――シニタクナイ
風香は声にならない願いを発する。だがすでに虫の息。声帯もやられ助けを呼ぶこともできない。なぜ私はこんなに惨めに死んでいかなければならないのか。
異世界に召還された風香と直樹。あまりにも大きく別たれてしまった二人の運
命。日本でそのまま過ごせば、恋人になって幸せに暮らしていた未来もありえた。
だが今彼女はこうして死に瀕している。たった一人で。
神を呪い、その時が終わる瞬間を待っていた。だが……。
「生きたいか? 異世界の人間よ」
嘲り楽しむように男が現れていた。
<注意>残酷な描写、思考が多々あります。ご注意ください。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2012-07-20 10:00:00
7452文字
会話率:13%
一応シリーズ化するつもりだけど気分次第だから実際どうなるか分からない、「異世界の人間とのラブコメ」シリーズ。第一弾は獣の耳を持つ抜けた女の子と、一山いくらの平凡な男の小話的な。
最終更新:2012-03-30 23:16:21
10105文字
会話率:49%
気がついたら目の前は真っ黒な空間。
手元にはダーツの矢。目の前にはどっかのテレビ番組で見たようなルーレットと自称神。
自称神が言うにはここはあの世で。
死後のルールで転生先をこのルーレットで決めるらしい。
で決まったのは異世界の人間。
とい
う事で始まった異世界転生……折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2012-01-30 23:00:00
246356文字
会話率:26%
カヤが幼い時分に、誤って異世界に召喚されてから十年以上がたっていた。
次第に帰る事を諦めていたカヤはある日、魔術師の青年ティーリから、自分と同郷の少女が召喚された事を告げられる。
召喚具の破損の所為で絶対に元の世界に帰れない、『決して
異世界の人間だと知られてはいけない』カヤと、幼い日にカヤを誤って召喚してしまって以来、『彼女の人生を狂わせてしまった』と、贖罪の意識に苛まれているティーリ。
不思議な関係の『加害者』と『被害者』は、いつしか形を変えていたそれぞれの感情に気づくが……。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2011-03-31 17:42:00
38706文字
会話率:24%
本は好き。音楽なんて嫌い。周りが求めるのは、私じゃないから――――。
父と兄と母の才能が賞賛されていたなかで、凪樹はその期待にこたえきれなかった。
一人、家で暮らす日々。
しかし、ある日図書館に向かう途中、なぜか異世界に迷い込んでしまい――
――。
心を凍らせた少女が、異世界の人間と触れ合うことで、優しくなってゆく。
そんなほのぼのを目指しています!逆ハー風味に仕上げようかと思っています。
・・・できたらですけど。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2010-07-13 20:09:20
8549文字
会話率:16%