――これは、英雄譚にあらず。
逆襲と、復讐に彩られた、復讐劇である。
求めし理想を、あの日の後悔に贖罪を、そして揺るがぬ勝利を得る為に――
温泉旅行の帰り道、交通事故にあった昇一は異世界で勇者として目覚めた。そこで彼は、ゼイン
と名乗る王子とともに、たった二人で悪の帝国へと戦いを挑むのだった。
そして、それはやがて大陸全土を。ひいては世界全てを巻き込んだ大きな大戦へと変貌していく、少年たちが始めた彼らの『せんそう』の物語。
昇一16歳、彼は異世界に降り立つ。そして星輝歴877年5の月ゼイン16歳、彼らにとっての聖戦の幕が上がる。
旗を掲げよ、旗を掲げよ、天に刻むは尊くも煌めく輝く紋章。そう、全てはかの熱き輝きを放つ紋章に導かれしもの達。
しかし、重ねていおう。
これは、英雄譚にあらずと。
この物語は、少年たちが始める反逆と逆襲に染まった復讐劇。
全ては、あの日の後悔に決着を。
故に、旗を掲げよ。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2012-01-22 12:33:52
827文字
会話率:0%
この世界に正義など存在しない―
あるとすれば、それは―
キーワード:
最終更新:2011-12-01 20:50:13
2302文字
会話率:24%
――さて、どれにしようかな……。
泥のように空間を塗り潰す漆黒の闇の中で爛々と煌めく紅蓮の双眸は、エサと娯楽の両方を求めて視線を彷徨わせる。
――んん?
ソレが目を止めたのは一人の男。
小さな子供用ベッドで眠る
少年のパジャマを強く掴んで、声など届こうはずもない『ここ』まで聞こえてきそうな――。
まるで、それは『血の慟哭』。
――いい絶望だね。次のオモチャはキミに決定だ。
紅蓮の双眸が笑う、わらう、嗤う。
少年か少女か不明確な高くも低い声で放たれた嫌な嘲笑が消え、その漆黒の空間は闇に潰れて消えた。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2011-09-29 00:00:00
126284文字
会話率:34%
あらゆる渦の外で生きる少年“橋根 支慧”《はしね ささえ》は、ただ渦の外に居た。
それで良いと思っていた。
それが生まれ持った性質だ。
煌めく中心には入れず、このまま外で過ごしていく。
普通に学校に通い、年を重ね、やがて死
に逝く。
それが普通。
それが人生。
そう、世界が夢から醒めるまでは………。折りたたむ>>続きをよむキーワード:
最終更新:2011-08-10 22:46:04
221文字
会話率:0%
この世界には、一つのルールがある。死者と、死者を想う生者が己の足を以て競い合い、勝利することができれば蘇らせて貰えるという仏の采配。それが、死者蘇生の『徒競走』である。最愛の兄を亡くした少女七穂は、兄を蘇らせて共に生きるために徒競走に望む。
霊柩車に引かれたライン、鳴り響く木魚、煌めく袈裟を着たお坊さん。般若心経をBGMに、生と死を賭けた一騎打ちが幕を開ける!//この物語は、兄妹の絆を描いたハートフルコメディです。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2011-03-05 13:48:31
13621文字
会話率:30%
外では人達の怒号が鳴り響き 盾と矛が煌めく
血と汗と埃が舞う まひるの太陽を烟らす
すべての父は狼とのとっ組み合いに敗れ 膝から崩れ落ちる
ワタリ鴉は英雄たちの眼球と脳髄を挵り出す
大蛇は痛みに耐えかねて ぎりぎりと大地を締めつける
ひび
割れたその膣から 息子たちは勇み飛び出してくる
波濤の九人姉妹は憤怒に我を失い 恵みの穂を取り返しに来る
竜が翼を広げ 娘たちを攫っていく
カーテンを降ろし 蝋燭を温もりとしよう
暗がりは貪り 衣擦れは震え
叢を押し開き 戦きを味わう
痛みは兆し
窓を叩く雨音と風は 悦びに遠のく
滴りを掬い取り 至上の香りを肌膚に刷り込もう
月は砕け星々が降って来る
夜に凍え、昼に焼きつくされる
やがて世界は静寂に支配される
そしてふたりは沈みゆくだろう折りたたむ>>続きをよむキーワード:
最終更新:2011-02-23 12:47:38
311文字
会話率:0%
僕にとって彼女は大切な人だった。それは恋愛感情とはまた違う大切さ。自分本位の考えに近い、言うなればエゴのようなものだった。価値があるから側にいる。
しかし彼女は消えるようになった。閃光のように煌めくこともなく。まるで最初からいなかったように
目の前から消え、すぐにまた姿を表す。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2010-11-23 23:24:50
10849文字
会話率:43%
高校生天神煌夜はいつも通りの日常を送っていた。学校では個性的な友達にも恵まれ、今の生活に何一つ不満などなかった。そんな普通な日常が続いていたある日、彼は奇妙な空間へと迷い込む。その空間の果てで、彼は煌めく夜空の下、一人の黒い少女と出会う――
―――。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2010-02-11 09:09:23
134886文字
会話率:40%
その人はいつも笑みを浮かべていた。それは何故?
最終更新:2008-06-23 11:06:14
803文字
会話率:8%
満天の星空が遥か上空に広がるダークブルーの空のもと、僕は1人の少女に出会った。彼女は傍若無人で自分勝手で、どうしようもないほどに我侭だけど、そんな彼女に僕は惚れてしまった。これから始まるのはそんなどこにでもあるような物語。けれども、僕にとっ
てはたった1つの大切な物語。さぁ、始まります。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2008-06-22 14:27:34
2748文字
会話率:27%