ある所ではニヒル少女の“兄”、又ある所では魔王バアルの妹の“彼氏(?)”、又々ある所では閻魔の代わりに死者を裁く“裁判官”、又又々ある所では魔法少女を守る“ヒーロー”そんな主人公属性全開の“股掛け主人公”・幸太郎は、ある日、“妹”に私だけの
主人公になって的な事を告げられる。しかしそれは無理な事。だが妹は幸太郎にとって思ってもみない好条件を提示してきて———一人の主人公を数多の世界観が取り巻く新感覚・日常系アラウンドファンタスティックコメディここに見参!
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2013-10-07 22:00:00
35526文字
会話率:43%
ニヒルに嗤う黒髪の少年、冥賀享利(くらが きょうり)が言った。
「悪霊と人間、お前はどちらが怖いと思う?」
悪霊よりも悪辣な、邪道の祓魔師は嗤う。
人形めいた少女のような少年、詠村真澄(ながむら ますみ)は答える。
「さぁ?どっちも
同じじゃないですか?」
亡霊よりも空虚な、夢見の覡が曖昧に笑う。
どこか歪で、日常から乖離した様な二人の少年。
かれらの周囲で起こる不気味で歪で狂った体験を、不思議で虚ろで壊れた二人が身も蓋も無い雑談を交えて雑然と語る青春怪忌譚。
『鏡の箱』
――呪われた少年の話。
『依り代の人形』
――夢に見た少年の話。
『宙吊りの籠』
――在り得ざる箱庭の話。
『悪霊の器』
――消えた悪霊の話。
※短編集形式で掲載しております。時系列は考慮されておりません。
なお、作中で言及される手法や理論などは冗談半分として聞き流し、決して真似しないでください。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2013-08-08 00:00:00
40498文字
会話率:34%
文学詩集第一段です。
若年の、間違いもあるでしょう理想的かつ幼稚な愚案たちです。ニヒル、デカダンスは好みません。ですが文学に於いては必要、かもしれません。
最終更新:2012-03-19 17:49:44
2540文字
会話率:3%
怒り狂う祖母から逃げて入り込んだ森の中で、少年は巨大なみつばちの巣を見つける。それには窓やスクリューがついていておかしな感じだ。中から出てきた老みつばちによると、これは潜水艦なのだという。つまり、みつばち潜水艦。うっかり小さくなってしまっ
た彼は、その中で生活することになる。ニヒルなブギー、おっちょこちょいのブーン、いばりたがりの重臣ブカニロフ。みつばちは皆いいひとばかり。アルトの声の女王ばちもとても優しいひとだ。住み心地のいいみつばち潜水艦で少年が体験することとは? 少年の目を通した、不思議な旅の記録。
※この作品は不定期連載です。いずれ完結させるつもりではいますが、いつになるかわかりません。ご了承ください。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2011-08-21 23:06:25
55458文字
会話率:38%
、その為に。
レースの施された真っ白なブラウス、リボンのついた真っ黒なコルセット、そして、モノクロなギンガムチェックのフレアスカートを身に付け、私はニヒルに黒いハイヒールを鳴らし、街を歩くのだ。
――堕ちる、その為に。
キーワード:
最終更新:2011-08-13 23:13:40
8718文字
会話率:40%
東京都私立誠心学園高校三年生は、フィリピンへ修学旅行へ来ていた。小型船に乗り込み、美しい島々を存分に観光する予定であったが、思わぬトラブルに巻き込まれた。生徒と引率のニヒルな国語教師堂本亮一、変態中年理科教師の新田、小悪魔な女性看護士の藤川
沙耶香。トラブルの原因はどうやら堂本にあるらしい。罠に掛かり、無人島でかつての同級生佐山猛からの真っ向からの挑戦を受けた堂本は、この窮地を脱することができるのであろうか!?折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2009-04-22 15:52:11
20084文字
会話率:30%