俺の名前は早瀬正輝。
家族は高二の妹、中三の弟、そして母さん。父さんは一年前に死んだ。
職業はヒーロー。月給四十万の高給取り。表向きは公務員。実際、俺の雇い主は政府の役人達だ。
俺の仕事、つまりヒーローの業務内容は街に出没する怪物、通称ビー
ストを倒すこと。強化スーツを着て、人知れず下水道の中で日々闘っている。
二人の先輩は俺を気遣ってくれる、いい人達だ。技師連中は一癖あるが、親身になってくれる。若干嫌味な科学者達も、根は悪いやつらじゃない。
家からは近いし、職場環境も悪くない。
でも、俺は今の仕事が大嫌いだ。
俺がやりたいことはこんなことじゃない。本当は辞めてしまいたい。
けど、俺には金がいる。
元々病弱だった母さんは入院している。妹や弟はまだ学生だし、金を稼ぐには若すぎる。
俺が、金を稼ぐしかないんだ。
俺のような二十歳になったばかりのやつが、この仕事以外で大金を手に入れる方法はない。このバカらしい仕事を辞めるわけにはいかなかった。
やり甲斐もない仕事を、金のために続けてる。それ以外、なにもできずに。
一体俺は何のために生まれたんだろう。
金を稼ぐためだけにか?
そんなの、つまらなすぎるじゃないか。
若干暗めの小説です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2011-12-31 17:21:37
62475文字
会話率:28%
世に伝わる“十二使徒伝説”には、『マタイによる福音書』、使徒行伝』、『パウロ書簡』、『ヨハネの黙示録』等々諸説がある。
狭義にはイエス・キリストの十二人の高弟を指すが、広義にはキリスト教の布教に重要な役割を担った宣教者たち、或はその者たちへ
の称号である。
だが、ここに云う“十二使徒”は、その遥か昔、太古から存在した。
そう、地球の誕生とともに……。
大宇宙の意思、人間によって“神”と呼ばれるモノの意思として存在した。
十二使徒の役割とは……?
十二使徒とは、神の使いか、悪魔の僕か……?
この物語は二十世紀の日本から始まる。
早大の教授で世界的に著名な考古学者谷口和夫(57歳)が、戦国時代の古戦場跡地において驚くべき人骨を発見した。
谷口はローマ時代の古戦場跡から発掘された人骨や中国の"秦"の時代の古戦場跡から発掘された人骨とのある共通点に気づく。
そこで谷口の明晰な頭脳が閃き、世界中の古戦場から発掘された人骨の調査を開始した。
調査を進めるうちに、あっと驚く事実が浮かび上がってくる。
そして舞台はいきなり二十六世紀、四百年後の地球へと移る。
二十一世紀の初頭には七十億を超えた世界人口が、十分の一以下となっていた。
恐ろしいことに、残った人類の二割強が漢民族、つまり中国人なのである。
愚かな人間たちによって、或る男の歪んだ思想が具現化されたのだ。
この時代、当然の如く、数において圧倒的多数を占める中国が世界を支配していた。
その中国の絶対的支配者、御神……
その御神に戦いを挑む謎の一団……
歪められた歴史を正すための聖戦……、果てしなき戦いが、今始まる。
この物語は、時を駆け、次元を超えて展開する空前絶後のファンタジーである。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2011-12-30 06:00:00
24696文字
会話率:42%
今日がその日。誰もが誰も周りの人で、それはつまり輪であるということ。それだけのことを理解するために、それだけのことを刺激とするために、人が集って、なにかを何かで祀り騒ぐ。
最終更新:2011-12-30 01:57:44
3794文字
会話率:46%
異世界トリップモノが好きなだけの平凡な女子高校生である私が、竜巻に巻き込まれて知らない世界に異世界トリップ。と、思ったら異世界じゃなくて未来?しかも、タイムスリップを起こしたのは来世の自分。つまり、私!!自己責任と言われても、どう考えても女
子高校生の手に負える話じゃないから。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2011-12-18 22:02:27
5014文字
会話率:26%
《発火現象》や《発電能力》、《未来予知》の様な超能力に分類させそうな能力や多種多様に存在する《魔法》としか分類出来ない様な力を持った者そういう《能力者》が蔓延り、《能力者》の能力を当てに形成された経済。そんな世界の片隅にその会社は存在する。
社名を「P.P.」なんの略称なのかは社員しかしらずただその名は表、裏を問わず有名だ。なんの仕事をしていると聞かれれば何でもしていると十人中八人が答えるだろう。まぁつまり便利屋なのだ。さて長くなってしまったが要するにこの物語は「P.P.」の構成員である社長のヒロと社員の幸介が織りなす仕事のお話である。 ※SNSFでも重複投稿を行っております折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2011-12-18 22:00:00
28905文字
会話率:49%
「あのさ、そりゃあさ、ここはコンビニだよ? コンビニデスヨ? んでもって俺が思うにコンビニ店員にこんな業務が課されたことは過去一度もないような気がしなくもないような気がするんだよね」「何言ってんだ、コンビニ、つまりコンビニエンスストアもとい
便利屋の使いパシリが」「いやふざけんなや死ね」「おまえが死ね」そんな感じで送るコンビニハートフルコメディー……になればいいな!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2011-12-16 23:31:48
11552文字
会話率:62%
アナザセンス。
それは本来常人が持つ五感に加え、『その他の感覚』第六感の事を言う。
主人公、宮嶋明(ミヤジマアキラ)はアナザセンス『電波感』の持ち主。彼にはパソコンや携帯から飛び交うメールを肉眼で見ることができる。つまり、電波が見え、またそ
れに触れる事も出来るのだ。
ある日アキラは学校の屋上で一通の謎のメールを手にする。それは未来を予知するもので、差出人は『サトミ』宛名には『マキ』と書いてあった。アキラはこの予知メールの事、そしてサトミ、マキという人物が気になっていた。やがて明らかになる二人の正体とは……。
アキラの前に現れた探偵、小野村和彦(オノムラカズヒコ)に導かれ、彼ら四人の物語が交差する。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2011-12-10 12:05:00
30808文字
会話率:57%
自他共に勉強魔だと認める優等生の少女、凪山花梨は、小学生における最後の夏休みを叔母の家で過ごすことにする。花梨は、夏休みのほとんどの日に忙しなく活動をしていたが、そこでは土地勘が働かず、友達にも会えず、とどのつまり退屈の極みであった。
しかし、花梨は訪れたチャンスを逃さなかった。成り行きで助けてもらった2つ年上の女性に、お礼をするために再び会いに行ったのだ。自分とは正反対の性質を持つ彼女に花梨は多大な好奇心を抱き、残りの日々を、彼女を研究するために、そして親交を深めるために費やすことに決める。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2011-11-26 20:15:41
23108文字
会話率:59%
ようこそ、流歌特別学園へ。
ここは寮制の学園だけど、自宅から通うのもアリよ。
自分自身でお店を経営してもいいわよ。
あと、ここでは、特別な力…つまり、魔法を扱える人以外立ち入り禁止なの。
だから、言ってるでしょ?
流歌“特別”学園…って。
貴方は…入学希望かしら、それとも見学?
まぁ、どっちでもいいわ。
この学園はいいわよ。
充実感もあるし、友情・努力・勝利を目指して頑張れるし、何より設備に力をかけてるからね!
詳しい学園説明は、入学してから案内するわ。
どうする?
試しに…入ってみない?折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2011-11-18 19:01:29
7388文字
会話率:43%
しし座流星群、特別企画!
なんでも今年(2011年)は今日、つまり11月17日(木)の夜が極大日なんだそうです。まあ、残念ながら今年は下弦の月が出ているため、観測するには条件が悪いとか。
なお、この作品自体は去年のしし座流星群の
折に書き下ろしたものです。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2011-11-17 00:00:00
569文字
会話率:12%
鎖…それは自由を奪う拘束具
鎖…それは人と人とを繋ぐ輪
鎖…つまりそれはつなぎ合わせるもの
ばらばらの物語を一つに
最終更新:2011-11-15 19:25:13
4788文字
会話率:35%
ある日の深夜、突然高野歩は弟、桐耶から相談と称してのカミングアウトをされた。
その内容は、彼が腐男子、つまりBLをこよなく愛し男が2人いればそちらに考えてしまう趣味を持っている男だと言われたのである。
突然のことに驚き戸惑うが、自他共に認め
るブラコンの歩は桐耶の口上に騙され、彼の奴隷になってしまう。
それによって、歩の友人などを巻き込んで繰り広げられていく学園モノ、なはず……折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2011-11-14 14:27:29
5982文字
会話率:30%
目の前で愛についてのゴタクを並べるこの人は、数週間前にわたしの長年の思いを木っ端微塵に粉砕した人だった。 「はいはい、よく聞いとけ。愛というのはつまり、執着なのだ」「・・・先輩、黙ってください」 今頃いったい、何しに来たのか。 意気地無しで
口だけ達者なワケありの先輩と大学生のわたしが過ごした、珍妙でたまに切ない日々。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2011-11-03 21:32:06
26664文字
会話率:29%
はぁ、何なんだ、この高校は……
開始、一行目でため息……
制服登校なのに、メイド服を着たメイドさんや、私服ヤンキー少女…
ロリっ子や、たくさんの美少女…以下略
『美少女』って言えば、釣られるだろ…ニヤニヤ……
アレ?途中から可笑し
いな…
まぁ?俺、一応主人公だし~~何言っても許されるよね?
そろそろ、殴られそうなので、まじめな話。
俺の妹の件について………
それについては本編で。っにしとくか…。
この小説のストーリーを簡単に言ってしまえば、この小説の主人公。………つまり俺。
を、殴られたり、蹴られたり、踏まれたりっと、痛めつけられたりする…小説だ。
どうだ?分かりやすいだろ??
そして、120%誤解するから言っておく。
け、決して、『M』じゃないんだからな///折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2011-10-31 03:13:15
18993文字
会話率:30%
日本は昔、南北朝に分かれたことがありましたね。つまり、天皇が二人いた時期があったのです。今いる天皇。そして。
その裏に、昔のように国を統べる天皇。
裏の天皇家「富樫家」に生まれた紗綾(さあや)。完璧な人間だが、身体が弱い。
彼は今、
死刑囚。
富樫家に仕えてきた一族「高田家」。長男は長年仕えた紗綾が囚人となったとき、家を捨てた。
長男は今、刑事。
――僕は何もしなかったよね、お父様。なのにどうして、僕は自由になれないの?
――あいつは何もしてないのに、何故あいつは囚われ続けないといけないんだ?
今こそ、錆びた鎖が外れるとき。
注)これは短編集です。時系列ばらばらに書いているからです。割り込み投稿しますが、それだけ言っておきます。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2011-09-25 07:23:24
15069文字
会話率:53%
女の子にもてるハーフの大学生 ジョンは ある日 大学で1番美人な女生徒、佐藤晴美に恋をし告白するが、あっさり振られる。めげないジョンは彼女が働いているという探偵事務所、SS事務所で彼女と一緒に働く事を決意する。しかしその探偵事務所、普通の探
偵事務所ではなく 同性に関わる問題を調査する事務所、つまり Same Sex 事務所であった。社員は二人。晴美とボス。その事務所でバイトするにはある『決まり』があった折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2011-09-25 03:58:08
3959文字
会話率:44%
とある高校に通う、とある高校生の日常。朝の場合。
※ ネタ的なものですが、「男性同士の恋とか愛(所謂、BL)」や「血縁者同士のんふふ(つまりは、近親相姦)」なものが出てきます。例えネタでもNGだという方は、回れ右!
タグ【 一人称と
いうより独白 / 悩める高校生が主人公 / 腐れているので注意! / 溺愛してます。 / シスコン的な方向で / いや、ブラコンか? / ここはひとつ性転換で / まだ近親相姦の問題が / 変なのは、兄 / 妙なのも、兄 / コメディだしOK? 】
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2011-09-22 10:02:20
3234文字
会話率:14%
異世界トリップしてしまった女の子とその女の子と恋に落ちてしまった王子様と王子様のお父様(つまり国王様)とお母様(つまり王妃様)が出てくるおはなし。
最終更新:2011-09-21 22:54:00
4065文字
会話率:40%
俺の彼女はオヤジなのだが。そうつまり俺の彼女はオヤジなわけだが。なんだかんだ言って俺はコイツのことがすきらしい。……ただ、彼氏の前でスルメをしゃぶりながら太ももをかくのはどうかと思うぞ。
最終更新:2011-09-19 09:35:57
12519文字
会話率:51%
時に二十一世紀末、科学と魔術が互いに発展した世界。
その世界は『体術』、『魔術』、『能力』によって発展した。
現在、世界では2つのことに力が注がれている。
1つは、新たなる力の解読。もう1つは力を使いこなせる者の育成。
つまりは『適能者』
の養成だ。
その中でも、5本の指に入る養成機関、それがクロニクル学園だ。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2011-09-11 16:25:58
18281文字
会話率:41%