夜のとばりの降りた頃、大学の構内で世を明かしての、百物語が決行されていた。百話目に当たったのは話下手の上田だったが、一同は次第にその内容に引き込まれていく。
最終更新:2010-09-13 23:06:33
2716文字
会話率:40%
3人の高校生、上森幸一《うえもりこういち》と上田彰介《うえだしょうすけ》、辻魅邦人《つじみくにひと》は、秋葉原に行くと、異世界に飛ばされてしまった。
バラバラになってしまった3人は、それぞれ元の世界に戻れないかを考えて冒険する
最終更新:2010-06-21 21:48:39
1342文字
会話率:25%
凛は親の離婚で母親の実家へ行くことになった。仲良かった友達と付き合っていた岡野先輩と別れて新しい生活を始める。転校した学校は田舎じゃ有名な進学校。学年1位の上田はいじめのリーダーらしく凛は目をつけられてしまう。今までとは全く違う世界に果たし
て凛は耐えられるのか?青春と恋愛の感動ストーリー。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2010-03-19 00:39:06
15394文字
会話率:29%
嵯峨天皇の絶大な信頼を得て若くして権力を掴んだ冬嗣(ふゆつぐ)は、勢力を伸ばそうとたくらむ葛野麻呂(かどのまろ)や緒嗣(おつぐ)といったライバルと宮中で冬嗣と対立する中、他者の上に冷酷な存在として君臨する。だが、権力を掴んだ冬嗣の前に立ち
はだかっていたのは日本史上最悪と言われる飢饉だった。その上、以前より続いてきた出挙を軸とする経済はバブル崩壊を迎えて破産者が相次ぎ、日本全国で失業者と餓死者が続出して税収がなくなり、田畑は捨てられ、都には生活を失った人があふれるようになった。冬嗣は貧困を無くそうと借金の税率を引き下げ、生活に困った国民にコメを分配するも貧困はかえって悪化する。
飢饉は国境の外でも発生し、東北地方の蝦夷が日本人の集落への侵略を開始。頼りとする勇将坂上田村麻呂も病に倒れて命を落とし、侵略を跳ね返すための負担が国庫を悪化させる。戦乱は国内の日本人と蝦夷との民族対立も呼び、各地で扮装が勃発する。それでも、苦しみながらも日本軍は蝦夷を追い詰め、三八年間続いてきた蝦夷との戦いを、本州統一という最高の形で終えることとなった。
しかし、平和は訪れなかった。本州統一直後に海の向こうから新羅が襲来する。対馬は蹂躙され九州に軍勢が押し寄せるが、国家をかけた戦いは日本の完勝に終わり、新羅軍は無条件降伏した。戦勝も状況の改善にはつながらず、一方で、財政危機は役人と貴族の腐敗を招いた。国庫からはコメが尽き、金銭に経済の主軸を移させるがそれがかえって大インフレを巻き起こす結果となる。持つ者と持たざる者との格差が拡大し、貧困はいっそう悪化して国に救いを求める人が増えるが、冬嗣にはその全てに応えることはできなかった。冬嗣に頼れなくなった国民は国の力を借りず生きていこうとする。地方は次第に独自の権力を持ち、後の武士の誕生のきっかけとなった。
自然災害で日本各地は壊滅的なダメージを毎年のように受け続ける。嵯峨天皇はただ一度を除いて好景気を経験することのないまま責任をとって退位し、本人は拒絶するも弟の淳和天皇が即位した。冬嗣は人臣の最高位である左大臣へと上り詰め二人の息子を貴族としてデビューさせるが、淳和天皇は平城上皇と薬子の起こした反乱の関係者を赦すという名目で、冬嗣の権力のきっかけとなった反乱鎮圧と首謀者の殺害の出来事を批判した。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2009-12-06 11:57:57
99478文字
会話率:9%
商社を辞めセミリタイアしたような生活を送る神田晋一郎。行きつけのジャズクラブでであったOL上田香との奇妙で切ない生活を描く長編。
最終更新:2009-12-03 01:28:28
52574文字
会話率:15%
第四天魔王の娘、鈴鹿御前は坂上田村麻呂に恋をしました。しかし、田村麻呂は人間。鈴鹿御前は鬼女。決して結ばれる筈がありませんでした。何れは自分も殺されると分かっていながら、鈴鹿御前は愛しい気持ちを抑え切れませんでした。妖しと人間の哀しい物語。
最終更新:2008-01-05 23:47:14
3015文字
会話率:33%