強大な軍事力と政治力を持つ列国最強の国ロゼ。王は23歳という若さながらも賢帝と崇められていた。王妃サラは辛い現実に苛まれていた。結婚して3年。王は一度もサラを抱くことはおろか、優しい愛の言葉すら掛けてくれたことはなかった。後宮の他の姫は抱く
のに。他国の姫の後宮入りをきっかけに、辛く悲しい結婚生活に終止符を打とうと王に乞うが…(本編完結済み・番外編展開中)折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2011-06-15 00:00:00
83821文字
会話率:27%
父親を殺したいと弟から相談を受ける栞。解決策として彼女はお葬式ごっこを提案する。理由は死人に殺意を抱く人はいないから。
「桜の木の下には死体が埋められている」の言い伝えの元に姉弟は、「日本さくら100選」に選ばれたある公園を訪れるが…。
最終更新:2011-06-01 13:42:59
38390文字
会話率:34%
織田信長が出世の第一歩とする桶狭間の戦いが物語の舞台です。
既に桶狭間に到着している場面から物語は始まります。
織田信秀の息子にして、城下町の不良の頭で、傍若無人に振舞って見せていたのは、信長にとって、人脈作りと人望作りのためだったの
です。そうした下積みを経て、織田家を継いでからも尾張の精鋭部隊が忠実に信長の家臣となって働いた(戦った)。
対する敵は「東海一の弓取り」と謳われている今川義元である。戦国の世に名を轟かせ、あの武田信玄でさえも脅威を抱く程の男である今川義元である。信長は、この今川義元の世評を知っているだけに、その存在を恐れるだけではなく、財政面でも戦略・戦術面でも敬う気持ちを持っていた。しかし、いざ対峙してみれば、なんら大したことはない、それどころか陳腐にさえ思える愚かな武将に映った。
はじめ、この桶狭間の戦いは、下馬評で、今川勢の絶対有利となっていた。しかし、いや、むしろ、そうと知れば、若くて勇ましい信長は尚の事、その己を小馬鹿にでもするような、世の常識をぶち破りたくなり戦う。
そして、戦ってみれば意外と今川勢は腰ぬけ集団である。それもそのはず、今川勢の実情は頭数の確保だけの寄せ集めで膨らませた、仮武装集団なのであった。漁師や農民を徴兵として、それでも足りずに思えた今川は北条からも兵を借りた。借りてきて、取って付けた様な兵は、忠誠も忠義も、義理もへったくりもあったものではない。今川勢として、戦おういう意思よりも、窮地に至れば逃げを選択する。その逆に、勢いで登り詰めようとする信長軍は前へ前へと進む。その中には森蘭丸の父親、森可成もいる。この森可成りこそが信長の精神的師匠にあたる男である。森可成りが信長の少年期・青年期の悪教育をしたおかげで、今の信長像があるという物である。
そして、森可成以外にも、小平太や新助などが活躍し、今川勢に大手を掛けて、ついには義元の首を獲るのである。
「武士の情け」
で獲った首を丁重に扱うべきかとも信長は思いもしたが、実際の所、信長はそうはしなかった。獲られた義元の首を、戦を終えた、ずぶぬれの、桶狭間の野原で、唾をかけ、蹴り上げた。そうする事で、それまで、戦に恐怖を抱いていた自分と決別できるものと思ってそうしたのである。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2011-05-31 06:29:02
8213文字
会話率:30%
稀代の女たらしと評される放蕩王子エーリクは、ある時、堅物と名高い伯爵の末娘に興味を抱く。父の気質をそっくりそのまま譲り受け、面白みのない性格をしているらしいその令嬢だが、実際は――? 恋に慣れた王子様と深窓の伯爵令嬢の恋の話。の、つもり。
最終更新:2011-05-15 14:00:00
27885文字
会話率:50%
五年前の雪の日のクリスマスに別れた恋人同士…。晴香|《はるか》、悟|《さとる》ともに、別れたことに対して後悔を抱く。やがて、その二人がいきつく先は…。
この小説では、感動をテーマにしています(*^_^*)
最終更新:2011-05-06 23:48:52
3806文字
会話率:22%
この物語の主人公『夜風(よかぜ) 蒼偉(あおい)』は、ある出来事によって死んでしまう。
死後の世界への入り口にて、ある人物に出逢い新たな人生への扉が開く。
主人公は新たな人生をどのように過ごすのか?
この物語は、主人公最強物となっております
。
ですので、その類のものに不快感や嫌悪感を抱く方は、読まないことをおススメします。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2011-04-28 22:35:13
16031文字
会話率:51%
鉄哉は一緒に入学したクラスメイトの桜に興味を抱く。
放課後に偶然出会った桜と同じ趣味だと判明して・・・
キャラ紹介
登戸 鉄哉(のぼりと てつや)男
鉄ヲタであること隠している高校1年生。主人公
石神井 桜(しゃくじい さくら)女
鉄哉と同じクラスの子。
寺井 守(てらい まもる)男
イケメンだがアニヲタ人当たりがあんまり良くない。鉄哉の友人
町田 美甘(まちだ みかん)女
幼馴染。鉄哉に恋愛感情を抱いてる
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2011-04-27 00:56:06
1376文字
会話率:45%
家でも学校でも行き詰った少女は、そこから逃げ出した。
自分を好きだと言ってくれた男のもとで、束の間の幸福の日々を過ごす。
だが、安易にしがみついた幸せは、長続きはしなかった。
鳥籠のなかの金糸雀と自らを重ね合わせた少女は、実家へと帰る。結局
、自分も無知で弱い小鳥でしかないのだと、諦めのような思いを抱く。
だが、ある夜の母とのやり取りが、彼女の籠を取り払う。そんなものはじめからなかったのだと、少女はようやく知ることが出来た。
少女は金糸雀の姿を胸にとどめて、ゆっくりと歩き出した。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2011-04-07 23:22:46
4731文字
会話率:2%
若くして病気になった祐樹。今まで抱えた事のない思いを抱く。
家族のわだかまり、本当の自分とは?
死を待つ中で恋をし、いったい何を得られたのか?
キーワード:
最終更新:2011-04-01 11:23:07
514文字
会話率:3%
学校からの帰り道。急に雨が降り出した。通り雨だ。雫と太一は公園のベンチで雨宿りする。頭上の濃く茂った木の葉が雨を防ぐ。まるで二人を避けるように降る雨は、一向に止む気配がなかった。雫は自分の腕を抱く。太一と肩が触れるくらいの距離を気にしたわけ
ではなかったが、なんだか気まずかった。沈黙は自然と降りた。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2011-03-16 18:47:31
2749文字
会話率:20%
ひきこもりの少女、椿はチャットで出会った謎の少年(?)「陸人」に妙な気持ちを抱く。
顔も本名も知らない二人にはいくつかの共通点があった。
そして、ある日。
そんな二人の関係に転機が訪れる―――――。
さらに、椿の親友の留美にはいったいなに
があったのか――――。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2011-03-12 00:20:05
7674文字
会話率:33%
ある日虐めっ子のあいつとの揉み合いの末、クラスの人気者で、唯一虐められっ子の僕の味方をしてくれていたあの子を殺してしまった。犯人は僕かあいつのどちらかだ。あいつも僕も罪を認めず、その時あの子は絶命していなかったが、あいつは黙ってあの子の遺体
をどこかに隠してしまい、誰もが口を閉ざした為に事件は闇に消えた。僕はあの子へ直接謝罪する為に、隠された遺体を捜索するが発見には至らず、時だけが無為に過ぎていった。あの子が消えたことによって僕の人生は大きく変貌していき、人格はどんどん歪み、消えたあの子への想いは募り、あいつへの憎しみは日に日に増していく……。そして時は過ぎ、僕の将来を決定づける運命の『あの時』がやってくる。
歪んだ愛情を貫く『僕』が、残忍酷薄な『あいつ』に抱く憎悪を描いた復讐譚。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2011-03-01 20:05:58
48917文字
会話率:39%
細々と家族で経営してきたランダルム牧だが、近年は馬が売れず、ついに廃業を考えるまでに追い込まれてしまった。
ランダルム牧の娘リウは、これからも牧場を続けていくために、愛馬バルメルトウと〈天馬競〉への挑戦を始める。
三人三馬で組を作り、速さを
競うこの競技で勝利すれば、牧の名はあがり、勝ち馬からの収入が見込める。
しかし、リウの幼なじみで名門イシャーマ牧の息子カズートも、名馬をそろえた自分の組で〈天馬競〉への出場が決まっていた。
カズートに反発心を抱くノア牧のシャルス、そして風変わりながら馬にかけては一流の腕を持つランダットという仲間を得て、リウは〈天馬競〉での勝利を目指すが。――
草原を駆ける馬に魅せられた少女の挑戦と恋の物語。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2011-02-26 16:00:00
108619文字
会話率:48%
村というには大きく、街というには小さい。
そんな町。
ある一人の鍵師はこの町を幸せな町にするべく奮闘していた。
彼が抱く理想の町、「誰もが常に笑顔を絶やさない町」
それは彼がこの町の祖父に預けられたときからの理想であった。
そして、その理
想は徐々に叶えられつつあった……。
そして、雪の降るような寒い季節になった。
一面は白く、美しい雪に埋もれていた。
その中でも、人々の暖かさに当てられながら、誰もが笑顔でいる。
彼が目指した、理想の風景がそこにあった。
それを窓から見ながら彼は鍵をつくっていた。
あるとき、彼の家の窓を配達屋がたたく、出向いてみると配達屋の後ろには、四組の家族がいた。彼らはこの町にふさわしい町の人になれるだろうか……。
彼の町づくりが始まる。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2011-02-23 01:07:22
3497文字
会話率:43%
平成から幕末へタイムスリップしてきた「高宮伊織」は、新選組で監察方として日々を過ごしていた。やがて慶応三年の九月が過ぎようとしていたある日、伊織は偶然にも土佐の中岡慎太郎と出会う。屈託なく好意を向けてくる慎太郎に対し、伊織は戸惑うが、その真
っ直ぐさに好感を抱く。深く関わり合うべきでない相手と知りつつも、彼を待ち受ける未来を知る身として、伊織は深く悩む。そんな折、伊織は慎太郎率いる「陸援隊」へ間者として潜入することに。
淡い恋情に流されるか、新選組隊士としての忠義を貫き通すか……、伊織は大きな選択を迫られることになる。
※新選組秘録―水鏡―の番外作品です。メイン長編を軸にしていますので、本作のみですと展開を理解し難い部分があります。
※著者紫乃森統子が運営するWEBサイト「水鏡」に掲載済みの作品です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2011-02-11 13:51:05
68826文字
会話率:37%
私は仕事をサボって訪れた喫煙室で、門真と出会う。いい男で面白い門真に私は好意を抱くが、彼はどこか謎めいていて……。
最終更新:2011-02-07 14:09:42
42949文字
会話率:29%
昔話風。女子にもてたい若様が、もて男になるために努力する話。若様は、もてる家来に対して、もてる方法を教えてほしいとは、立場上の面子があるため、正直には言えなかった。あれこれ理由をつけて、家来のまねをはじめてみるのだが、トンチンカンなことにな
ってしまう。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2011-02-05 14:47:36
9346文字
会話率:76%
ある日、出勤する駅までの道の途中、歩道の片隅に突如出現した「穴」。なぜかどうしても入ってみたいという誘惑に駆られた彼はその穴に頭を突っこんでみる。すると、中には懐かしい景色が広がっていた。それは彼が幸せな子供時代をすごした、生まれ育った昔の
ままの町だった。彼は幸福な気分を味わう。そして子供の頃の自分と再会し、今の自分の人生は間違っているのではないかとの疑問を抱く。それ以来、彼は毎日「穴」の出現を期待して駅までの道を歩くが、その後穴は出現せず、彼の人生は結局変わらないまま時がすぎていく。折りたたむ>>続きをよむキーワード:
最終更新:2011-02-02 10:17:23
3147文字
会話率:40%
男っぽくて短気で恋愛なんて真っ平ゴメン。
三次元より二次元に生きる!!
そんな思いを抱く女子高生、鴻上湊。
彼女は入学式の日、運命の出会いをする…
その日から彼女の人生全てが変わってしまった…
最終更新:2011-01-02 14:02:35
270文字
会話率:34%
それぞれがトラウマを抱えるバンド、『Kill me』
メンバーの水無月紫苑、高倉朔、御堂煌綺、綾永司は人気バンドとして働きながらファンが抱く理想像と自分達の目指す方向に違和感を抱き始める。
彼らはその命を燃やしてアルバムの発売と同時に全員
での自殺計画を立てる。
死ぬために生き続けた彼らの日常。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2011-01-01 11:22:51
1359文字
会話率:25%