美しき水が流れ、人々はざわめき、幸せを約束する都、水の都。
変化を嫌う人々は、元に戻ることを探検者に託す。
それが重き未来ということを知らずに。
最終更新:2024-10-20 15:31:48
4451文字
会話率:15%
注意:ガンギマリズムシリーズの続編です。前々作「ガンギマリズム」と「ガンギマリズム2 竜脈の巫女」を先にお読みになることを推奨します。
2021年。
最悪の歴史を辿った世界の現代日本。
佐渡島にて竜理教の抗争に巻き込まれた辰上漆紀(たつが
み ななき)は本土に帰還し、日常を送る。
漆紀と同じく竜王と呼ばれる力を持つ女・世理架のもとで魔法や刀に銃の扱いの修行をしていく。
漆紀に付き添う少女・彩那と二人でカルト宗教"竜理教"を倒すべく力を蓄える日々。
過去、今、そして日常を過ごす中で漆紀が憎み嫌う理不尽が唐突に爆発する。
これは日常と、その日常が再び脅かされる物語。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-10-19 12:43:24
164758文字
会話率:53%
ラメイア王国には書戯役という役職があった。貴族の見目麗しい若者が書を読み王国の広場で皆で見物するというものだ。ある田舎から書戯役として異例の抜擢を受けたセイは映像記憶の能力を持っていた。
ある日平和に書を読んでいた所へ隣国グレイドンから
の軍事侵攻を受けた。セイの穏やかな書と向き合う日常はラメイア王国のカリオン王子の逃亡を助ける任務へと一変する。
書を尊び武を嫌うラメイア王国はグレイドンの侵略を防ぐ事が出来るのだろうか…折りたたむ>>続きをよむキーワード:
最終更新:2024-10-16 09:58:44
76282文字
会話率:49%
様々な獣と人間の混合種、獣人族達が暮らすハーイス公国。
純粋な人間のみが暮らすナイディーナ帝国。
この2カ国は100年以上戦争を続けてきた。
帝国で1人の男が立ち上がり率いて、皇帝を倒し新たな皇帝が即位した。
新たな皇帝が率いる帝国と公国は
停戦協定を結んだ。
その協定には一文、
『公国の姫を1人の娶り、子を成す』
事が記された。
皇帝は1人の姫を選んだ。
その姫は自由奔放で、型にハマるのを嫌う姫だった。
真面目な皇帝、ディオニシャス・ラ・ナイディーナ
自由奔放な姫、アフィリア・シャウツキット
チグハグな2人はどうなるのか。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-09-23 16:56:29
21554文字
会話率:37%
『孤独な糸』は、他人との関わりを嫌う一方で、孤独を恐れる男性の葛藤を描いた物語です。主人公は、日々の生活で人と最低限の関わりしか持たないが、内心では人との繋がりを求めている。ある日、彼は匿名で感情を共有できるサイトを見つけ、そこで思いを吐き
出し始める。最初は他人の反応に救われるが、やがて自分が感情の捌け口として他者を利用していたことに気付く。最終的に、再び深い孤独に包まれ、一人になってしまう。折りたたむ>>続きをよむキーワード:
最終更新:2024-09-21 22:33:03
1020文字
会話率:8%
僕の手で作ったVtuberは『元同級生』だった。
でも、その同級生は直ぐに消え––アイとしていつの間にか出てきた。
『アタシはバーチャルで生きてるんだから!』
そこから一気に話は進み……僕は今事務所設立メンバーになりました。
ほぼ同居人の
子に迫られつつ––沢山の過去の上書きをし、楽しい未来を作る。
そんなシリアスありなラブコメVtuber物語。
◇ ◇ 登場人物 ◇ ◇
草薙青(主人公)→大学二年生。過去に高校を再起不能にさせるまでの事件をリークするのだが……実はそれは“元”同級生の子と後輩を救うためだった。実は女装やコスプレをしていて【にじライブ】というギリギリアウトな同人サークルで物語を書いたりする。実はエロいが押しに弱い。
桜井春香(絵師)→大学一年生。施設育ちで親族はいない状態だったが、ある時に姉の存在を知り会いに行くが……。青のことが大好きで青と一緒に高校を壊した一人。【にじライブ】の絵担当で新規事務所の絵師兼ママ。青と結婚することが目標。人見知り。エロいが自覚がない。
緑哀、アイ(Vtuber)→元同級生でリアルではない存在。そこには多くの理由があるがバーチャルとなって明るく主人公達を弄っていく。春香の姉であるが理解しているかはわからない。下ネタ好き。この物語の中心にもいる。
黄瀬真(社長)→アイの先輩で新規V事務所を設立する。『オタクが楽しい未来』を創造するために尽力するが実は私利私欲のためでもある。案外有能で社長らしさを発揮するが酒を飲むとドMになる(泥酔ババアと呼ばれる)
黒瀬アレクサンドラ(副社長)→黄瀬とは長年の友人でクールなハーフ。見た目とは裏腹に幼女化することがあり、青と春香には何度も甘える。時にはカッコいいのだが『女装男子』が好きすぎてコスプレした青を見ると我を忘れる。案外春香の良きライバル。酒を飲むとドSになることがある。
白鷺湊(メイド、声優)→青と哀の同級生。弱小声優事務所に在籍していた際に青達に出会う。演技は好きで役に入ると我を忘れる。下ネタは嫌いでツッコミ役に回りやすい。髪色で「信号機」といわれたり、胸をみて「山なし」って言われるのを嫌う。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-09-18 22:14:10
149182文字
会話率:51%
世界はプログラムされている
遙か遠い未来
科学技術が発達した世界、遺伝子情報を読み取りそこから自分だけのオリジナルの力を手にれることのできる【program】がある社会
夢を追い求める少年少女たち。
そんな中、独りの少女は違った
白髪の
少女モウラはゴミを漁りその日を暮らすのも苦労するような生活を送っていた
少女は変わるはずもない今の生活に疑問も持たず日々を過ごす。
そんな中いつものゴミ捨て場で出会った少女
こんな場所には似つかわしくない綺麗な格好
そんな彼女を不思議そうに見ていると少女は慌てた様子でこちらに向かってくる向かってくる。その後ろから少女を追いかける大柄な男たち。
「助けてください!」
どうやら追われているらしい
男「おいガキそこどけそこの女に用がある。」
「ろりこん?」
男「ちげぇよ!このガキ!ぶち殺されたくなかったらさっさとどっか行け!」
(荒事になりそうだ、、、)
男たちの手にはさっきまで持っていなかったはずの拳銃があった
「ハァ、、」
モウラはため息をつき息を整え落ち着いて処理していく一人、また一人 急所を狙って指で一突き
慣れた手つきで最後の一人も淡々と【処理をする】
ギリギリだが致命傷ではないにしても男たちは動けないまま
すべてが終わり後ろを振り返ると誰もいない。(怖かったのかな、、)
モウラはそのまま男たちを置いて、ねぐらに帰って行った
次の日 昨日と同じ場所に少女はいた
すると少女はこちらを見るやいなやこちらに向かってきてこういった
「貴方ならできるかもしれない!着いてきてくれる?」
(、、、?)
これは力を頑なに嫌う少女モウラと【program】
の謎を探る少女 そしてこれから家族になっていく少年少女の物語である。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-09-14 01:22:05
19254文字
会話率:80%
異世界転移して数年、港町で路地裏食堂を営む私、ナノカ。ところが、スパイを匿ったという身に覚えのない容疑で軍に捕まってしまった!「うちの料理は美味しくてスパイすら通っちゃうだけですから!」と口走ったら、それを証明しろだって。釈放の条件は、砦に
住む魔法使いルナウトに食事をさせ、美味しいと言わせること。ところがこのルナウト氏、人の作った料理を嫌うばかりか、生モノしか食べないという変人。魔法属性の関係で火にも近寄らず態度も冷たい、通称『冷血の魔法使い』だって。こりゃあ手強いぞ。/料理の得意なヒロインが異世界トリップする、基本な感じの物語(笑)を目指しました。全6話予定、カクヨムさんにも投稿。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-09-10 18:06:34
23890文字
会話率:32%
頭がいいことを鼻にかけて周りの人間を見下している男子生徒、泡雲冴月は親の仇のように常識を嫌っていた。
そんな泡雲はひょんなことから佐々木恭介、小野寺けいの二人と常識云々について討論することになる。
そしてボコボコに説き伏せられた末に、涙
をほろりしてしまうのだった。
血のない家族の番外編。
カクヨム、アルファポリス、ノベルアップ+、ツギクルでも掲載してます。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-09-05 06:45:25
6352文字
会話率:48%
### **あらすじ**
**「夜桜の館」**
東京都神楽坂の夜の静寂の中に、ひっそりと佇む「夜桜の館」。この宿は、表向きにはただの古びた建物に見えるが、実際には霊のみを宿泊客として受け入れる不思議な宿である。表面上の経営者である高橋信
夫は、実際の所有者である魔神マゴシンにその管理を任せており、経営は全てマゴシンによって行われている。
宿の歴史は古く、奈良時代に「月の宿」として設立され、時代と共に「満月亭」、「満月館」と変遷を経て、昭和64年には「ホテル・デ・ルナ」と改名された。その後、1990年代に神楽坂に移転し、現在の「夜桜の館」となった。
ある日、新たに若き経営者佐藤悠人が「夜桜の館」の支配人として任命される。彼は霊と人間の世界を調和させる使命を帯びてこの宿に赴任した。悠人はこの宿の秘密と過去を解き明かしながら、霊たちとの新たな関係を築くべく、奮闘する。
宿には、時折生きている人間も宿泊することがある。特に月食の夜には、普通の人間がこの宿に宿泊することができるのだ。1981年には、新婚夫婦が宿泊し、その後、霊たちと特別な関係を築いた。また、霊たちが宿泊客を迎えることで、霊たちの秘密や過去が次第に明らかになっていく。
「夜桜の館」の内部は、外から見ると2階建ての古びた建物に見えるが、実際には空間が歪んでおり、内部には海が見える屋外プールや、霊婚式のためのウェディングホール、スカイラウンジなどが存在する。特に13号室には、人間の気配を極端に嫌う霊が存在し、その部屋に入った者は精神的なショックを受けるとされている。
佐藤悠人がこの宿での運営を進める中で、彼は霊たちの複雑な感情や宿の持つ神秘を次第に理解し、宿の秘密を解き明かしていく。果たして、彼はこの不思議な宿の運命をどう変えていくのか。人間と霊が織りなす物語が、夜桜の下で静かに展開していく。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-09-04 16:50:05
1043文字
会話率:0%
「行こう! 楽しくってしょうがない冒険へ!」
卵から生まれるクリーチャー、通称『エッチャー』。
魔法のような埒外の能力を使う彼らの強さや価値は、生まれてくる卵の大きさで決まり、孵化して最初に触れた者にしか懐かない。
さぁ、力を欲する者よ、
栄光を欲する者よ、伴侶を欲する者よ、金を欲する者よ、大きな卵を手にして見せよ。
人には許されぬ欲も、際限もない。あぁ、もっと大きな卵を手にして見せよ。
大いに争え。豪快に奪え。隣人をも騙し、命すら売買し、そのどれをも嫌うなら、己が手で人外大魔境を切り開け。
そうしていつかは手にして見せよ。
最も大きいとされる伝説の卵を、『ジャイアントエッグ』を手にして見せよ。
*新人賞応募用作品として企画していたものの、完成するまで公開しないとなるとムズムズするので連載します。
全七章を予定しており、最後までプロットは出来ていますが、書きながら随時修正していくつもりです。なので、「修正前と内容違くね?」「名前変わってね?」みたいなとこは、「お、頑張ってんな」と大目に見てください。
ゲームキューブの隠れた名作ゲーム『ジャイアントエッグ ~ビリー・ハッチャーの大冒険~』とは何の関係もありませんが、四人対戦モードが面白過ぎるので是非友達や家族とわちゃわちゃ遊んでみてください。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-08-29 09:52:47
17715文字
会話率:49%
"僕は桜が嫌いだ。"
大学生の僕は、今でも彼女のことを思い出す。
青春の代名詞でもある高校生の頃、
僕は桜のような彼女に出会った。
彼女との日々、美しい青春。
未来は輝かしいものに思えた。
なぜ彼は桜を嫌うの
か
彼と彼女の物語の一部始終を、どうぞお楽しみください。
誰かの涙を誘うことの出来る作品になりますと、光栄です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-08-27 19:24:34
12069文字
会話率:14%
男はレベルが上がりやすくなるスキルを得た。
女はサキュバス化のスキルを得た。
自分以外の男を嫌う幼馴染の女のため、男はダンジョンに通ってレベルを上げては女に捧げる生活を選択する。
そんな日々を続けた男の誤算は二つ。
幼馴染に懐かれすぎてい
たことと、レベルを捧げすぎてしまったこと。
これは、自身を愛しすぎてしまう最強のサキュバスが誕生させた男の物語。
※この作品はカクヨムにも投稿しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-08-26 20:34:29
915129文字
会話率:42%
日本にその名を轟かせた大詐欺師・オオバヤシロ。
悪運尽きて燃え尽きた彼が転生したのは――『嘘が吐けない巨大な都市』だった。
嘘を嫌う『精霊神』により嘘吐きは【カエル】にされてしまう世界で、ヤシロは詐欺師として培った口先の上手さで成り
上がっていく!
異世界に転生した主人公が、『現代の知識』と『屁理屈』を武器に、巨乳美女を助けたり、極貧食堂を立て直したり、最底辺地区の生活環境を改善したりする物語。
☆★☆★☆
本編は、第一幕のエピローグで完結しております。
後日譚以降は、盛大なオマケとなっておりますので、
まったり感増し増しで詐欺師要素が極端に薄らいでいきます。
キャラや掛け合い、雰囲気が好きという方は引き続きお楽しみください。
☆★☆★☆
2020年10月7日より以下サイトにて、各話を3000文字前後に区切った分割版を掲載中。
【Novelism(ノベリズム)】
◆異世界詐欺師のなんちゃって経営術-分割版π(パイ)-
https://novelism.jp/novel/PZZjgtOjR5aQavm7ruz1kA/
※π限定SS付き※
【カクヨム】
◆異世界詐欺師のなんちゃって経営術-分割版-
https://kakuyomu.jp/works/1177354054927076585
☆★☆★☆
あとがき、並びに、感想返信内にて掲載したSS(ショートストーリー)を別枠にまとめておりますので、よろしければご覧ください。
●異世界詐欺師のなんちゃって経営術【SS置き場】
http://ncode.syosetu.com/n3697ct/
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-08-17 20:00:00
8674056文字
会話率:47%
クラス転移で、よくある勇者認定からのチートスキル。
でも俺は…その中には歓迎されなかった。
飛び出した俺にも仲間ができた。
別に異世界ハーレム的なものを求めてはいない。
クラスメイトに復讐をしたいわけでもない。
勇者として責務を全う出来
る能力でもない。
俺は…ただ。
勇者様と呼んでくれる仲間達と、この異世界で生きて行きたいだけなんだ。
チートスキル【リサイクルショップ】
このチートを彼女達が認めてくれたら
それだけで俺は…嬉しいかもしれない折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-08-15 20:48:46
12088文字
会話率:34%
【女の子×偽装百合カップル×アイドル】
ずっと、なりたかったアイドルにやっとなれた。でも、現実は甘くない。
夢を掴んでも果てしない道が続く。
夢を掴んだ後、トップを掴むにはどうしたらいい?
そんな私が見つけた道。偽装すること。
みんな…普
通を嫌う。だから、私は演じる。
みんなが好きな理想のカップルを梨乃と演じる。
《22cold/2019年結成/4人組アイドルユニット》
藍田みのり(19歳)リーダー【私】
松本梨乃(19歳)
友永由香里(17歳)
上野美香(15歳)
私はアイドルが好き。アイドルの仕事を誇りに思う。
だけど、売れたいの!人気が欲しいの!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-08-07 22:50:48
410140文字
会話率:27%
暇を持て余すほどの力を持った龍神王は異世界人を相当嫌っています。
龍神王が独り言をしているだけの小説です
勿論異世界人を殺ります。龍神王はハーレム系が特に苦手です。女の子が好きだよって方はすぐにブラウザバックして下さい。
最終更新:2024-08-02 08:13:43
13037文字
会話率:64%
20XX年、世界中に古代植物が出現するも、政府は後手に回り・・
結局【古代生物】に支配され、怯えて暮らすことになる。
やがて【ダンジョン】と呼ばれる恩恵が現れ、また古代の生き物は【硫黄温泉】を嫌うと言う特性の元、【湯本】さんが地域の代表とな
り、冒険者ギルドが治安を維持していた。
20年前に俺は家族のためにダンジョンに入り行方不明になるが、運よく【ダンジョン・ボス】として生き返りました。
ダンジョンを管理する【Dーストーン】【D-ポッド】を活用して、しぶとく生きて行く人類を応援いたしましょう。折りたたむ>>続きをよむキーワード:
最終更新:2024-07-16 21:39:28
10241文字
会話率:14%
高校生・翔(かける)は異世界に転生し、気づけば人型ロボット『テクノノート』の天才パイロットとして英雄扱いされる。
ちやほやされていい気になっていたある日、自分を激しく嫌う少女と出会い、転生の真相を知る。
彼女の願いをかなえるため、翔は軍への
無謀な戦いを挑むものの、作戦は失敗し、テロリストとして拘束されて死刑判決を受ける。
でもその頃、軍内では別の叛乱計画も進行していて――
SF世界を舞台にした、恋と戦争の話です。
ロボットアクション、少年少女の青春ドラマetcが好きな方に、ほんのちょっとでも楽しんでいただけたら嬉しいです。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-07-14 16:05:45
124516文字
会話率:34%
高校教師の俺。
いつもと同じように過ごしていたはずなのに、ある日を境にちょっとずつ何かが変わっていく。
テスト準備期間のある放課後。行き慣れた部室に向かった俺の目の前に、ぐっすり眠っているマネージャーのあの娘。
そのシチュエーションの最中、
頭ん中で変な音と共に、俺の日常を変えていく声が聞こえた。
『強制フラグを、立てますか?』
その言葉自体を知らないわけじゃない。
だがしかし、そのフラグって、何に対してなんだ?
聞いたことがない声。聞こえてくる場所も、ハッキリしない。
混乱する俺に、さっきの声が繰り返された。
しかも、ちょっとだけ違うセリフで。
『強制フラグを立てますよ? いいですね?』
その変化は、目の前の彼女の名前を呼んだ瞬間に訪れた。
「今日って、そんなに疲れるようなことあったか?」
今まで感じたことがない違和感に、さっさと目の前のことを終わらせようとした俺。
結論づけた瞬間、俺の体が勝手に動いた。
『強制フラグを立てました』
その声と、ほぼ同時に。
高校教師の俺が、自分の気持ちに反する行動を勝手に決めつけられながら、
女子高生と禁断の恋愛?
しかも、勝手に決めつけているのが、どこぞの誰かが書いている某アプリの二次小説の作者って……。
いやいや。俺、そんなセリフ言わないし!
甘い言葉だなんて、吐いたことないのに、勝手に言わせないでくれって!
俺のイメージが崩れる一方なんだけど!
……でも、この娘、いい子なんだよな。
っていうか、この娘を嫌うようなやつなんて、いるのか?
「ごめんなさい。……センセイは、先生なのに。好きに…なっちゃ、だめなのに」
このセリフは、彼女の本心か? それともこれも俺と彼女の恋愛フラグが立たせられているせい?
誰かの二次小説の中で振り回される高校教師と女子高生の恋愛物語が、今、はじまる。
※2024.4中旬より、連載再開いたします。
各公募の方にもエントリーしますので、よろしくお願いします。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-07-12 14:48:04
59398文字
会話率:32%