義父の虐待から逃げるため、十年ぶりに故郷へ戻ってきた17歳の「国見麻理子」。そこで出会ったのはかつての友人「三好茜」だった。同棲を始めた二人は共有された記憶を巡り、思い出の縁に引っ掛かる<3.14倶楽部>の真相へ迫ろうとする。<全六話・約5
万字の中編>折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2012-10-10 18:00:00
53236文字
会話率:55%
あるところに、引きこもりの中学二年生、ジル・アーロンという少年がいた。その少年は記憶力がよく、小学5年生のときに中学1年生に飛び級するほどだった。だがある日、好きな女の子に馬鹿にされ、その後さらにクラスのみんなに馬鹿にされた。その日から引き
こもりが始まったのだった。ジルは家でずっと引きこもっている自分の母親の様子が変だときずき隠しカメラを二台設置した。そこに映っていたのは残酷な真実、母の言葉にジルは驚愕し家をでる。そして寝床をみつけジルは一晩を外ですごした。次の日の朝ジルは中学1年生の時の担任の先生にぶつかり家出したことがばれてしまった。ジルは先生から逃げようと、思いっきり走るが車にひかれて死んでしまう。死んだ先で見たものは――――12歳の少年のマジックファンタジー折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2012-03-19 14:16:06
14245文字
会話率:27%
穂積隆也(ほづみ・たかや)は、“親友”である春樹のことがどうにも気になって仕方がなかった。
探偵事務所なんかに入社してしまったことも、上司の美沙という女も気に入らない。
けれど春樹はなかなか心の内を見せてくれず、その心配は空回りするばかりだ
った。
一方、家出少女の行方を追う春樹の行き過ぎた行動が、春樹自身を危険な方向に導いてゆく。
他人の肌に触れると、その記憶や映像、感情の一部を瞬時に読みとってしまうという、春樹の厄介な能力。
今まで気付かなかった、その能力の本当の恐ろしさが、春樹を闇の淵に追い込んでしまう。
美沙は春樹を救ってやれるのか。それとも更に傷つけてしまうのか。
新たな二人の脇役(穂積隆也、立花薫)を投じて送る、「KEEP OUT」シリーズ、第3弾です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2011-05-20 20:52:17
39604文字
会話率:29%
人の記憶を食べて生きる記憶呑みのキサ。種族の束縛から逃げ出して当てのない家出を続けるキサは、幽霊屋敷と呼ばれ恐れられる廃屋で小学生の少年・里音と出会う。キサは少しずつ里音に惹かれ……。現代ファンタジー長編小説、現在連載中。
最終更新:2011-04-25 10:00:00
23885文字
会話率:33%
妹と母さんがケンカをした。俺は何もできず、見ているだけだった。
中途半端に残された日記帳から、俺の記憶のごく一部を抜き出すことに成功した。その結果がこれだった。
最終更新:2010-03-01 16:48:12
2331文字
会話率:38%