純粋な想いゆえに《魔剣ベロニカ》と契約し、魔剣使いとなったヴィー・ウルフ。しかし、精霊族のために鍛えられたその剣は、人間であるヴィーの声に応えず、ただただ力を暴発させるのみ。完全制御を志して古巣を旅立ち、さすらうヴィーは、砂漠の街で精霊族の
血を引く奴隷身分の少女、ニノーチカと出会う―――――。二振りの《魔剣》とその契約者を巡り、様々な人々の想いと策謀が交錯するファンタジー小説です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2010-05-04 19:58:14
64812文字
会話率:36%
ファンタジー長編の第一部。
魔法使いや剣士が『職業』として成り立っている『この世』は、五つの『世界』に分かれ、それぞれに魔族や人族、精霊族などが住んでいる。
その一つ、人族が住む人界の、とある山奥の村。青年アルフォンスが不思議な剣を手に入れ
た夜、魔法も剣も特に習得してないのに、いきなり「世界を救え」と言われて旅立つハメに!
――必要なのはとにかく仲間だ。そう考えたアルフォンスは、旅先で様々な出会いを繰り返し、仲間を増やすとともに成長を重ねていく。
そして知るのは世界の理、己の真実。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2009-03-01 21:42:29
209820文字
会話率:49%