人間が滅びた後の荒野に、一体のアンドロイドが残された。
かつては高機能、高性能を謳われ、歌うために造られたアンドロイドだったが、悠久の時間を過ごすうちに、次第に老朽化していく。
死ぬという概念を持たないアンドロイドは、少しずつ壊れながら
もマスターを忘れないように、毎日マスターがくれた唄を歌いつづける。
砂に埋もれた土地で、停止するまで歌い続けるアンドロイドのお話です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2013-01-22 23:38:07
48552文字
会話率:35%
暗く汚れた部屋の中で一人歌を歌う少女の前に、ずぶ濡れの少年が現れる。少年は何故少女が一人でこんなところにいるのかと問う。少女が自らが生体コンピュータのパーツであることを伝える。過去の戦争で荒廃し、宇宙から降り注ぐ戦争の残骸や有害な宇宙線から
身を守るため、人々は分厚い壁で街を覆っていた。資材の足りなかった当時、街の環境管理システムを維持するための生体パーツとして少女が選ばれたのだった。少年は少女が我慢していると言い、誰かが我慢しなければならない世界はおかしいと訴える。やがて現れた大人たちに連れ出される少年は、迎えに行くと言い残す。少女はかつて自分を生体パーツとした後も人の心を保てるように接してくれた技師のことを思い出しながら、その技師から教わった歌を歌い続けていた。そうして時が経ち、歌い続ける少女の前に青年へと成長したかつての少年が現れる。約束通り迎えに来たという少年に連れ出され、少女は壁が取り払われ、晴れ渡った空を目にする。部品として老朽化していた彼女は青年に見守られながら息を引き取り、埋葬される。青年は彼女のことを胸に刻み込んで生きることを誓うのだった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2012-11-23 00:00:00
8655文字
会話率:28%
柏木:「咲えも~~~~ん!」
汐華:「どうしたんだい、のび茜くん?」
柏木:「空を自由に飛んでドコか遠くへ行きたいよ~~!」
汐華:「よ~~し、分かった。良いモノを出してあげよう☆」
―――― ゴソゴソ…………チャラララッ♪ チャ
ラァァァ~~♪ ――――
汐華:「『往復チケット』ぉぉぉぉぉ!」
柏木:「……………………旅費?」
●第1部から4ヶ月――国営企業『PFRS(パフリス)』で発生した惑星レベルの大異変を経て、政府内部はゴタついていた。そのさなか、『ポイント32』と呼ばれる老朽化した産廃処理施設にて、200名の人質をとったテロ事件が勃発し、とある男の子の身柄を要求。裏取引きの存在を知った元・PFRS上級職員『蒼神槐(あがみ えんじゅ)』は、男の子と共に逃亡……頼みもしないのに出没する不確定要素も加わり、またしても始まるバトル! エロス! バイオレンス! はたして彼等はテロ事件の真相を追究できるのかッ!?
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2012-07-05 11:14:05
125945文字
会話率:45%
家の老朽化に伴って、近くの空き家に引っ越すことになった俺と妹である樟葉はそのあ空き家で初の夜を過ごしていた。そん夜中、俺は怪奇現象に遭う。布団の上に何かがいたのだ。
それは織田信長の四女――織田霊華というらしい。
そして彼女と共に、真
名と父である織田信長の墓を探す旅が始まる。
http://www.webstation.jp/syousetu/
小説ランキングサイトに参加しました。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2012-02-21 15:35:41
7855文字
会話率:33%
酔った男と少女のお話。
老朽化したアパートの廊下で2人は一対になった気でいます。
最終更新:2011-08-13 22:06:15
2697文字
会話率:3%