「冷たい戦争」と呼ばれた1980年代を過ぎ、大国・日本が向かう先とは、いったいどこか。かつて世界三大海軍と呼ばれた帝国海軍の偉容を、勤勉ながらも愚直、ときに統帥権を振りかざして猛進した帝国陸軍の姿を、プロペラからジェットへと移ろう時期、陸軍
から「分家」した帝国空軍の勇姿を、私たち国民はどのような視点で見るべきなのか。「大東亜の警察」としての任務に、日本は疲れていないか。兵士一人一人の生き方、声を、ひとつずつ拾う旅が始まった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2009-05-29 22:53:14
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