日ノ本には、古来より「オニ」と呼ばれる者たちが居た。辺境の地に住み、古代から朝廷に忌み嫌われ、数々の英雄談において「悪役」として登場する彼らの本当の正体は、「現世」と「隠世」の境界を守護する者たちであった。
幕末の動乱期に入ってきた吸
血鬼という脅威に日本は晒される。
その事態に対処する為に創設された無名の組織を受け継ぎ、現代まで続く政府機関が「鎮守府」。吸血鬼に対抗できる「オニ」を育成し、その脅威を駆逐する為の機関である。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-03-23 09:28:29
3854文字
会話率:39%
二つの世界は同軸上に重なり合っている。それが現世(うつしよ)と隠世(かくりよ)である。隠世には妖たちが住み、現世は我々人間が暮らしている。霊感を持つ高校生・辰巳(たつみ)は、同じく霊感を持つ同級生で神社の息子・卯兎(うと)と妖のからむ日常を
送っていた。しかし、隠世は崩壊の兆しをみせていた。『神』『妖』『人間』『縁』『想い』そして『生と死』…。二つの世界を舞台に繰り広げられる、少年少女とそれを取り巻く大人たちの物語。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-02-09 18:09:20
30996文字
会話率:65%
この世は二つ存在する。
一つは動植物が生存する世界、現世(ウツシヨ)。
もう一つは精霊や悪魔が生存する世界、隠世(カクシヨ)。
普通ならお互いに干渉は来さない。
しかし現世の生物は隠世の住人に力を借りて生きるものもいた。
能力だけを借りる
。即ち、契約をし、<同化>をして全てを借りるもの。
これら力を得ているもののことを、契約者(エレメンタラー)と人々は呼んだ。
これは、"隠世の住人の能力を悪用してる者から能力を<回収>する"妖精と契約者の小さなお話。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2012-01-29 11:07:46
12281文字
会話率:55%