深い山奥で秘伝の技「雷翁(らいおう)」を継承し、成果(なれのはて)と呼ばれる異形を封じ続けてきた不破の里の者たち。里長の娘・十萌(ともえ)は、雷翁の継承候補である青年・小源太(こげんた)に密かな想いを寄せていた。ある日、ミズキという女が里
を訪れた事をきっかけに、不破の里は静かに崩壊の道を歩み始める――。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2014-02-07 00:00:00
108675文字
会話率:39%
エシラの里で暮らす少年、シエンは次期里長が15歳になれば里の外で2年間の修行の旅をさせる、という掟に従い相棒である精霊、シルヴィを連れて里の外へ出た。
初めて目にする外の世界に困惑するシエン。期待と不安を抱えながら旅を始めた彼は弓を
携えた青年と出会う。
飄々とした青年はシエンが旅を始めた理由を聞き、ある話を持ち掛ける。曰く
「うちのギルドに入らないか?」
―とある世界、ルナティカにおいて四大ギルドの一角とされる人材派遣ギルド、セフュロス。セフュロスの仲間達と共に戦い、泣き笑いする毎日を送るうちに、シエンは己が背負っている宿命を知ることとなる。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2011-07-14 23:06:29
6919文字
会話率:17%