――初めて会ったその日、彼女は、血に濡れた顔で微笑んでいた。
椎名司はランクEの特異能力者。ランクEとは、特異能力対策会が作った定義の中で、無害で無力な超能力者を指している。
そんな彼の人生が、予知能力者の少女を奪還する作戦に関わったこと
から変わり始めて?
ランクはE、けれども潜在能力はA。そんな彼の前に様々な事件が転がり込んでくる。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2015-12-23 23:46:16
247298文字
会話率:47%
魔力を持つ者が支配者層の国マジカラント王国。ウィル自治区は、魔力を持たない人々が住むことを許された土地である。その土地を守る特警隊に所属するメウルは、最近失恋したばかり。そのせいか、過去の人間関係を引き摺る悪夢に悩まされていた。
その日
も、悪夢にうなされて目覚め、感情が昂ぶっていた。そして、その夜の夜警当番、夢は現実となって彼女に降りかかるのだった。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2014-12-25 22:00:00
240469文字
会話率:30%
ソーシャルサイキック・ネットワーク・サービス
それは昨今の情報化社会で進化し続ける技術に適応した、今最も人気のあるコミュニティ型のウェブサイトだ
登録人数は約1000万人、実稼動アカウントはおよそ9割となるこれは、高校生からサラリーマン、定
年を迎えた団塊世代まで広い年齢層をもっている
そんなウェブサイトで、高校卒業を間近に控えた遊佐弘充(ゆさひろみつ)は、友人の勧めでアカウントを作成するのだが……そこで待つ出会いは鬼か蛇か
まったく予想だにしない出会いが、少年の進路を打ち砕く――折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2014-06-18 13:56:35
129807文字
会話率:39%
天井葵は三十になっても、その純潔を散らすことは出来なかった。
その代わり出会ったのは、十五歳、現役女子高生の白鳥蓮であった。
ひょんなことから共に生活することとなった彼らは、彼らを出会わせ抱き込ませた組織に指示されるがままに働いた。
――
純潔性症候群を発症した『魔法使い』を保護せよ。
それが彼らの当面の仕事となった。
魔法使いは特異能力を有して、悪事に手を染めることさえある。
だからその日も、魔法使いを探していたのだが――。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2013-01-17 02:45:49
9188文字
会話率:32%
ペキュリアウイルスというものがある。世界全土にばら撒かれた発祥不明、対処不明のそのウイルスに罹患した者はおよそ発症一年以内に死に至る。
感染者から生まれた命は極めて低い確率で健康体として生き残り、さらにそこから、極めて低い確率で特異能力を有
する命が生まれ落ちる。
人はそれを咎と呼び、人は彼らを咎人と呼称した。
そんな彼らが隔離施設内での事故を契機に脱走を図ってから十八年。
五年前に仲間を逃がすために残り、《世界特異機関》に捕獲された《桐谷洵》は五年後、十八になったその年に再利用されることになる。
目的は、かつての同胞の撃破。
それでも仲間の救済を望む少年は、最強と謳われるその咎と共に事態の収束へと急ぐのだが……。
2012/0822 全編改稿終了折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2012-07-29 20:57:05
104343文字
会話率:29%
特異能力『ジュネッス』を発現し、異能を行使する少年少女『蕾の子』らが出生するようになってから数年。自らも『蕾の子』だと見做された男子高校生・綾瀬慧一は『蕾の子』に課せられた義務に従い、単身故郷を離れ、関東は帝立ヨコハマ総合学院へと足を踏み入
れる。己の身体に眠る異能に対し少なからぬ畏怖と希望を抱く慧一だったが、その考えは無残にも散る事となる。「現状、ジュネッスが現代社会において役に立つ事など……何一つ、何ッにもございませんのよ!」
※第9回MF文庫Jライトノベル新人賞 第三期予備審査投稿済。
※MF文庫のレーベル色に合わせ構想に手を加えたものになります
2012/10 脱稿
2014/4 編集折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2014-04-07 03:09:07
155014文字
会話率:48%
各国主導で進められる極秘プロジェクト高機能生物兵器開発計画、通称エスクラボ。それは人間を兵器改造するための巨大な箱庭造成計画だった。
華僑の末裔であるリー、謎の計画者サイドの女性G、更に様々な形で拉致された実験体である人間。彼らは絶海の孤島
に造営された巨大な都市の中で共同生活を行うこととなる。様々な形で協力し合う人々の間に一つの憶測ともいえないような微弱なそれが飛び交う。
特異能力者がいると・・・・
直後アウトロー集団の暴動で世界は一変する折りたたむ>>続きをよむキーワード:
最終更新:2012-01-03 10:34:46
3568文字
会話率:46%
現代からどれほど月日がたったであろうか、科学の進歩とともに、オゾン層の破壊や地球温暖化といったあらゆる環境問題はすでにたいしたことのない問題となりつつある世界、そしてある時から、この世界は新たなるステージへと歩みを進め始めた。
人間の脳、こ
れまで解明されることのなかった人間の最もなぞ多き器官、ある一説では、人間の脳は数パーセントの力しか使っていないというが、それは俗説として破棄されつつある、それは最近の脳科学が異常に発展したためである。
ある学者が言う、人間の脳は百パーセントの力を使い、人体と言う巨大な物を動かしている、そして、その脳があるとき何らかの箍を外し、百数パーセント以上の力を使用した場合、人間は始めて、特異能力と呼ばれるまったく新しい、科学者にとって甘美で至福な謎が生まれるのだ、と。
特異能力、それは魔法であり超能力、太古の昔から受け継がれてきたオカルトとはまさにこれであり、現代の奇跡とはまさにそれである。
新たなる世界へと誘う箱舟がゆっくりと動き出すときがついにきたのであった。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2010-12-11 18:38:15
13883文字
会話率:48%
主人公である青崎伸(あおさきしん)は学年のアイドルに告白した!んですぐにフラレタ。それをキッカケに彼は幼馴染やら親友やらに巻き込まれて騒動のど真ん中で右往左往することに……『幽霊は同居人?』と同じ世界。一年後の新入生である青崎伸もまた、普通
ではない秘密を持っていた!ドタバタ?ラブコメ?特殊能力?なお話。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2007-03-20 23:08:28
67027文字
会話率:44%
草原を旅する男。男の双眸は暗かった。どのような希望も、光もその瞳には映らない。その背後から迫る、蹄の音。男はそれにもまるで無関心だった。
最終更新:2007-01-14 21:21:13
308871文字
会話率:19%