかるのだろうか。
※「魔法のiらんど小説大賞」最終選考まで残らせていただいた作品を改稿していきます。他サイトにも掲載しています。
※この物語はフィクションです。実際の企業や氏名・名称には全く関係ありません。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-04-19 14:20:47
145714文字
会話率:47%
とある家の女主人(実は幽霊)から学校の怪談話をきく。
その話は私(聴き手)も聞いて知っている内容である。常滑の現西小学校が舞台である。
昭和26年頃、当時町立小学校は将来の児童増加を見込んで隣地の敷地の収用を計画していた。隣地には女主人と
娘(古田早苗と雪子)が住んでいたが、放火によって焼死。土地は町が収容して校舎を建設。その2~3年後から校舎やトイレに母と娘の幽霊が出る。そして夏休みの前日に2人の幽霊が出現する。その事で校舎は焼かれ、建替えられたと言う話だが、女主人はこの話は嘘で、真実の話をする。
真実の話は大正10年に、小学校の東側の丘陵地帯に住んでいた女主人の土地を、尋常小学校の用地として水野源左衛門という地面師が、町の要請を受けて収用に乗り出す事にはじまる。
古田早苗は頑なに売る事を拒む。その為水野源左衛門の親子2人への虐めが始まる。小学校で雪子が虐めに遭う。古田早苗から職を取り上げる。食料の買い出しにも邪魔する。ついには2人を亡き者にしようと放火して、焼死させる。古田早苗は怨霊となって自分が住んでいた土地に建った学校に幽霊となって出現する。
この真実を世に知らしめて欲しいと言って2人の幽霊が消える。
その後私は、雪子を小学校で虐めた人に出会う。平成22年、彼は老齢だが、雪子を虐めた事で、怨霊に悩まされていた。ここで彼から学校の怪談話の真実が隠され、嘘の話がいかにして巷に流布したかが語られる。
その後、私の叔母の看病や死、知り合いの不動産屋さんの死亡を通じて、2人の幽霊が私にしてほしかったことを理解する。
私は真実の話を小説に書く。2人の霊が夢枕に現れて、天界に行けましたと笑顔で答える。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-01-05 08:50:38
47771文字
会話率:6%
――アヤカシ様アヤカシ様、我が身をあなた様に捧げます。
――アヤカシ様アヤカシ様、どうか我らに安寧を。
山の奥にある小さな津野村には、古くからの風習や昔話が残っている。
村で災いがおこり、村を護るべく蒼天神社の落ちこぼれ巫女、
三瀧 真琴が生け贄になり、自らを九尾と名乗る『李月』と出会う。
李月とその仲間に出会い、真琴の心も次第に打ち解けていった。
その矢先、真琴に魔の手が忍び寄る。それはいずれ大きなものになり――真琴の運命をかえることになる。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-08-24 23:21:20
6416文字
会話率:29%