―遥かなる光いずこへ。永遠の太陽は冷えて固まり、月は霧に包まれ。この星から、光が消えるのもそう遠くはなかった・・・。
宇宙規模の謎の現象「大宇宙寒冷化」により、太陽の殆どが氷づけのように固まり、月は深い霧に囲まれて光が見えなくなってしまう
。地球には光が届かず、雪はあまり降らないものの年中寒い。人間たちはどうやって暮らしているのかと言うと、地熱や水力等の自然エネルギーによって賄ったりしている。他には、(今現在も問題になっているが)地球温暖化の影響で拡大したオゾンホールから注ぎ込まれるわずかな太陽光で発電している。この物語中では、サンライトホールと称す。しかし、いずれは限界が来るであろうと、研究者達は述べている。そこで、目をつけたのが、地下。そう、未知なる世界である。彼らは、メトロと呼んでいる。
「空がダメなら、地下だ。もしかしたら、新しいエネルギーが出てくるかもしれない。そうだ、希望の光があるかもしれない」
研究者らは、世界に呼びかけメトロの研究を始めたのである・・・。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2013-04-25 02:14:24
7347文字
会話率:49%
アメリカはなぜ京都議定書に署名しなかったのか。地球温暖化の後に迫り来る急激な寒冷化。氷河期の到来を知ったとき、地球気候を操作しようとする大国の野心が動き始めた。温暖化を阻止するための切り札、太古の世界に存在したはずの幻のバクテリアは見つかる
のか。いま日本の若き研究者たちの冒険が始まる。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2008-07-26 11:20:52
76532文字
会話率:52%