私はかつては大企業の本部長だった。権力も名声も金もあった。高卒でグループ会社のアルバイトから始め、早20年経った。社員からは「叩き上げですごい人だ!」「若くしてすごい!」と言われている。
しかし、ある日突然、会社の不正を暴こうとした部下に裏
切られ、殺されてしまった。横たわる私の前を黒い猫が通り過ぎていくのが最後に見た光景だった。目の前は暗くなる所か、明るく光が天から降り注いだ、、、。
次に目覚めたのはお決まりの異世界ではなく、2024年の日本だった。
2024年4月から施行された働き方改革関連法によって、ドライバーの時間外労働が厳しく制限されることに。高齢化による若い働き手の確保の問題、再配達の問題。全てが物流業界にとって大きな課題で、「物流の2024年問題」と呼ばれていた。私は毎日、荷物の山に埋もれながら、過酷な労働を強いられ、時間に追われる。給料は前世の時の半分、上司や客からは理不尽なクレームや暴言を浴びせられる。私はこの状況に耐えられなかった。私は本部長だったのだ。私の記憶や知識も、この世界に合わなかった。
しかし、そんな私の前に現れたのは、元同僚、部下や元上司だった。彼らも同じように転生していて、宅配便ドライバーとして働いていたのだ。彼らは私に笑顔で声をかけてきたが、私は彼らを見て驚愕した。彼らはみんな幸せそうだったのだ。仕事にやりがいを感じていて、仲間や家族や恋人と支え合っていて、人生を楽しんでいたのだ。私は彼らに何があったのかと尋ねたが、彼らは私にこう答えた。「お客様も悪い人ばかりではない、私たちにとても気を使ってくれる、「ありがとう」の一言を言われるだけで、とってもやりがいがある仕事」
私も宅配便ドライバーとして頑張ろうと思った。そして、2024年問題の解決に取り組む決意をした。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-06-03 11:50:48
753文字
会話率:17%
私は芹沢 杏奈、二十八歳。
……改め、マリアンナ・アルストロメリア、二十歳。
そう、私は異世界転生をした。
前世では多忙な薬剤師だった私だが、それなりにやりがいを持って仕事に打ち込んできた。
けれど、彼氏は気が強くて仕事に明け暮れる私に嫌気
が差したらしく、つい先日別れを告げられてしまった。
くそ、あんな奴……と思いながらとりあえず帰って疲れた体を休めようと歩いていた時にトラックにドーン!
そんな記憶を取り戻した私ことマリアンナは、王宮薬剤室で薬師として働いている。
しかしこれが見事なブラック企業。
陰険眼鏡な上司から解雇を告げられ、こんなところこっちから願い下げよ!と辞職。
これからは私のやりたいことをして、薬の大切さを広めていこうと辺境の地、ダイアンサス辺境伯領に移り住む。
優しい人達に囲まれて新しい仕事も順調、と思っていたら、イケメンだけと口の悪いムカつく男が現れた。
もちろん馬が合うわけがなく、最初は反発していたのだけれど――――?
チート薬師として活躍するマリアンナの、お仕事と恋愛を描いた物語です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-05-13 09:06:06
141871文字
会話率:30%
私の勤めている会社がブラックからホワイト化しております。でも何だろう。ブラックだった頃を懐かしんでしまう時があるのです。そんな私のモノローグ。
最終更新:2023-04-27 23:27:04
2354文字
会話率:38%
恋愛シミュレーションのように恋の選択肢が常に表示されるようになった世界で、ゲーマーの主人公は恋愛強者となるものの、最近は物足りなさを感じている。やりがいを求めた結果彼は気付いた。「隠しキャラを探そう!」
最終更新:2023-04-07 02:39:45
5299文字
会話率:38%
ある荷運びの道中ややりがいを描いた作品。
最終更新:2023-01-28 15:03:22
1356文字
会話率:21%
王都にある果実店の果実飴は、連日行列の人気店。
そこで働く孤児院出身のエレノアは、聖女として教会からやりがい搾取されたあげく、あっさり捨てられた。大切な人を失い、働くことへの意義を失ったエレノア。しかし、果実飴の成功により、働き方改革に成功
して、穏やかな日常を取り戻していた。
そこにやって来たのは、場違いなイケメン騎士。
「エレノア殿、迎えに来ました」
「はあ?」
それから毎日果実飴を買いにやって来る騎士。
果実飴が気に入ったのかと思ったその騎士、アイザークは、実はエレノアとの結婚が目的で?!
これは、エレノアにだけ距離感がおかしいアイザークと、失意にいながらも大切な物を取り返していくエレノアが、次第に心を通わせていくラブストーリー。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-01-19 19:08:53
109612文字
会話率:47%
幻想郷の人里でほのぼのと暮らすリュウ ウミくんは、初めての仕事で苦戦しつつも山奥の人や場所に荷物を届ける歩荷という職業にやりがいと楽しさを感じ始める。そんな時とある異変の片鱗に巻き込まれ彼の人生が一変してしまう。一人では勝てるはずもない凶
悪を相手に、信頼できる仲間を集め、自分にとって最善だと思う未来に向けて突き進む。彼はどう変わり、何を選択したのだろうか。
※この物語はYoutube上に投稿者カンザキという方が投稿されている「最強ゲーマーの幻想郷救済記」という東方二次創作の二次創作、いわば三次創作です。この物語に興味がでたよー。というありがたーい方がいましたら、まずそちらの物語をご覧になるよう推奨いたします。
投稿者カンザキ様のURL
↓
https://youtube.com/channel/UC8PuudJ9m_igNyEgEKjCI1Q折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-01-11 03:20:06
60852文字
会話率:55%
貴族の三男坊であるミトロフは、デブだった。食う寝るしか能がないと見限られ、父に家を追い出される。ミトロフは迷宮で生活費を稼ぐ生活を送ることになる。狩人のエルフ・グラシエと出会い、共に迷宮を探索し、強敵と出くわし、でかい銭湯に入り、仲間を作
り、やがてミトロフは自分の人生への希望とやりがいを見つけていく。
デブ貴族からデブ冒険者への転職は、意外とうまくいくのだった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-12-16 17:00:00
329400文字
会話率:37%
あらすじ
結婚以来専業主婦をしていたハナコは50代直前で働くことを決意し、以前から憧れていた病院に採用され勤務する。だが社会から完全に切り離されていたハナコは職場に慣れるのに一苦労。その上、そこはとんでもないブラック企業だった。院長は殿様
、スタッフは家来、問答無用で解雇同然の切り捨て、院長の好みで変わる評価、サービス残業当たり前、パートは有給がとれない、社員が有給申請すると院長に厭な顔される。雇用保険・労災保険・各種保険は院長の気分で申請が決まる。ここは福利厚生なんて存在しないのだ。そんな職場で9年間も働き続けてしまったハナコの有り得ない末路・壮絶記録である。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-11-04 13:50:30
76416文字
会話率:16%
私は天使に転職した。その仕事は幾つもある世界たちのお世話だ。まあ、地味で目立たないけれど、やりがいがあるので満足している。
ある日、私は特別な存在“彼女”に呼び出された。相手は遙か格上の階梯者であり神にも等しい者だ。その“彼女”はある世
界を示し、私にその地へ赴くように指示する。
目的は、その地にあるすべてを完全に消去すること。
人間はもちろん、動物から細菌やウイルスに至るすべての生物を無にせよという、まさに無茶ぶりな業務命令であったのだ。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-10-26 00:05:44
205219文字
会話率:21%
【絶対に推しを攻略したい転生ヒロイン VS 乙女ゲームから逃げたい攻略対象】
来年から農村のカフェで働く17歳のオリヴィアは、ある日突然前世の記憶を取り戻し、都合の良すぎる展開にニヤニヤしていた。
何せ自分は、前世でプレイしていた攻略難易
度の低い初心者向け乙女ゲームの王道愛され主人公だったのだから。
牧場を囲むのどかな村でイケメン達と楽しくスローライフを送っていれば、簡単に好きなイケメンと恋愛エンドを迎えられるという、ゲーム的にはやりがいこそないけれどリアル人生となればこれ以上ない最高の舞台。
「そして何より、この世界には……推しがいる!!」
大好きな【攻略対象4】とリアル恋愛ができるなんて、これは意地でも攻略せねば!
……そう思っていたのに。低難易度のはずの恋愛ルートがなぜか上手くいかない。
なぜ彼はゲーム通りに動かないの??
途方に暮れるオリヴィアだが、実は推しも転生者で、攻略される前にゲーム世界から逃げようと必死だったのだ!
「なんでゲームと違うのっ!?」
「なぜ君は僕のルートに入ろうとするんだ!!」
さて、勝つのはどっち?
※ 「カクヨム」でも連載中です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-09-30 23:15:18
6608文字
会話率:18%
人生を楽しく謳歌するには……これは人が生きて行く上で、重要なテーマだと思う。
食品工場で何のやりがいもなく、淡々と仕事をしていた俺は、今まさに、充実した人生の第一歩を踏み出そうという所で、居眠り運転していたトラックと衝突してしまった。
目が覚めたら、そこは前世とは全く違う異世界。その世界のベルフィア辺境伯長男、フィンゼル・ライ・ベルフィアとして転生してしまった。
俺は新しい世界で、前世では成し得なかった楽しい人生を送ろうと決意するが……。
俺はその世界で、家督争いと数々の戦争、そして大きな陰謀に巻き込まれて行く……。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-09-29 20:10:57
456054文字
会話率:42%
セシリア・アリベールは感情が昂ると子犬の姿になってしまう先祖返りの獣人だ。怪我を負った父の治療費を稼ぐため、セシリアは伯爵令嬢であることを隠して王城でメイドとして働き始める。仕事はやりがいもあるし、仲の良い友人もできた。全員とうまくやれるわ
けではないけれど、持ち前の真面目で負けず嫌いな性格で毎日を忙しく過ごしている。そんな中、危ないところを助けてもらった騎士団長エメリック・クレリソに惹かれていく。彼は噂されているような「氷の騎士」ではない、温度が高すぎて青白く見える、炎のように熱い人。迫害対象である獣人であることを秘密にしつつ、それでもそんな自分に流れる血を愛する女の子と、過去の出来事から自分を大事に出来ない不器用な騎士が、秘密を共有しながら段々と近付いていく。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-09-10 17:00:00
95870文字
会話率:47%
アルマ王国の闘技場では日々試合が行われ、激しい野次が飛び交っている。
「ブッ殺せー! 血を見せろー! ぬるい試合すんなーっ!」
しかしこれらの叫び声、実は専門の“野次職人”達が出しているものなのである。
野次職人とは一体どういう職業な
のか?
今回ベテラン野次職人であるゴードン氏が取材に応じてくれることになった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-09-09 16:35:06
2870文字
会話率:35%
我々はなんのために生きているのか。
なぜ仕事をするのか?やりがいはあるのか?
夏の風物詩、花火から感じることがある。
花火側に立ってみるとなぜ働くのかってことも感じれるんではないか。
読み終わったあと少しでも頑張ろうって思えたならばハッ
ピーエンド。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-08-21 16:01:49
1145文字
会話率:13%
小さな芸能事務所で働く、芸能界に夢も希望も持っていない社員、宮原。
生活の為に仕方なくやってるだけだと、仕事に情熱もやりがいも持たない宮原と、それぞれの想いで芸能界に入った女の子達。
彼女達と接する日常の中で、宮原の中にも変化が表れ始めてい
た。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-08-17 16:35:02
12907文字
会話率:61%
想術師協会総務部広報課作
人間の想像から生まれた怪物―|傀異《カイイ》。
悪しき想像から生まれた傀異は、人間社会に潜み、時に人を害し、命を奪うこともある。
そんな傀異を、夜な夜な狩るのが我々|想術師《そうじゅつし》である――――――。
この物語は、我々想術師が普段どんな仕事をしているのか。それを伝えるドキュメンタリーである。国家機密であり、普段公開することのない想術師の仕事に密着。ありのままをお見せしていく。
国家公務員で、収入安定。出来高プラス制でボーナス過多!
たくさんの人を救うことができる唯一無二の仕事である。
その分、命を懸けて仕事をしなければならない。常に危険と隣り合わせ、そんな彼らの仕事ぶりに密着する。
やりがい、生きがいは他の仕事の群を抜いている。
――――――あなたも想術師を目指してみませんか?
①報いの篭
想術師協会の花形、「傀異対策局第一部」の紹介。不器用だが、強さと優しさを兼ね備えた一級想術師「|打金清正《うちかねきよまさ》」の仕事ぶりに密着する。
※この物語はフィクションです。実在している人名、地名、組織名などは一切作り話です。ご了承ください。
この物語は、「エボルブルスの瞳―特殊事案対策課特命係傀異譚―」および「復讐は夜明けと共に」と同一世界観です。合わせてご覧いただけると、より世界観の理解が深まります。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-08-11 21:00:00
18680文字
会話率:33%
最後まで書き終わっています。ブラッシュアップしながらの投稿になります。更新時間は未定です。
奴隷少年が炭鉱夫無双するお話。
岩尾掘道(いわおほりみち)はブラック企業で奴隷のように働かされていたある日、地球とは別の世界で農民の少年ダダン
として転生してしまう。しかも不幸が重なり今度は本物の奴隷にされて鉱山送りとなった。
まさか社畜時代よりも不幸になるとは……と落ち込むダダン少年だが、いざ奴隷炭鉱夫になってみると意外と悪くない、どころか社畜時代よりも快適な生活が待っていた。
前世の記憶を持つダダンはこの世界に存在している『スキル』に対して、長年誰ひとりとして気付かなかったある秘密に気付く。
炭鉱夫の仕事にやりがいを感じ、採掘に専念したいのだが、鉱山からはトンデモな物が色々と見つかってしまい、面倒事に巻き込まれてしまう。
誰でも取得可能な『炭鉱夫スキル』を引っさげて、ヘルメット、ニッカポッカ、安全靴姿のダダン少年は今日も元気にツルハシを振り下ろす。
不思議鉱山を舞台に奴隷身分から成り上がる物語。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-05-22 17:18:44
208875文字
会話率:43%
三十路のおっさん、一人暮らしの森田は日々を漫然と過ごしていた。やりがいの無い仕事に精を出し、寿命を擦り減らす毎日。コミュ症であり、仲間と呼べる者すらいない彼は、集団に属しながらも孤独を抱えていた。
――此処とは違う、何処かへと行きたい
。
漠然とした願いは、ある日唐突に、思い掛けぬ形で叶ってしまう。気が付けば其処は巨大ロボットの操縦席。
敵は怪獣!?
東京陥落!?
次々と展開される状況に振り回されながら、彼は一つの確信を得る。――このロボット、昔やったロボットゲームと同じコクピットじゃん。と――
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-05-20 12:15:10
7881文字
会話率:49%
実家が没落した元伯爵令嬢のヴィッキーは、今はコールマン男爵家の侍女をやっている。
意外と向いている侍女という仕事に、やりがいを見出していた。
主人であるエリサお嬢様の舞踏会デビューが近づいていて、毎日忙しいが充実した日々だ。
そんな時、
元執事の息子で騎士になったジェイクが、騎士爵を叙任することになったという。
かつての貴族令嬢と使用人の子という立場が逆転することに、戸惑いをおぼえるヴィッキー。
そして宮廷舞踏会の日がやって来る――。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-04-22 06:00:00
52455文字
会話率:30%