アッシュとジョンはココの二人だけの住人だ。ココは食べるものにも困らず、害獣もいない、まさに楽園のような場所。アッシュはココの生活に満足していた。だが、ジョンは自作の飛行機「赤い翼」を製作し、ココを出るのだと言う。「赤い翼」が完成した夜のこと
、アッシュは夢を見る。夢の中で、ジョンが「赤い翼」に乗って去ってしまった後のココは、どこかよそよそしく、アッシュを排斥するようでもあった。目が覚めた後、アッシュはそれを馬鹿馬鹿しい夢と決めつけてしまう。だが、「赤い翼」のテスト飛行でジョンがココから離れた瞬間、アッシュはまた夢と同じ感覚を覚える。そしてアッシュは気づくのだった、一人で取り残される寂しさを。打ちひしがれるアッシュに、テスト飛行から戻ったジョンは告げた。一緒にココを出ようと。一ヶ月後、「赤い翼」にはもう一つの座席が作られていた。―尾崎ゆずりは(別名義)のHPより加筆・転載。初出は某校文芸部誌「びるあげ」で当時のPNは柊檀でした。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2012-10-30 10:31:39
6291文字
会話率:36%
白い翼を持つ天使たちの国・『白の国』。空と海を治める『白の王』の弟・ジールは、世界の記憶者・『水の姫君』に手伝ってもらい、城の書庫で古書の整理と研究をしていた。しかしあるとき、ジールの元に2人の訪問者がやって来て・・・・。
◇可愛げのない王
弟・ジールと見た目は少女で中身は・・・な姫君・リヴァの物語第2章です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2012-08-19 19:21:42
49427文字
会話率:33%
砂に浮かび上がる文字、意思を持つ島。楽園のように美しい空と海に囲まれた島に流れ着いた「私」は、砂に文字を書くことで意思を持つ島「アヴァロン」と対話することが可能なことに気付く。「私」はアヴァロンとの対話の中で、少しずつ核心へと近づいていくが
……。自らの記憶を求める「私」の、血に塗れた痛みの物語。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2012-07-15 04:49:06
9790文字
会話率:21%
潮の匂いと波の音だけが聞こえる、閉鎖的で薄暗い町。高校生の雫と、その幼なじみの拓海は、この町で錆びついていくように暮らしていた。そんな二人と出会った東京から来た遼二。傷つけ傷つけられながらも、不器用に生きていく三人の物語。
最終更新:2012-06-25 14:30:52
49985文字
会話率:40%
古くなり、今は使われなくなった旧校舎。
その中にある旧職員室には、毎日放課後になると人が集まっていた。
空と海の狼こと大空拓海が率いる学校非公認創作部、
落書きオオカミの個性的なメンバーが日々を送るゆるーいコメディ。
※これは自作声劇台
本を小説化した物ですので、必然的に会話が多くなっております。そこの所ご了承下さい。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2010-06-18 18:00:00
8292文字
会話率:66%
犯罪が多発する現代社会で、双子の空と海はごく普通に暮らしていた。しかし、ある日空が連続誘拐殺人犯を目撃してしまう。
身代わりに海がさらわれてしまうが、空は何も出来ない。
その時空の前に現われたサングラスの青年達は…
最終更新:2010-01-02 20:31:24
20508文字
会話率:33%
気がつけば、見知らぬ風景。見知らぬ世界。記憶を失った俺は、これからどこに行けばいいのか?何をすればいいのか?歌と空と海だけは光り輝いていた・・・・・・・
最終更新:2008-04-02 11:29:33
6036文字
会話率:19%
シリアス系で書きました。そう、思うのは自分次第なので、そこはおまかせします。暇な方は、読んでみてください!
最終更新:2005-10-01 09:45:01
618文字
会話率:0%