私がこの世界を前世の乙女ゲームなんじゃない?と認識するのには時間がかかった。色々破綻していたからだ。だが一番のおかしいはモブの私が悪役令息と婚約しているところだろう。ところでこの令息糖度が足りない。もう我慢出来ない、解消しよう。
最終更新:2025-04-10 06:00:00
2152文字
会話率:50%
主人公、シエラ・ジェードは、宇宙最大の大企業を創業したエヴァーグリーン家に仕える侍女である。
高慢で我がままな令嬢、エイミー・エヴァーグリーンの横暴に耐え忍ぶ日々だったシエラは、
ある日唐突に頭の中に流れ込んできた『プレイヤー』の声により、
自分の生きている世界がとある乙女向けSF学園恋愛アドベンチャーゲームであることに気付いてしまう。
そのゲームの名前は『アラーニアの園』。
ゲームの中でのエイミー・エヴァーグリーンは、悪役令嬢として主人公の前に立ちふさがるも、
物語中盤で失脚し、実家を勘当された上で無残な死を迎えてしまう中ボスだった。
さらに、シエラは自分が主の死と共にシナリオから姿を消してしまうザコ扱いであることを知る。
「死んでたまるか! 私は生き延びる! たとえお嬢様を裏切ってでも!」
そう決意するシエラ。
だが、そんな彼女の前に『アラーニアの園』は牙を剥く。
シエラの前に現れるのは5人もの悪役令嬢。
傲慢自己中の正統派悪役令嬢、エイミー・エヴァーグリーン。
穏やかな仮面の裏に野望を秘めた策謀家、ライラー・アズハル・ドゥアト。
常人の論理が通用しない電波系、蘇芳命琴(すおうみこと)。
暴力の世界に生きる悪のカリスマ、藍静雷(ラン・ジンレイ)。
愛欲の赴くまま少女を毒牙にかけていく、ルイーゼ・ジークルーン・フォン・シュバルツマギアー。
そう、SF学園恋愛ADV『アラーニアの園』は――
主人公も攻略対象もないがしろにして、サブキャラクターであるはずの悪役令嬢たちが権力抗争を繰り広げる、
コンセプト迷走、ジャンル崩壊、ストーリー破綻のクソゲーだったのだ!
どうあがいても地獄。
シエラは叫ぶ。
「何なんだ、これは! どうすればいいんだ!?」折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-04-20 18:00:00
87262文字
会話率:39%
キャラクターへの思い入れが強すぎると、ストーリーに悪影響を及ぼすでしょうか?
それともそのような感情は、大変喜ばしいことなのでしょうか?
などという、書き手のくだらない悩みをナヨナヨしく綴ってます。
最終更新:2020-05-06 21:39:03
2028文字
会話率:14%