刑事である奏虎次郎は、久しぶりに友人である東後円香と鳥谷寿至と服を買いに出かけた時に自動車事故に遭遇した。死者は女子大学生一人。車の運転席に人の姿はなかった。強く興味を惹かれたたものの、所轄外の案件なので手を引かざるを得なかった。
彼は
事故の前日に発見された女性死体の捜査に注力した。明らかに他殺であったが、上司は理不尽な理由を掲げ自殺で片付けようとする。自動車事故のことも頭にあった彼はそちらの捜査に手を付けたいという思いと、責任感の間で揺れ動いたが、警察庁を退職する決意をした。
一人で捜査を進めるものの、徐々に行き詰まりはじめる。また、助けを乞えると考えていた自動車事故を担当する刑事からも、刑事を辞めたことに対する叱責を受け気持ちが落ち込んでいた。
そんな時に彼の目の前に現れたのは、友人二人だった。
警察にいては、見えないものや思考、それらを三人ならば達成できると考えた結果、彼は一つの結論に達した――
すべての事件が紐解かれる時、驚愕の事実に直面する――
『じっぴーspecial』と重複折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-01-27 09:37:20
393233文字
会話率:33%
◆目が覚めたら、体を拘束され、リムジンの中、近くには死体。
●あらすじ
常陸(ひたち)梅平(うめへい)は、気がつくと、拘束された状態で、リムジンの中にいた。運転席・助手席には、誰もいない。近くには、女子高生が一人、寝転んでいたが、彼女は、
すでに死んでいた。梅平は、なんとかして、車外に脱出しようとするが……。
●備考
本作品は、他サイトにも掲載しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-10-24 02:47:52
12137文字
会話率:11%
夜の底が濡れて、ヘッドライトに青白く映っている。
山の麓に差し掛かる頃、昨夜から降り続けた雨は小降りになっていた。運転席側の窓を少し開けると、濃く湿った新緑の香りが車内に流れ込む……
本作品は、勉強会企画「とこしえの夏唄 小説祭(
トコナツ祭)」参加作品です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-06-14 02:00:00
5311文字
会話率:35%
私は助手席に座り窓からぼんやりと外を眺めている。運転席からお父さんは、部活のことを聞いてくるがあいまいな返事を返す私は、小学生のころから描き続けてきた夢に破れたのだ。
車が走れば走るだけ、見える景色は変わっていく。だけど私は、中学卒業の
ときと何も変わらずにいた。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2016-10-24 11:49:43
2533文字
会話率:14%
無事故で運転している私。
最終更新:2016-04-20 21:24:00
243文字
会話率:0%
達也が運転席。恵が助手席。そして『私』が後部座席。その位置取りで、車は細い山道を進む。達也曰く、その山道は『出る』らしいのだが……?
最終更新:2015-03-19 14:05:10
2591文字
会話率:56%
月の架かる夜に悪路をゆく、幌つきのトラックの運転席には、黒い影がニヤリと笑う。
幌の奥には大量に積まれたガラス瓶がぼんやり光り、ぺちゃくちゃとお喋りの声が聞こえてくる。
彼は一人、トラックの荷台から足を外に投げ出して座り、月を見上げている。
彼の旅の目的とは。
月とゴーストに導かれる不安定なロマンス。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2014-11-25 17:50:34
19704文字
会話率:19%
壊した眼鏡、営業車、緩いカーブ、緩くないカーブ、助手席の私と、運転席の加納さん。
最終更新:2013-08-17 00:44:25
6230文字
会話率:43%
雨の日、仕事帰り、迎えを待っていたわたしの前で停まった一台の軽トラック。運転席に座っていたのはわたしのよく知っている、知らない男の子だった。甘酸っぱい恋愛ものになりそこねた短いお話。
*同名同人誌に収録したものです。途中表紙絵が挿絵として表
示されるのでお気をつけください。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2013-03-11 08:00:00
11458文字
会話率:14%
不幸というのは突然降り掛かってくるものでございます。いまからわたくしがお話しする物語は荒唐無稽かついわれのないものでございますが、突然不幸が降り掛かってくるという点でだけはまごうことのないこととご理解くださいませ。ある晩、男が犬をひいたので
ございます。ですが、死体がないのです。いや、頭部だけが出てきました。様子を見るため降りた後、戻った車の運転席に。ひいいいいいい。恐ろしゅうございます、恐ろしゅうございます。それからの話は定かではないのですが、男はその日を境に太っていったらしいのです。ぶくぶく、ぶくぶくと——。もしかしたら、不幸はある日突然降ってわくばかりではないのかもしれません。※短い作品です(瀬川潮ふらっと名義で別のサイトに発表したことのある作品の転載)折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2012-11-22 10:01:15
704文字
会話率:12%
雨に煙る歩道に傘を斜めにさし一人たたずむ女性、周りの景色はまるでレースのカーテンをひいたかのようにぼやけ、雨粒が当たるたび若草色の傘が規則正しいリズムを刻んでいる。タクシーの運転席で弁当をほうばりながらじっと見つめていた私は、なぜか彼女のそ
んな姿に妙に興味を引かれたのである。しかしあの時私は何がそんなに気になったのだろう? そしてその事実を知った時、私の胸は張り裂けそうになった・・・折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2011-09-05 21:22:40
9410文字
会話率:53%
ある日、私は車に轢かれてしまった。死んだと思ったが、何故か意識がある。私を轢いた車の運転席からは、優しそうな若い男の人が出てきた。そして私は、その男の人に惹かれてしまうのだった…
最終更新:2009-10-15 00:14:28
1534文字
会話率:0%