余命一年と宣告された少年はつらい現実から逃げ出すように駆け出した。少年は気が付くとひとけのない神社の境内に倒れていた。
そこで少年は今にも崩れ落ちそうな本殿で眠る金糸の髪の少女を見つけた。
これは数奇にも現実から逃げ出した少年が幻想に巻き込
まれていく話。
普通ということがいかに幸せなのかを少年は知ることになる。
*週に二回ペースを目標に更新していこうと思います。
*これは以前投稿していたものの変更バージョンです。内容はほとんど変わっているので別作品だと思ってくださっても構わないです。
*[pixiv]の方でも投稿しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-10-01 20:00:00
50282文字
会話率:31%
【いがみ合っているけど、内心意識し合っている系ラブコメ】
『恋塚神社で運命の相手を願うと、赤い糸で結ばれる。しかも物理的に』
『青春』に憧れを抱くも――青春作品に出てくるような格好付けた言動。行動が恥ずかしくてできない! でも憧れる
!!――そんな青春ツンデレ野郎の群青雨乃(ぐんじょう あまの)は、友人から噂話を聞いて、半信半疑に思いつつ、恋塚神社で運命の相手を願う。
「僕だって彼女が欲しいし、青春を謳歌したい! おっぱいだって揉みたいんだよっ!!」
すると、左小指に赤い糸が出現。
結ばれていた相手はなんと、あまりの美貌に直視した人間は全員卒倒してしまうと有名な美少女。学校のアイドルで『青春の象徴』として知られる、碧空春(あおぞら はる)だった。
憧れの相手と結ばれて喜ぶ雨乃だったが、彼女にはある問題を抱えていた。
「私が……可愛い? う、嘘ですよ……私みたいな根暗で見るに堪えないブサイクな女のどこが可愛いって言うんですかっ!?」
碧空春は、自己肯定感ゼロな残念性格美少女だったのだ!
雨乃は、憧れの『爽やかな青春少女』だと思っていた春が、実は面倒くさい性格をした地雷女子だったことに、心底落胆し。
春は、『少女漫画のヒーロー』のような素敵な人だと思い好意を寄せていた雨乃が、境内のど真ん中で「おっぱい」なんて単語を叫ぶような下品セクハラ男だったことに、酷く失望してしまう。
自分たちの中にあった相手の理想像は崩壊し、二人の仲は最悪なものに。
しかし、既に物理的な運命の赤い糸で結ばれてしまったため、仕方なく共同生活を送る羽目になってしまう。
これは、一度互いの理想を失った男女が、相手の本当の一面を知っていき再び好意を寄せていく、青春主人公ヒロイン群像劇である。(カクヨムでも更新中)折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-08-28 19:00:00
31312文字
会話率:22%
境内で彼女を待っていた。
約束した時間に2時間遅れてやってきた彼女。従順な僕(しもべ)のぼくは、手編みのマフラーを渡そうとするが……
最終更新:2019-07-23 22:57:05
2308文字
会話率:34%
故郷の新茶市を訪れていた「鎌ヶ瀬 偉達《かまがせ いたち》」は、閉場後に森へ向かう不審な女子高生に気付く。
祭囃子の音に引かれて後を追うと、神社の境内には異様な装いの人々が集っていた。
その場に迷い込んだ子供たちを連れて引き返そうとすると
、振動と共に神社が動き出す。
偉達が足を踏み入れたのは、死者をあの世へ運ぶ『灯籠廻船』だった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-06-16 08:00:00
255687文字
会話率:21%
時代の変わり目には封印が揺らぐ。
ゆめゆめ、警戒を怠ることなかれ――
祖父の亡き後、小さな神社を引き継ぐことになった少女、桜花。
時代の節目に立ち会うことになった彼女は、代々神社で行われていた『時代わり』の儀式を行おうと準備に勤しんでいた
。
そんな、平成の終わりのある日のこと。神社の境内で彼女が出会ったのは、僧服を纏った一人の青年。妙な方言訛りの彼は、にこりと微笑んで言う。
「菫に道と書いて、菫道言います。フリーランスの和尚兼陰陽師をしとるんよ。どうぞよろしゅう」
「……ちょっと待った」
「おん?」
「フリーランスの? 和尚兼陰陽師?」
――これは、八咫を冠する家系に生まれた孤独な巫女と、草薙の呪いにかけられた僧侶の織りなす、波乱の恋の始まりの物語。
……という、こんな感じの少年漫画っぽいバトルあり、恋愛ありの話が本当に好きなの…好きなの…という、時代の節目に萌が爆発した短編です(ぇ
平成が終わり、令和が始まる、狭間の七時間。その裏ではこんな戦いがあった……のかもしれない。という妄想でもあります。
(これはあくまでも短編です、続きません)
(湊波の書く長編はこんな感じの、少年漫画+恋愛なテイストばっかりです。中世王宮恋愛ファンタジーに興味がありましたら、こちらをどうぞ→https://ncode.syosetu.com/n8155fa/)
(あ、新しい連載作品は、この作品ではありません)
*本短編はカクヨムにも掲載しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-05-04 17:02:54
5000文字
会話率:56%
ある夏の日のこと。神社の境内で牛鬼に襲われた。死を覚悟したとき、女の子が忽然と現れた。彼女は何者なのか? かつて親しき仲だったとは、このとき気づきもしなかった。それは彼女の容姿が変わり果てていたからではない。むしろまったく変わっていなかっ
たためだ。まだ幼かったあの頃、彼女のことを少し年上の優しいお姉さんだと思っていた。山で遊んでもらったことは鮮明に覚えている。それなのに彼女は長い時を経ても、昔と同じ子供のままだった。そしていま恐ろしい牛鬼から命を救ってくれた。だからそのお礼として、この体に憑依するのを認めてやることにした。
ところが……。
憑依関係を結んだ直後、奇妙な異世界に召喚されてしまった。召喚魔法を使った犯人は一人の少女だった。上品さと美貌を兼ね備えた彼女は、なんと名家の令嬢らしい。だた何か勘違いをしているようだ。オレ、山神じゃないんだけど。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-04-06 11:19:58
180892文字
会話率:30%
町から遠く離れた山の中にある常静神社。のどかな昼下がりの境内で、1人の巫女装束の少女が掃除をしています。その手には竹箒。体が小さく左右にゆれるのに合わせて、お尻から飛び出した、もふもふふさふさの狐しっぽがゆれています。しっぽと同じ黄金色の髪
からのぞいた狐耳がぴくぴくっと動いてー「あっ、神主さん、こんにちは!」
ほのぼのギャグコメディーになっております!
1話完結のショートストーリーを集めたものです。(登場人物は変わりません)折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-02-19 05:45:01
32155文字
会話率:59%
都心から電車で行くことができる田舎のお社。その境内には、歳を経た梅の木がある。
赤木毎(あかぎ・まい)は、仕事を続けることに嫌気がさし、思い入れのある本に登場するその場所を訪れるのだった。
※この作品は牧田紗矢乃さま主催、【第四回・文章×
絵企画】への参加作品です。
八劔 幽 様のイラスト(https://11361.mitemin.net/i221272/)に文章をつけさせていただきました。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-01-08 10:00:00
7638文字
会話率:38%
丘の上にある寺、「弘法寺」の境内で益屋嘉右衛門の惨殺事件が起こる。
事件を担当したのは関八州の松丸謙吾と熊八。
二人は幕末の市川で蠢く陰謀を知る。
人を突き動かすものとはなんなのか。
巻き込まれ生きてきた大和久伊織の人生。
最終更新:2019-01-02 22:50:12
25376文字
会話率:29%
自身の通う高校で怪奇現象真相研究部に所属している高校二年生の憶乃録は、夏休み前の部活動活動報告をまとめるために座敷わらしという存在について調べていた。そして夏休みに入ろうとしていたある日のことである。自分の家に着くと、縁側を見知らぬ少女が歩
いていたのを見つける。声を掛けようとした録だったが、角を曲がった先にはすでに足音さえも消え去っていた。
しかし録が部屋に戻ると机の上に一枚のメモを見つける。
〝夜8時に東雲神社に来てください。〟録がメモの通り近所の神社に行くと、境内の階段の前に一人の少女が立っていた。
するとその少女は視線を上げ、わずかに微笑むようにこう言ったのだった。
―責任とってくれますよね― と。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-09-17 14:30:46
50620文字
会話率:54%
永正十三年七月十日の暮れ、志保は伊勢軍と三浦軍が最後の戦いに入った陣を離れた。
住まいである小田原城への道を、荒木兵庫頭と共に馬で駆けること四日、しかし彼女は、そのまま城へは戻らなかったのである。
(たれかに、許して欲しい)
祖
父の側から離れてみると、ただ無性に「許し」が欲しくなる。兵庫頭のみを無理に小田原城へ行かせ、救いを求めて彼女は箱根権現へ馬を走らせた。その背から滑り降りるように地面へ力なく降り立ち、よろめくように石段を上った華奢な両足は、ようやく「身近な人間が死んだ」ということが実感として湧き上がってきて、
「しょう様」
「八重…。市右衛門は、のう」
境内の木陰に佇んでいた乳姉妹の姿に直面して限りなく震えている。普段ならば当たり前のようにしてその隣にあったもう一人の友の影は、今はもう無いのだ。
周りの木々から、蝉の大合唱が聞こえる中、額からはじっとりと汗が滲み出ているのに、手足の先はしんしんと冷えていく。
「お味方の勝利は間違いないとか…おめでとう存じまする」
乳姉妹が慇懃に地面に膝を着き、頭を下げるのを見ながら、志保はただその両手を握り締めることしか出来なかった。 彼女は『北条』二代目、新九郎氏綱の娘であり、永正元年(一五0四)小田原で生まれた。同腹の弟に『三代目』千代丸(後の氏康)がいる。後に古河公方足利晴氏の継室(後添い)となり、これより三十年の後、僧門に入って芳春院と号するに至る。
こちらも、亡くなった母がしたためていた小説です。
こちらにも掲載しています。
→https://www.alphapolis.co.jp/novel/452360109/934175676
母が管理していたサイトです。アカウントもパスワードもメールアドレスも紛失してしまって放置状態ですが……
→ http://moment2009.ojaru.jp/index.html折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-07-23 08:00:00
131065文字
会話率:48%
地獄界に迷い込んだKは、一本道を歩いて行くと、参道に出くわす。地獄に参道・・・?いったいなぜ
違和感を覚えながらも、境内に入ると、そこには、燈篭が、並んでいる。その燈籠には明かりがぼんやり点いているが、よく見ると燈されているのは、地獄に堕ち
た罪人の体であった。ちょうど頭のところが、松明のように赤々と燃やされて、参道を通るKの道明かりなっていた。ここにいる罪人たちははたして現世でどのような、罪をおかしたのであろうか、突然Kの脳裏に、そのいきさつがフラッシュバックのように浮かび上がる。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-06-30 17:16:39
2547文字
会話率:15%
大学一年生の丹下守は、旅行先の上海で、中二の時に行方不明になった元同級生の、維名武志と偶然出会う。守は武志のペットのカメに興味を持ち、二人で上海郊外にできたばかりの花鳥市場へ。
突然降りだした激しい雨。その中に質感の違う黒い何かが浮かび
上がる。それは五年前、武志がいなくなった神社の境内で見たあの黒い『靄』だった。そして――武志は再び忽然と消えた。
*1999~2001ぐらいまでの世紀末のお話。ローファンタジーです。
*東洋思想を扱っています。特に中国が苦手な方はご注意ください。
*専門用語(生殖系は有るがエロ系は無い)が多数出てきます。
*独自設定、個人研究を多く含んでいます。世間一般で事実や通説といわれているものと違う場合があります。
不慣れで至らない点も多々あると思いますが、どうぞよろしくお願いします。何とか最後まで書き切りたいです。
*2016/12/15 表紙作りました。イラストを使っています。苦手な方はお気をつけください。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-06-15 22:00:00
468711文字
会話率:44%
大和の国。。南都。。
昔々の戦乱で
元興寺という大寺院が焼け落ち。
広い境内の焼け跡に
人が住みつき。。
元興寺界隈(がんごうじかいわい)
と呼ばれる町ができました。
現在の「ならまち」と
呼ばれる町の始まりです。
その町には。。
「
猯穴 まみあな」
という料理屋がありました。
料理屋「猯穴 まみあな」の主人は。。
景戒という薬師寺の在家の僧侶
日本最古の説話集
「日本霊異記」の編纂者。。
仏の教えを尊び。。
美味しいモノに目がなくて。。
不思議や怪異を
愛してやまない怪談収集家。。
その相棒は。。
銀の鬼ガンゴゼ
料理屋「猯穴 まみあな」を巡って。。
僧侶と鬼。。神と仏。。
妖怪たちやら。。人間たちやら。。
の悲喜交々を綴る物語。。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-03-28 23:23:25
8436文字
会話率:18%
美人でありながら性格が暗いと言われる篝火柚子。高校二年生。
いつもと変わらぬ平穏な日常を送る彼女は、幼馴染みの唯斗に誘われ、『有栖川骨董店』へ行くこととなった。
しかし、唯斗は場所を教えようとしない。
それどころか、店名すら初耳である柚子
に先導をさせ始める。
納得できないままに通学路を歩く柚子。
やがて足を止めたのは、普段は人気のない神社へと続く桜並木道の前だった。
そこからは何故か先を行く唯斗の後について桜並木道を抜けていく。
暫くして、神社の境内へと辿り着いた。
そこへ吹き荒れる薄紅。
思わず瞼を伏せ、次に開いたとき。
そこには、『有栖川骨董店』という看板の架かる店が建っていた。
それまで何もなかったはずの場所に、骨董店。
不可解に不安と恐怖を抱きながら、ここで一人になりたくはない。そんな思いから、疑問を持たない唯斗に続いて、怪しさ満点の店へと踏み込んでいく。
しかしそこは骨董店ではなく、一人の青年が営む魔導具店だった。
ただでさえ不可思議な事態に訝しむ柚子に対し、青年は、柚子を店に連れてくるよう唯斗に頼んでいたと言う。
一体どういう事なのか。
疑問を投げた時、そこへ一人の男性客が現れる――。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-03-09 13:48:17
8235文字
会話率:33%
早朝の散歩。
いつものように御霊神社でお参りをする。
手に握り締めた賽銭は、十円玉2枚と五円玉1枚の25円だ。
神様には、あんまり欲張って願い事をしてはいけない。
せいぜい2つの願い事しかしてはいけないと云われている。
25円は「
二重のご縁」をかけたものだ。
だから25円を賽銭箱へ投げる僕も、願い事は2つだけお願いする。
参道へ戻る途中、踏切が鳴り、遮断機が降りた。
御霊神社の境内と参道とを挟んで、江ノ電が通り過ぎて行った。
そして僕は路地裏を抜け、由比ヶ浜へと向かった。
手にした読みかけの文庫本の続きを、そこで読むために。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-12-30 18:56:24
301文字
会話率:0%
武蔵ヶ原高校2年の榊拓也は、修学旅行中にとある神社の境内で異界に迷い込んでしまう。
そこで、拓也が出会った者は……。
この年より、異界絡みの事件が急増する。
後に「ガーディアン・シンドローム」と名付けられる現象であった――。
※ 地方
都市を舞台にした伝奇ファンタジーです。
※ 執筆に集中したいので、完結するまでは、感想・レビューの受け付けを停止します。ご意見等がございましたら、メッセージにてお願い致します。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-11-11 17:13:52
48950文字
会話率:52%
世の中にはいわゆる「使えないヤツ」がいる。
人間関係が保てない、子種がない、気が利かない、力がない、仕事が無い……。
生きてて何が楽しいのか、疑問に思う人も居るだろう。
それでも生きてるんだから仕方が無い。
気の合った人間同士の会話には人
生の至福が潜むという。
俺たちのような、使えないヤツでもそれを享受する資格だってあるはずだ。
これは、月が二つ浮かぶ異世界の、素晴らしき酒精と美食と文化と、使えないヤツらの、やさしい物語。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-11-06 17:00:00
52670文字
会話率:49%
普通の女の子が恋に落ちる素朴な話。
最終更新:2014-06-08 19:24:13
5917文字
会話率:6%
とある山奥の街。
その山の中にある神社に忍び込もうとする2人の少年の姿があった。
少年の1人が境内に踏み込むと…
ヒトとバケモノが共存する街
【天華街】
その街に迷いこんでしまった1人の少年が、街の住人と触れ合い、時には傷つき涙を流しな
がらも皆に支えられ、身も心も成長していく…。
ただそれだけの物語。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-10-15 09:47:02
819文字
会話率:0%
日本に留学してきたばかりの、メアリー・ノリカ・オルグレンは、ある晴れた春の日のこと、境内にある森の奥深くにまで迷い込んでしまう。そこにあった古い木造建ての家には、言葉の『悪魔』がいた。悪魔は、最近、諺を実現することに凝っていると言うが……。
最終更新:2017-10-01 09:19:23
5387文字
会話率:29%