かって、音楽は自分のすべてだった。
大学の音楽サークルでバンドを組み、仲間とともにステージに立つ日々。
大学卒業を控え、恋人の突然の離脱、将来への不安、そして現実の壁。
僕たちは夢をあきらめ、それぞれの道を選んだ。
10年後仕事に追われる
日々の中で、かっての仲間と再会し、懐かしい思いが交差し、心の奥に眠っていた何かが揺さぶる。
音楽、友情、恋、そしてあきらめきれなかった夢。過去と現在が行き来する中で、もう一度音楽と向き合う決意をした僕たちは、あの頃のように、でも確かに違う今の自分で再びステージに立つ。
これは、大人になった僕たちがもう一度奏でる青春の続きの物語である。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-07 20:49:22
32161文字
会話率:26%
遥か宇宙の果てで燃え尽きた、ひとつの恒星。
その魂は光の粒となり悠久の旅路の果てに、ひとつの青き星へと辿り着いた。
かつて「ただ在る」だけの存在だったその星は、命のきらめきとぬくもりに心を打たれ、自らもその星の生命になることを願う。
そ
して、少女「ルキロゥ」として地上に生まれ変わった彼女は、「天体魔導士」として星の記憶を継ぎ、愛する星を蝕む影と向き合っていく。
星、生命、善と悪。
美しさの裏にある痛みと矛盾のなかで、ルキロゥは答えを探しながら自らの光で世界を照らそうとする――
これは、命に憧れた「ひとつの星」が命として生きる物語。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-06 18:21:42
20181文字
会話率:33%
日本で質素に学生生活を送っていた煌輝 春歌《きらめき はるか》は十七歳の女子高生。しかし、それは仮の姿。その正体は超絶的な能力を持つアルティメットガール。
アメコミのような衣装に身を包み、世界の平和と人々のために活動するスーパーヒー
ローだ。
そんな彼女は宿敵との最後の決戦を繰り広げ、高エネルギーの爆発によって共に消え去ったはずなのだが、気付けば見知らぬ異世界。
ハルカはアルティメットガールとしての宿命から解放されたことでその能力を捨て、この異世界で冒険者として生きていくことを誓った。
だが、その誓いを破らざるを得ない事態が起こり、不本意ながらも再びこの世界でアルティメットガールに変身するハメになる。
これは、異世界に飛ばされた現代のスーパーヒーローが、異世界の平和と自身の恋のために奮闘する物語である。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-27 15:15:54
80238文字
会話率:51%
星乃学園は、全国からアイドルを目指す少女たちが集まる名門養成校。その中でも“伝説の卒業生”として語り継がれる存在が――白咲ひかり。彼女は在学中から圧倒的な実力と魅力でファンを虜にし、今やトップアイドルとして活躍している。
そして、そんな彼
女を姉に持つ妹たちが、今年も星乃学園に通っていた。
折りたたむ>>続きをよむキーワード:
最終更新:2025-05-25 17:46:26
295文字
会話率:17%
2015年の夏、スマホも彼女も持たない中学二年の「僕」は、沖縄の退屈な日常を生きていた。社会問題も、東京オリンピックも、戦闘機の爆音も、自分には関係がない。ただ暑くて暇なだけの夏休み。友人たちと集まっては、ゲームやYouTube、プロレスご
っこに時間を潰し、真面目な勉強や部活には身が入らない。学校は厳格な校則で生徒を縛り、生徒会は正しさを押しつけてくる。そんな窮屈な世界で、彼らは「ささやかな反抗」の手段として、文化祭で映画を作ることを思いつく。
演劇でもダンスでもなく、教師たちや校則、そして生徒会への痛烈な風刺を込めた映画制作。僕らは「青春映画」という仮面を被ったメイキング映像で審査を突破し、文化祭当日、本物の“反抗”をスクリーンに叩きつける。主演は正田、脚本は「僕」。ヘルメットをかぶった反逆者が、学校という体制に挑む物語は、笑いと怒り、汗と策略に満ちていた。
青春とは何か。自由とは、反抗とは、そして“中学生らしさ”とは何か。どうしようもない退屈の中から生まれたこの映画は、彼らが大人に成る前の、ほんの一瞬のきらめきだった。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-24 22:09:21
26652文字
会話率:47%
妖精は空想上の生き物で、魔法は遥か昔に失われ、伝説とお伽噺の中にしか存在しないと誰もが思っている時代。
両親が亡くなり、妹と共に親戚の元へ身を寄せることになったエステルは、遺品整理の最中に黒く美しい宝石の嵌まったネックレスを見つける。
曰くつきらしいそのネックレスを好奇心から身につけた妹は、屋敷の裏の森で忽然と姿を消した。
森の中で落ちていたネックレスを拾ったエステルは、宝石から伸びた腕にネックレスの中へ引きずり込まれてしまう。目が覚めると、彼女は見知らぬ城の中で倒れていた。
出口と窓のない奇妙な城は、迷宮のような広間や、様々な異空間へ繫がる扉が並び、エステルを惑わせようとする。
出口と妹を探して城の中を駆け回る中で、エステルは銀色の目をした不思議な魅力の青年、ウィリアムに出会う。
彼と協力して城から脱出することを誓ったエステルだったが、妹を探しながら城の中を探索する内に、彼女は魔法城に隠された世界の真実へ触れることとなるのだった。
果たして、エステルは妹を見つけ出し、ウィリアムと共に魔法城から脱出することができるのか――?
「輝き続ける俺の星、どうかその目映いきらめきを忘れないでくれ」
――これは、夢を忘れた少女と、幻想を諦めなかった男の、希望を取り戻すための物語。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-18 10:00:15
100825文字
会話率:36%
アストリアは、空に浮かぶ森と草原の村だった。風が生まれる谷、星が降る丘。人々は空に語りかけ、風に名を呼ばれることで大人になった。
トレインもまた、いつか己の名を、空に刻むことを夢見ていた。
ギルド試験“風裂祭”は、ただの力比べではない。
天空の流れを読み、漂う島々を渡り、失われた言葉を拾い集める、古き誓いの儀式。
スカイタウンに集う若き挑戦者たちにとって、それは「風と契約する」ための初めての“空の航海”だった。
村の長老ダリオンは、かつて“空を渡る者”として名を馳せた伝説のスカイランナーだった。
老いてなお鋭いその眼差しは、トレインに多くを教えた。
風の呼び方、空の罠の見抜き方、そして、何よりも「耳をすませること」。
「風は声を持っている。だが、聞こうとしなければ決して語らない。
空に愛されたければ、まず自分が、空を愛せ」
その言葉を胸に、トレインは何度も村の外れの断崖へ足を運んだ。
夜ごとに吹き抜ける高空の風に、名もなき星のきらめきに、彼は小さな誓いを立て続けた。
だが、世界は静かに、確実に、崩れ始めていた。
帝国ヨルムンガンド──氷の王座に君臨するガーランドと、オシリスの神核を掲げるその軍勢は、既に四つの大陸を掌握し、神の庭に血の色を滲ませていた。
自由の地ヴェントゥスもまた、例外ではなかった。
帝国の飛行艦隊が空の霧を裂き、漂流島の上空に影を落とし始めたのだ。
大陸中枢の浮遊都市群では、目に見えぬ「占領」の兆しが静かに進行していた。
それでも、アストリアの村人たちは信じていた。
風が、まだ彼らを守ってくれることを。
空は、誰のものでもないということを。
ある日、断崖の上に佇むトレインのもとへ、吹きすさぶ風に乗って奇妙なささやきが届いた。
「──忘れられた時間が、風の中に眠っている」
それは、すべての始まりだった。
風裂祭のために旅立とうとするトレインの前に、
名もなき死者たちの声が、風とともに蘇りはじめる。
そして彼は、まだ知らなかった。
自らが拾い上げる一片の“言葉”が、
やがて十二の大陸すべてを巻き込み、世界そのものの運命を紡ぐ糸となることを。
──これは、忘れられた記憶を拾い、
まだ見ぬ未来を切り開く者たちの、物語である。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-06 21:19:09
57781文字
会話率:15%
幼い頃からいつも一緒だった陽菜、結花、太一の三人は、どんなに離れても「正直に話し合おう」と誓った大切な友情を育んでいた。けれど高校2年生の春、クラス替えをきっかけに、それぞれの道が少しずつずれていく。片想いを続ける結花の「好きな人」と偶然深
く関わってしまう陽菜、そんな二人の変化を見守る太一。そして葛藤の末に気づく、それぞれの本当の気持ち——。
親友を大切に思う気持ちと、新しく芽生える恋心のはざまで揺れ動く彼らの姿は、切なくも瑞々しい青春の一瞬を映し出す。嘘をつけば誰かが傷つき、正直になれば自分が傷つくかもしれない——それでも「本音で生きる」ことを選んだ先に見える、新しい友情と自分らしさとは?
----------[作者から読者へ]--------------
本作は、友情と恋のあいだで揺れ動く高校生たちの心情を繊細に描いた青春ストーリーです。部活動や文化祭といった高校ならではの行事を舞台に、憧れや戸惑い、そして本音を隠してしまうことで生まれる葛藤がリアルに綴られています。
過去に交わした“小さな約束”をきっかけに、心を隠すのではなくさらけ出すことの大切さを学んでいく登場人物たち。誰もが通り抜けてきた、あるいは現在進行形で体験しているかもしれない「等身大の悩み」を、まるで自分のことのように感じられるはずです。彼らが見つける答えは、きっと読者のあなたが探している答えの一つにも重なるでしょう。青春のきらめきとほろ苦さが詰まったこの物語を、ぜひ最後の一ページまで見届けてください。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-04-05 19:00:00
36553文字
会話率:45%
だれかたすけてもうやだかなしいさみしいはやくかえってきて
最終更新:2025-03-23 21:06:34
472文字
会話率:0%
近未来。
愛した人を二度失う苦しみを抱える青年が、機械仕掛けの“彼女”と出会う。
命のきらめきと再生を巡る旅路に、切なくも希望の光が差し込む。
青い残響が照らす先とは――。
最終更新:2025-01-22 18:00:00
70580文字
会話率:35%
自分の作品をあきらめきれない人へ向けたエッセイのような創作論。
人気も実績もないけど、おもしろさには自信がある! あるいは他の作品にはない魅力がある! という作者の皆さんに、幸運にもコミカライズまで至った私自身の経験をつらつら書き連ねてい
きます。
なんとか自分の作品を商業化したい! でもWeb小説として広く受け入れられるような作風じゃないし、ランキングに乗るほどのフォローもPVもない……そんな作者さんたちに希望と勇気(あと宣伝)を!
※コミカライズ作品「君と異世界を自由に生きてゆくための冴えたやり方」、令和7年1月25日配信予定
※「小説家になろう」でも掲載中折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-01-18 11:20:00
24897文字
会話率:5%
「君を愛することはない! と思いきや」の続編となります。
前作をお読みいただくと話が分かりやすいと思います。
国一番の美貌を誇るユリシアが嫁いだのは、辺境の悪鬼と呼ばれる、恐ろしいと噂のヴァルハイト・ワーグナー辺境伯だった。
結婚して2年
がたち、久々に夜会に現れた妖精姫に、あきらめきれない男たちが押し寄せる。
野蛮で粗野な辺境伯が妻を恐怖で支配し、屋敷に軟禁しているのだと主張する彼らは、ユリシアを開放すべきだと辺境伯に進言するのだが、当のユリシアがすでに洗脳されており、一向に聞き入れない。
「ヴァル様は、わたくしの理想そのままの方なのですわ! まさに運命でしたの!」
そういってユリシアが差し出したのは一冊の本、『血まみれ騎士と囚われの姫』。
果たして、彼らが見た真実とは?
美女と野獣、仲良しほのぼの?割れ綴じ夫婦の、ちょっと人よりずれた溺愛のお話です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-12-02 00:00:00
12374文字
会話率:27%
【異世界恋愛・クズ王子系・ざまぁ】
アレリア・カッチェス侯爵令嬢は、美麗クズ王子からの婚約打診が嫌で『不謹慎なブス令嬢』を装っている。
しかしそんな苦労も残念ながら王子はアレリアを諦める気配はない。
アレリアは王子が煩わしく領内の神殿に逃
げるが、あきらめきれない王子はアレリアを探して神殿まで押しかける……!
王子がなぜアレリアに執着するのか、なぜアレリアはこんなに頑なに王子を拒否するのか?
その秘密はアレリアの弟の結婚にあった――?
異世界恋愛・短編です。
クズ王子を書きたくて、こんな話になりました(笑)
いろいろゆるゆるかとは思いますが、よろしくお願いいたします!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-10-22 04:10:00
16469文字
会話率:34%
子爵邸に迷い込んだ少女、ニコル。
子爵の病弱な嫡男セドリックは、そのほとんどをベッドの上で過ごしていた。
そんなニコルから外の世界を知る。
太陽のきらめき、草花の匂い、土の柔らかさ。
ニコルが彼の外の世界。
セドリックが大好きなニコルとニコ
ルが大好きなセドリックがお互いの気持ちに本当は気付かないまま、とても幸せな日々を過ごす話。
(再掲載)
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-10-06 14:59:22
40430文字
会話率:38%
男爵家の娘ながら他国人を祖に持つファナは、家の評判の為、古くからの家柄の貴族へ嫁ぐことを目指していた。他国人の血が濃い彼女の一族は、あおざめたような肌と奇妙なあきらめきの瞳をしており、貴族内でも浮いた存在だったのだ。
不作と貿易失敗で借
金まみれの貴族へ、借金を肩代わりする条件で嫁ぐことが決まり、ほっとしたのも束の間、突然婚約を破棄されてしまう。
間を置かずに、今度は王家から、王子のロートへ嫁ぐように命ぜられた。殿下は式典やなにかにもほとんど姿を見せず、悪い評判の絶えない人物だ。ファナが宮廷へ参じると、そこには『子どものような』ふるまいをする殿下が居て……。
©2024 弓良 十矢
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-08-28 14:02:56
54680文字
会話率:43%
羽菜(はな)は魔女の末裔だが空を飛べない。それは名前に〈花〉の一字がないからだ。
高校に上がって最初の夏休み、羽菜は飛ぶことをあきらめきれない心と決別するため、最後の賭けに出た。
ところがそこで命の危険にさらされ、一人の烏天狗に助け
られる。
「おれがお前を飛べるようにしてやろう」
魔女と天狗は互いに干渉してはならない決まりだ。しかし羽菜は、日頃抱いている他の魔女への劣等感から、天狗の申し出の魅力に抗いきれず、内緒で天狗の指導を受けることにする。
始まりは一族への小さな反抗心。それはすぐに天狗への恋心に変わり、やがて親族を巻き込んだ大騒動へと発展する――
☆毎日投稿
☆この作品はカクヨムにも掲載しています
よろしくお願いします!
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-08-10 17:10:00
119980文字
会話率:48%
真夏の炎天下。どこから来たのか分からない、真っ白な葉が落ちていた。吸い寄せられるような白。不思議な魅力を放つそれはなんと...。——『きらめき』
夕のチャイムが鳴る一方で、朝のチャイムが鳴る村があった。しかしある日、ひょんなこ
とからチャイムが鳴らなかったことで...。——『はやおき』
他、計31篇のショートが綴る、何気ないけれど少し奇妙な日常。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-08-07 18:00:00
4636文字
会話率:0%
この世界は神や精霊が存在し、涙あり、笑いあり、魔法ありのファンタジー世界です。主人公のリオがいろいろ巻き込まれて最後は仮面が持っていく。そういう世界です。
主な国としては闇、火、水、雷、風をイメージした国が存在し、さらに天帝といわれる未来予
知と特別な魔力と世界にかなり影響力を持つスーパーすごいかっこいい人がいます。宗教については様々あります。政治体制は絶対王政のもの、代表者による議会制、宗教を基にした政治体制などそれぞれの国が治めやすい体制が複数あります。大体の説明としてはこの程度です。ちなみに現在この世界は空気の読めないアホ神によって穢れが発生しており、冒険者リオにはその穢れに対応するよう誘導している最中です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-06-11 22:56:25
10296文字
会話率:39%
『俺、彼女できたんだぁ。』
と、突然告げられた。でも嬉しそうにこういったあなたを見ているのは苦しくて、切なくて。
涙を抑えきれず、一人で泣いた。
絶対、絶対私の方が市川のこと好きだった。と泣く私を慰めてくれたのは優しい後輩で。
『市川さんな
んかやめて、俺にすればいいのに。』
といった君の声も顔も、苦しそうで。
お願いだから諦めて。私はきっと、市川をあきらめきれず好きでいるから。と心の中で彼に言いかけた。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-06-08 22:08:20
637文字
会話率:31%
学生である主人公に嫌味を言う教授が焼失する話。
最終更新:2024-03-24 16:36:04
1020文字
会話率:54%