これは御伽噺でもなければ、童話でもない――――。だからただの、物語《ストーリー》。赤い魔女は謡い、灰色の眷属はただ探す。真っ黒な悪魔はただ喰らい、闇紫の堕天使はただ嗤う。翡翠の純血はただ求め、青の人魚はただ嘆く―――――。
最終更新:2009-08-11 00:51:56
28038文字
会話率:38%
内戦の決着のついた戦場跡で、かろうじて命を存えた少年は、もう一人息のあった男を、戦跡も生々しいその場所から引きずって、近場の森へと避難した。やがて眼を覚ました男と少年は、後にした戦場に現れた光に目を奪われる。それは死んだ人間の魂の光だった。
幻想的なその光に、知った魂を探そうとしていた男は、自分を助けた少年が17歳だと知ると、身を固くした。そしてゆっくりと男は自分の過去を話し始めた。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2009-01-18 16:48:30
8897文字
会話率:47%
漆黒の髪に紅い瞳、血のような深紅のロングコートを着た【請負人】月詠咲夜。【嗤う死神】の異名を持つ咲夜は寄せられた依頼を完遂することが出来るのか?
最終更新:2006-11-09 20:21:27
3621文字
会話率:36%