二十七世紀、人類は光速に限りなく近い速度(光速の99.999%)で宇宙空間を航行する術を手に入れた。同時に、他の恒星系に地球のような青い惑星を発見する。人類は太陽系の限界と持ち前の好奇心に突き動かされて、地球を捨てて他の恒星系へと旅立って行
ったのだった……。それから地球時間にして二千年が経ち、多数の惑星に人の暮らしが定着した頃に、使用人の少年と海賊の少女は出会うーーー。絶対時間の概念を捨て去り、相対時間の概念を取り入れた、出会いと別れの物語。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2008-01-07 00:09:19
8569文字
会話率:56%