まさに今、Aランクパーティの『オオカミ猫』のリーダーに雑用係だからと追放宣言されて追い出されそうになっている子がいた。しかし、その子は必死に自分がいないと、困ると伝えた。
追放しようとした子が言うことを真面目に聞き、困ることを理解した勇者
の称号を持つリーダーは……。
※さくっと読める感じでかきました。設定ガバガバです。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-10-24 22:09:30
2695文字
会話率:46%
低級ヒーラーのマリーはAランク冒険者チームで働いていたが、低級の回復魔法しか使えず、専ら冒険者ギルド街で仲間たちの帰りを待つのが仕事になっていた。家事全てと料理を担当しながら。
しかし、戦闘力のないマリーはセクハラを受けたりと、その能力の
低さを馬鹿にされ虐められるようになる。そして、チームリーダーの慰み者になるよう強要されたがそれを断り、ついには追放されてしまった。
だが、追放した者たちはマリーの能力が低いと決めつけ、彼女の能力をろくに「検証」していなかったのだ。上位の冒険者チームの間では常識でもある、冒険者仲間の能力検証……追放されたマリーは、自らの魔法を小瓶に封じ込めることが出来るスキルに目覚めていたのだった。
そんな彼女の能力は最強のSSランク冒険者チームの目に止まる。マリーは他人の使う魔法も封じ込めることが出来たのだ。ハイパーヒールを封じ込めれば、劣化しない超性能の完成……メテオを封じ込めれば、最強レベルの攻撃を無詠唱で好きなタイミングで撃ち込むことができる。
低級ヒーラーでありながら、マリーの【封じ込め】スキルは最高のサポートスキルとして認知されて行くのだった。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-10-21 05:33:14
2902文字
会話率:55%
ジーク・トーラスは冒険者である。
かつて優秀なAランク冒険者だった彼は【戦慄の豪鬼】という二つ名で呼ばれ、周りからも頼られた存在だった。しかし彼は年を重ねるほど、弱くなってしまった。
現在は28歳。ダンジョンに潜るとスライムで転んで腰を
痛めてしまうほど。
そんな彼は、組んでいたパーティをクビにされ、ダンジョンの入り口で野宿をする。
深夜、ダンジョン内から悲鳴が聞こえ、その場に急いで向かうと……
――そこには、モンスターに襲われる女子中学生がいた。
『これは、決して不幸で悲しい物語ではない。
弱くなってしまった冒険者と不幸な中学生が出会い、ともに旅をして、二人が幸せになるための物語である——』
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-10-17 21:00:00
36822文字
会話率:65%
競争によって魔法技術を発展させるという目的で設立された魔法学校。そこではチームのランクがすべてだった。高いランクのチームは優遇されて、低いランクのチームは排除される。その為、少しでもランクを上げようと全ての生徒が競争に身を投じていた。
S
ランクを目指して頑張っていたレンは、ついにAランクチームのリーダーにまで昇り詰める。しかし、メンバーがレンの才能に嫉妬してチームから追出して、更に悪評を流されて退学の危機にまでなってしまう。
しかし、レンの才能はそんなことで揺るがず、周りのレンの事を知っている人々からも支えられてSランクチームへの道を突き進んでいくことになる。しかも、今度のメンバーはレンのおかげで才能を開花。前のチームでは足を引っ張られていたこともあり、とんでもない記録をどんどん叩き出していく。
一方その様子を見て、元のチームメンバーは…………折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-10-15 19:18:40
106013文字
会話率:46%
「リリー、君程度の実力じゃこれ以上は無理だ。パーティから出ていってくれ」
地味な冒険者の女の子リリーは、ついに幼馴染のパーティからも追放された。
居場所をなくした彼女は、ギルドでな依頼を受けるが、そこで追っ手に襲われるお姫様と出会う。
リ
リーに姫を救う力はない。
だが彼女が「何かできることはないか」と頭で考えたとたん、なぜか追っ手の攻撃はすべてリリーのほうに向かって飛んできた。
追っ手の乗るリザードに轢かれ、追っ手の放つ魔法に焼かれ、しかしそれでも彼女は無傷。
そう――それこそがリリーの持つユニークスキル『総受け』の能力だったのだ。
それはさておき、リリーは外見がべらぼうに可愛かったので、姫や騎士、ギルドの受付嬢、かつてのパーティ仲間から狙われることとなる。
始まるリリー争奪戦。
総受けの運命を背負った少女の未来は、本人の意思に関係なく百合色に染まっていた。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-10-15 17:01:54
21391文字
会話率:53%
◆本文では基本的に算用数字を使用してます。
※一部例外ありです。
◆長さや貨幣単位は各ページの広告の下にあります。
※ランキングタグでセットしてます。
俺はリュオナール・アキオス。辺境の小規模ギルド、アメインではAランクの冒険者だ。とは
言ってもそれはこのギルドが大陸では最底辺に甘んじているからに他ならない。
アメインのAランクは王都にある大規模ギルドならCランクがいいところだろう。要するに余所の中堅以上のギルドを含めれば、俺なんか下っ端の下っ端というわけだ。
そんなある日、火噴き豚(ファイヤーボア)の討伐に出ていた俺は、身なりは粗末だがドキッとするほど美しい幼女を助けた。
ところがこの幼女、自分は異世界のニホンとかいう国から転生してきたと言う。可哀想に、魔物に襲われた恐怖で頭がイカれちまったらしい。しかし火噴き豚が現れる森に置き去りにするわけにもいかず、行く宛てもないと言うので、ひとまず彼女を連れ帰ることにした。
「私の名はゆりあ、花の百合に愛と書いてゆりあね」
「何だそれ? 意味が分からねえ」
「そっか、こっちの世界では漢字とかないのか。ならユリアでいいわ」
何が違うのか分からないが、とにかくこの幼女はユリアという名前らしい。
ところがユリアは幼女のクセに、神話級の攻撃魔法まで使えるという。
「でもやり方が分からないのよ。女神様も教えてくれなかったし」
俺には何を言っているのか分からなかったが、ギルドで能力を測定したら真実の氷を沸騰させちまいやがった。
文句なしのSランク、というかその上があるならそっちということだ。これは由々しき事態である。王国で唯一のSランク冒険者と言われるオーギュドでさえ、小さなコップ1杯分しか溶かせなかったのだ。俺なんかわずかに表面の一部が溶ける程度だったのに。
そんなわけで、俺は彼女とパーティーを組むことにしたのである。
※タイトル変更しました(2020.8.9)折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-10-03 06:22:52
84252文字
会話率:74%
冒険者。
それは、この世界《オポチュニス》において、最も人気の職業である。
数百万いると言われる冒険者の中で一握りの存在であるSランクパーティ。
そのリーダーを務めるAランク冒険者のカーティルは、今日もパーティーメンバーと共に依頼を
受ける。
しかし、彼ら〖暁闇の雷霆〗はSランクパーティという冒険者の最高位でありながら、冒険者は副業だと言う。
彼らの本来の職業は...
毎月末更新予定
誤字脱字報告、評価、ブクマ登録、感想、レビューお願いします。
Twitterもご確認頂ければ幸いです。
@Yahiro123narou折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-08-31 22:00:21
6435文字
会話率:30%
リックは幼い頃から人とは違う、影や暗闇の力を利用する不思議な魔法が使えた。
しかしその魔法は戦闘では全く役に立たない上に、魔物を呼び寄せたり他人の魔法を阻害するような代物であったため、普段は使うのを自重せざるを得なかった。
その代わりに周り
に影響を与えないほどのほんの少しの魔法の力でパーティー内での索敵や荷物運び、罠警戒にルート把握などの雑務を行える術を身につけ、その全てを一人で受け持つようになる。だが目に見える戦果を残していないリックは「無能」「役立たず」だと言われ続け、ついには囮としてダンジョン内に取り残される。魔獣に囲まれ生きることを諦めたその時、リックの前にダンジョンの核《コア》と名乗る美少女が現れこう告げる。
「あなたの闇魔術はダンジョンマスターとしてこそ大いなる力を発揮する、世界最強の攻撃魔法よ。その力で、私と一緒に世界を征服していきなさい」
彼女いわくその力、闇魔術は冒険者でいる限り一生日の目を見ることはないという。
それならば、この力を存分に使えるような生き方をしたい!とリックは決意する。
持って生まれたこの力を最大限に活かすために自重を捨てて、本当の仲間を増やしながらダンジョンを拡張していくリックは次第に周りからも「世界一やさしい世界征服だ」と称され、認められるようになっていく。
一方リックの抜けた冒険者パーティー『アーセナル』は3年間をかけてAランクに昇り詰めたにもかかわらず、たった2週間でDランクにまで転がり落ちていき――。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-07-24 00:08:27
56750文字
会話率:37%
魔力量はごくわずか、能力を使ったところを見たことがないということから「無能力者」のEランク騎士として扱われ、<最弱騎士>と呼ばれている津島暁。世界大会の決勝を観戦し、大会の終了を祝う祭りのアマチュアの試合に参加した暁は、自身の能力――《複
製》を使い、相手の能力をコピーするという規格外の能力を武器に優勝してしまう。そんな暁に決闘を挑むAランク騎士のアリスと決闘になるが――それにも勝ってしまう!
この勝利により、アリスと同じ騎士学校へと進むことになった暁は、様々な仲間と共に騎士の頂点へと駆け上がる!
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-07-18 12:00:00
3655文字
会話率:34%
『剣盾の誓い』というAランク冒険者パーティーにサブリーダーとして所属している【移動要塞】という二つ名持ちの俺は、我慢の限界を迎えた。
辛い記憶から記憶が歪んで俺を常に殺そうとしてくる女、その女に惚れて少しでも気に入られようと俺を陥れようと
動く男、パーティーリーダーに惚れて、少しでも気に入られようと俺に冤罪とも言うべき罪を被せまくってくるアバズレ、その全てを知っていてそれでも解決しようとしない幼馴染みのパーティーリーダー。
俺は何も悪いことはしていない。いや、売られた喧嘩は買ったがそれだけで後は何もしていない。なのに全て俺が悪いことにされる。しかも俺より弱い奴等に何故か『自分より弱い役立たず』と思われてだ。
我慢の限界を迎えるのは当然だった。
だから俺は、パーティーリーダーに言ってやった。「俺はもう、お前達に着いて行けない」
やっとクソッタレなパーティーから解放され、自由に生きる事が出来るようになった俺。あぁ、気分が良い。これからは日がな1日を受けた依頼を達成して慰安の旅に出よう。
だが、どうやら周りは俺の事を放っておいてはくれないらしい…。
放っておいてくれ!!俺はもう、厄介事はごめんなんだよ!!
これは自由に生きたいのに自由に生きられない俺の苦労の物語。
☆ ☆ ☆ ☆ ☆
ざまぁ系を書きたくて仕方なくなったので書きました。
これまでの私の作品の中では1番話を練って書いてるつもりです。
執筆開始日
2020/06/15
投稿日
2020/07/06折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-07-16 12:00:00
71185文字
会話率:28%
ある日、Aランク冒険者のグレンに上司から命令が下る。
――とある都市で起きた変死体事件を調べてこい。
そうして彼は相棒の聖剣と共に、列車に揺られて地方都市へやってきた。ダンジョンに潜り手掛かりを掴んだグレンとその仲間達は、容疑者が
隠れ蓑にするビルを張り込むことにする。
けれど発見したのは襲われる容疑者だった。事態の急変に、突入を決めたグレンはそこで一人の女性と出会う。
妹を取り戻す為に戦う姉。失ったモノのために戦う妹。家族を取り戻したいと願う男と世界を壊したい狂信者。
多くの思惑が絡み合い事態は混沌としていく。
その中でグレンは姉妹を救うために戦う。敵として立ちふさがるなら、悪魔であろうと、神であろうと喰らってみせる。
今、科学と魔術が融合した魔導世界で軍の秘密部隊と犯罪組織が魔法をめぐって争う。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-06-28 19:19:50
96007文字
会話率:54%
「Aランクパーティーの盾士が追放されたって本当か?」「どうやら本当のようだ」
とある酒場で二人の冒険者が噂について話していた。
「あいつはいい盾士だろ」「何でも戦力にならないかららしい」「なんだそりゃ」
噂の真相を聞いた口調が荒い男は盾
士に火力を求めるなと呆れていた。そのタイミングで冷静な方の男がある提案を口にした。
「そこでた。その追放された盾士を俺達のパーティーに誘わないか?」
これは長年Bランクから上がれずにいた冒険者、ギレンとカージュが追放された者を仲間に加え、後に最強のパーティーへと至る物語である。
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週間ランキングに追放って単語多かったから、拾う側の話を書いてみました。気になったら読んでいただければ幸いです。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-06-19 18:00:00
19716文字
会話率:58%
別作品の本編に絡むかもしれないし絡まないかもしれないお話
Aランク冒険者ノリスとその仲間たちがクラン立ち上げの祝いの席で仲間たちに話し出したノリスのこの世界に来たときの話
前後編の短めの話になる予定
最終更新:2020-06-18 08:17:12
6599文字
会話率:0%
とある世界の大陸『ミード』は『魔』素を操る生『物』―――『魔物』の脅威にさらされ続けている。
ミードでは十三歳になると誰もが『天職』を授けられ、特殊な力を得るのだが、掟破りの『天職』二個持ち、『分析士』と『ものまね士』の冒険者ケイオスは
ある日、魔物の分析が地味で目立たない役立たずな力だとして、Aクラスの冒険者パーティから追放された。
仲間だと思っていた者達の様変わりと裏切りを見せつけられ、見切りをつけて故郷へ帰るケイオス。
無職となった彼が新たに就いたのは——『魔物ハンター』。
『冒険者パーティー』という『殻』から解き放たれたケイオスは自分の力を見つめ直し、分析力とものまねを発揮して、魔物を滅殺する。
故郷で受けるクエストの数々は彼をどこまでも飛躍させ、ランクはうなぎのぼり。
一方で元居たAランクパーティーは失敗続きになる。
そして訪れる元・仲間との再会。
分析士にしてものまね士が最強のハンター『神眼の異端狩人』へと至る道筋。
日々進化する魔物たちとの戦いの果てに見るものは。
無駄なことは口にしないけど心の中ではお喋りな男ケイオスの冒険者稼業。
追放、無双、最強、成り上がり、ざまぁ、となっています。
あとがきのおまけともども楽しんでいただけたら幸いです。
※この作品は『ノベルアッププラス』様にも掲載されています折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-06-03 08:00:00
135569文字
会話率:44%
「私のダンジョンをAランクにして欲しい!」
月2000万円以上の売上をあげていたカリスマ飲食店経営者が魔王に誘拐されて、最弱ダンジョンの経営を任された。
ゾンビが2、3匹しかおらず、客となる冒険者は1週間に1人来るかどうか。
冒険者の数が
利益に直結するダンジョンで、この客の少なさは絶望的だった。
赤字、赤字、赤字、赤字。
閑古鳥が鳴いている。
どうやって経営を再建するのか?
魔王に経営再建できなければ、ゾンビ化すると宣告され
主人公は死に物狂いの経営再建策を打ち出していく。
ここに不況を乗り切るヒントがある!?
ダンジョン経営ゲームをするかのような楽しみを味わいながら経営を学べる。
※経営シミュレーション&コメディ&ダンジョン成長物語です。
経営の基本を楽しみながら、ライトに学べます。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-06-01 00:02:42
720735文字
会話率:19%
古の時代、魔王、アース・サタンファクトリアの手によって、世界は二分された。
以来、人類と魔族は果ての無い争いに身を投じることとなる。
主人公ーーカナデは街の誉れであるAランクパーティーに所属する冒険者だったが、最弱モンスターである
オーガすら倒せない、無能冒険者。
パーティー脱退の危機が迫る中、真冬の路地裏にて、魔王を自称する不思議な少女ーーリリネル・サタンファクトリアと出会う。
彼女は自らを”最弱の魔王”と名乗りーー。
※ 物語の進捗に応じて、キーワード追加すると思います。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-05-22 22:28:44
102034文字
会話率:28%
Aランクの上にSがあって、その上にSSがあって、さらに上にSSSがあるのって変じゃない? Sを一杯並べるのって不便じゃないの? というお話。
最終更新:2020-05-04 23:39:11
2593文字
会話率:0%
Aランク冒険者である強めのモブが異世界転生してきた俺TUEEEEをそこまで気にしないでほどほどに生活する話。
最終更新:2020-04-19 17:55:05
1596文字
会話率:38%
村田太郎は感激する。
ついに俺にも異世界転移がやって来た!と。
俺のリア充ライフはここから始まる!
そんなこと考えていた時期も一瞬ありました。
まず、転移したら森の中で迷子でした。
泣いてもいいでしょうか…
しかも隣にいるオネエ誰ですか?
念のため後ろの守りを高くしておこうか!
そこにいるのは普通美少女ヒロインだ!というのは所詮理想止まりなんだよお…しかもチートないの!?
【鑑定】とかいうそこそこあるスキル…そこそこって心に刺さるな…
オネエにチート付けないで俺にチートくれ!オネエは【覇王】ってカッコいいなぁ…
この差は一体…?
ギルドのお姉さんにも「そこそこ」って…おい今鼻で笑っただろ!
仲間にしても問題児ばかり。
頭のおかしい筋肉馬鹿。いい加減服を着ろ!
魔力はあるのに詠唱覚えれない馬鹿。5文字の詠唱を噛むか普通…?
馬鹿ばっかじゃねえか!
笑いあり!涙あり!バトルあり!ざまぁあり!サチコさんあり!
果たして俺達はAランク冒険者になれるだろうか!
アルファポリス様、カクヨム様でも投稿しています。
※大体の話のわかる総集編も挟みます。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-04-17 16:02:56
10603文字
会話率:40%
Aランク冒険者のユリウスは嫌われ者だった。喧嘩が趣味で所かまわず暴れ回るクソ野郎なせいで、町民全員から嫌われていた。町民どころか彼と関わった人間ほとんどが彼を嫌っていた。
そんな折に起きた王都のスタンピード。多くの魔物を引き連れる地竜を討
伐せよとの通達に、報酬欲しさからユリウスは一人で突撃をかましてしまう。
無謀すぎる突貫だったが何とか討伐したものの、その時の傷が原因で生死をさ迷い眠り続け──目が覚めたら二十年が経っていた。しかも、スタンピードを鎮めた英雄として祭り上げられていた!
「誰が英雄だ! んなもんこっちから願い下げだ!」
しかし〈神〉はそんな彼を放っておいてはくれない。
復活した魔王に聖剣の勇者、そしてかつての知り合いたち。人ならざる力を持ちながらもどこか歪な人間たちは、否が応でも戦いの中に身を投じていく。
これは期せずして英雄へとされてしまった青年が、彼を救った神獣の少女と共に、本物の英雄へとなるまでの物語。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-04-02 00:00:00
60020文字
会話率:34%